小さじいっぱいのマボロシ(2)
「それで、話の方なのですが」
しびれを切らしたのであろう女は早速本題に入ろうとしたが、
「待った」
男はそれを止め、やはりじろりと女を観察した。
「ふうむ」
腰掛けた女をじっくりと見る男。またしても沈黙の時。本人がどう思っているか知らないが、興味深げに女をじろじろと見、観察し終わった男は、
「駄目だな。人間観察という点で、ホームズならあなたが何者で、どんな職につき、どのような日常を歩んでいるか察しがつくところだが、まるでわからん。やっぱりおれは探偵に向いてない」
そう言って苦笑する男。女は初めてこの男から愛嬌というものを感じた。
にやりとしたまま男は、
「では聞きましょう」
と、切り出した。
「娘を探してください。一人娘なのです。早く、早くに」
「娘さんをですか。ふうん。家出ということですか?」
「はい、おそらく、そうです」
「はあ。警察に捜索願いを出したのですか?それとも、私みたいな人間に頼る事情があるとか」
「出しました。昨日、出しました。しかし、お恥ずかしながら、娘の家出はこれまでに幾度かありまして、私は心配で心配で、その度に警察に相談していたのですが、一週間もすると娘はふらりと家に帰ってきまして。そんなことが続きましたもので警察が本気を出して捜索してくれているとは思えません」
「ははあ。なるほど。しかし、それなら今回もまたふらりと戻ってくるのではないですか?」
「なぜそんなことが言えますか!」
男の他愛ない文句に女は語気を荒げた。女の舌が次の言葉を吐く前に、
「とまあ、警察はこんな調子だと」
男はやれやれといった様子で、女のヒステリックな言動から先手をうって逃れた。
「…はい」
しゅんとなった女は続けて、
「早くみつけないと死んでしまうかもしれない」
と、つぶやいた。
「死んでしまうとは?」
この時、男は薄く、にやりと人を喰ったような笑みを浮かべたが、女は気がつかなかった。
「娘は、娘は年頃の、16歳です。親が守らなければ、物騒な社会から守らなければ」
女はうつむきながら、先程の気勢とは打って変わった憔悴しきったような声で淡々と語った。
「ただでさえ、片親だと」
「…はい」
女は小さく答えた。
「親の心子知らず、いつの世もそれは変わらぬ、か。今回はいつもの家出と違う、といった予感やなんらかの根拠でもあるのですか?」
「あります、これを」
女はそう言って、手提げカバンから携帯電話を取り出した。
「これは?」
「娘の携帯電話です」
「ほう。娘さんの」
「今まで携帯電話を置いて家を出ることはありませんでしたから、私今回こそ、何か重大なものに巻き込まれていやしないかと」
「ははあ、携帯を。それは何かあるかわかりませんね。どれ」
イザマは携帯電話閲覧の許しも取らずに女から携帯電話を取り上げ、ポチポチといじりだした。
「ふうん。さらっぴんになってますね。アドレス帳やらメール履歴やらなんやらが」
「私に見られたくないのでしょう。普段から学校のことや友達のことを私に話しませんでしたから」
「ふうん」
ポチポチといじりながら男は語りかける。
「昨日警察に届け出を出したのですよね?」
「はい」
「娘さんはいつ家を出たのですか?」
「おとついです。おとついの学校から帰ってきません」
「一昨日、それはまた」忙しないこって、喉まで上がった言葉を言いかけて男は飲み込んだ。またヒステリックになられても困る。
「ふうん」
鼻を鳴らして男はポチポチといじり続けている。
「あの、探偵さん」
「なんですか?」
男は携帯電話から視線を外さない。
「あの、何か書類などを書かなくていいのですか?確か法律で」
「ほう、よくご存知で」
「先程、カモメエージェンシーで聞きましたから」
「なるほどね。荻原さんはうちに関して何か言ってませんでしたか?」
「はあ。恥ずかしい話ですが、私お金をあまり持っていませんものですから」
「それは、まあ、あなたのような環境ではよくある話ですねえ」
「あちらでは、その」
「高過ぎた、と」
「しかし、私は夫の残した家を売ってでも!」
「ああいや、別に責めているわけではないのであしからず。それで、値段のことしか聞いてませんか?」
無表情で男は携帯電話をいじり続ける。
「…はい、こちらでは安く引き受けてもらえると。あの、こちらは探偵事務所でよろしいのでしょうか」
その質問に男は、
「違いますよ」
と、答えた。女は驚きと訝しの表情をたたえた。
「2007年に探偵業に関する法整備がありましてね。探偵業者は国に届け出を出さなきゃならなくなりまして」
「ええ」
