ジクジク賛歌 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

ジクジク賛歌

消えない傷が出来たなら知らない町まで歩いていこう
どこか遠くの見知らぬ町では半人半獣が舞い踊っているという
ふやけたアイス片手に、腑抜けた足取り
かつてはまっすぐ生きてた、そんな気がして
夜の灯りに蠢く蛾の群

癒えない傷が出来たなら知らない町まで歩いていこう
どこか遠くの見知らぬ町では、狂人狂宴騒ぎ回っているという
ふしだら娘相手に、ふやけた傷跡
かつてはまっすぐ恋した、この娘も
朝の光を遮る黒髪

大して痛くはないけれど、死ぬって程ではないけれど
誰にも言えない傷跡ささくれ、どこまで逃げても消え去ることは叶わない
ふざけた悪魔相手に、ファウストみたくさ
かつてはまっすぐ生きてた、そんな気がした

暗黒回帰、心の闇とか、そんなダサい言葉で
言い表されるものなら今すぐに捨て去ってしまいたい
人は皆愛されているとか、そんな安い言葉で
救われて傷が消えるものなら、こんなところを歩いちゃいない

どこかで誰かが泣いているから、楽しさ装い泣いているから
僕は行くよ、歩いて行くよ、ジクジクの傷、舐めあいに行くよ、狂ったように踊ろう、立ち止まる前に、立ち止まらなきゃ駄目なのか