「届け出を出さないと訊き込みをしたりしちゃいけなくなってしまった。さっき言った書類やらなんやらも。まあ、こっちは元から道楽で探偵の看板を掲げただけでしてね。元から開店休業状態だったのですが、面倒くさいのでそれを機にすっぱり足を洗いました。ほら、ここももぬけの殻でしょ?窓ガラスにはまだ探偵の文字が残ってますけどね。ふふん」
この男を頼って大丈夫なのだろうか、女の当然な思考を察知するのもまた当然。
「いつもなら、このあたりで私を探偵だと勘違いしたお客さんには帰ってもらうのですがね。あなたさっき怒っている男に会いませんでしたか?」
「会いました」
先程階段で出会った男がなぜあれほど怒り狂っていたのかを女は理解した。
「ははは、怒ってましたねえ。一方的に彼がペチャクチャと家庭の恥部を話してただけなのですけどねえ。私は話を聞いていただけで。しかし、あなたの場合、私も、その荻原さんって人には弱みを握られてましてね。まあ、ですから、お金については依頼に成功したあかつきに、謝礼ということでいいですよ。交通費とか、必要経費だけでね。知人に捜索を協力してもらったといった形ですかね。私に不安があるなら、お金を工面して他にも頼むといいでしょう」
「はあ」
「ところで、あなたのお名前は?ああ、私は、イザマと申します、どうも」
イザマは携帯電話を見ながら軽く頭を下げた。
「私は、原田敏子です。あの、お名刺などを戴けませんでしょうか」
「ああ、そんなものはありませんからお気になさらずに」
「はあ」
「生年月日は?西暦で」
「19XX年の6月8日です」
「それと血液型は?」
「血液型?A型ですが」
「A型ねえ。おっ」
「あの、何か」
イザマはにんまりした。
「良かったですね原田さん」
「は?」
「今日の運勢いいですよ。しかも、探し物が見つかる、ときてます。ほら」
そう言ってイザマは携帯電話を敏子に差し出した。画面には占いサイトが映っていた。
「あなた!なんなのですか!」
さすがに憤然とする敏子にイザマは、
「いやね、何かわかるかなとこの携帯の前回表示画面をさかのぼっていたら、占いサイトに行き着きまして」
「あまりに馬鹿げてます!いい加減にしてください!依頼は受けてくださるんでしょう!?」
「まあ、ボチボチとさせていただきますよ」
のっぺりしたイザマの口調に、
「そんな!早く!早くしてください!アカリが死んでしまったらどうするんですか!」
と、とうとう激昂に達した敏子。しかしイザマは変わらずに携帯電話をいじっている。
「まあまあ、落ち着いてくださいよ。あっと、そうだ。お茶か何か飲みますか?おーい!高梨君!」
この事務所にイザマの他に誰かがいたなんて、敏子は思いもよらなかったらしく、恥ずかしさが込み上げてきたのか、またしてもしゅんと小さくなった。
「今、手が離せません!」
部屋の奥から若い女性の声が聞こえた。敏子は驚いたのかびくりと身を揺らした。
「しょうがないな。ああ、今のは、まあ、助手ってところですかね。ふふん」
そう言ってイザマは立ち上がると、携帯電話を持ったまま奥へ、おそらくは入口で左右に別れた廊下の右の部屋へと続いているであろう扉の中に消えていった。
「きゃあ。なんで入ってくるんですか!」
「しょうがないじゃないか。少しは話の流れから推察出来ただろうに。しかし、君はまた…」
「見ないでよ!」
「はいはい」
イザマと女との会話が漏れ聞こえる。ということはイザマと敏子との会話も壁向こうの女には聞こえていたということだ。
「お待たせしちゃって」
しばらくして出てきたイザマの腕にはアイスコーヒーが握られていた。
席に着くとイザマは、
「おもしろいことがわかりましたよ」
と、言った。
「おもしろいこと?」
「ええ、先程の占いサイトなのですがね」
「占いサイトに…何か手掛かりでも?」
「ふふん。いやね、私自身も占ってみたのですが、運勢は最悪で、しかも、探し物は見つからず、ときた。これはどういうことになるんでしょうかねえ」
怒りでわなわなと拳を震わせる敏子。顎の下の肉もプルプルと震えている。
「おっと、怒らないでくださいよ。では、当の娘さん、アカリさんですか。アカリさんの写真か何か持ってきてますよね?」
敏子はぶっきらぼうにカバンから数枚の写真を出した。
「ふうん。きれいな娘さんですね。なるほど。これは心配になるわけだ。これは最近の写真ですか?化粧をあまりしていませんね?化粧をした写真ありますか?女性は化粧で変わりますからね。ましてや、家出するぐらい、携帯電話を捨て去ってまで家出をするぐらいですから。変身願望、脱皮願望といいますか、普段と180度違う格好や化粧をしている可能性がある。まあ、ともかく、一度娘さんの部屋を見せてもらいたいですね。これを飲み終わったら早速行きましょうか。早い解決を願っておられるのですよね。娘さんのことは道すがら聞きましょう。なに、私はこう見えて根は真面目な人間なのですよ」
続
しびれを切らしたのであろう女は早速本題に入ろうとしたが、
「待った」
男はそれを止め、やはりじろりと女を観察した。
「ふうむ」
腰掛けた女をじっくりと見る男。またしても沈黙の時。本人がどう思っているか知らないが、興味深げに女をじろじろと見、観察し終わった男は、
「駄目だな。人間観察という点で、ホームズならあなたが何者で、どんな職につき、どのような日常を歩んでいるか察しがつくところだが、まるでわからん。やっぱりおれは探偵に向いてない」
そう言って苦笑する男。女は初めてこの男から愛嬌というものを感じた。
にやりとしたまま男は、
「では聞きましょう」
と、切り出した。
「娘を探してください。一人娘なのです。早く、早くに」
「娘さんをですか。ふうん。家出ということですか?」
「はい、おそらく、そうです」
「はあ。警察に捜索願いを出したのですか?それとも、私みたいな人間に頼る事情があるとか」
「出しました。昨日、出しました。しかし、お恥ずかしながら、娘の家出はこれまでに幾度かありまして、私は心配で心配で、その度に警察に相談していたのですが、一週間もすると娘はふらりと家に帰ってきまして。そんなことが続きましたもので警察が本気を出して捜索してくれているとは思えません」
「ははあ。なるほど。しかし、それなら今回もまたふらりと戻ってくるのではないですか?」
「なぜそんなことが言えますか!」
男の他愛ない文句に女は語気を荒げた。女の舌が次の言葉を吐く前に、
「とまあ、警察はこんな調子だと」
男はやれやれといった様子で、女のヒステリックな言動から先手をうって逃れた。
「…はい」
しゅんとなった女は続けて、
「早くみつけないと死んでしまうかもしれない」
と、つぶやいた。
「死んでしまうとは?」
この時、男は薄く、にやりと人を喰ったような笑みを浮かべたが、女は気がつかなかった。
「娘は、娘は年頃の、16歳です。親が守らなければ、物騒な社会から守らなければ」
女はうつむきながら、先程の気勢とは打って変わった憔悴しきったような声で淡々と語った。
「ただでさえ、片親だと」
「…はい」
女は小さく答えた。
「親の心子知らず、いつの世もそれは変わらぬ、か。今回はいつもの家出と違う、といった予感やなんらかの根拠でもあるのですか?」
「あります、これを」
女はそう言って、手提げカバンから携帯電話を取り出した。
「これは?」
「娘の携帯電話です」
「ほう。娘さんの」
「今まで携帯電話を置いて家を出ることはありませんでしたから、私今回こそ、何か重大なものに巻き込まれていやしないかと」
「ははあ、携帯を。それは何かあるかわかりませんね。どれ」
イザマは携帯電話閲覧の許しも取らずに女から携帯電話を取り上げ、ポチポチといじりだした。
「ふうん。さらっぴんになってますね。アドレス帳やらメール履歴やらなんやらが」
「私に見られたくないのでしょう。普段から学校のことや友達のことを私に話しませんでしたから」
「ふうん」
ポチポチといじりながら男は語りかける。
「昨日警察に届け出を出したのですよね?」
「はい」
「娘さんはいつ家を出たのですか?」
「おとついです。おとついの学校から帰ってきません」
「一昨日、それはまた」忙しないこって、喉まで上がった言葉を言いかけて男は飲み込んだ。またヒステリックになられても困る。
「ふうん」
鼻を鳴らして男はポチポチといじり続けている。
「あの、探偵さん」
「なんですか?」
男は携帯電話から視線を外さない。
「あの、何か書類などを書かなくていいのですか?確か法律で」
「ほう、よくご存知で」
「先程、カモメエージェンシーで聞きましたから」
「なるほどね。荻原さんはうちに関して何か言ってませんでしたか?」
「はあ。恥ずかしい話ですが、私お金をあまり持っていませんものですから」
「それは、まあ、あなたのような環境ではよくある話ですねえ」
「あちらでは、その」
「高過ぎた、と」
「しかし、私は夫の残した家を売ってでも!」
「ああいや、別に責めているわけではないのであしからず。それで、値段のことしか聞いてませんか?」
無表情で男は携帯電話をいじり続ける。
「…はい、こちらでは安く引き受けてもらえると。あの、こちらは探偵事務所でよろしいのでしょうか」
その質問に男は、
「違いますよ」
と、答えた。女は驚きと訝しの表情をたたえた。
「2007年に探偵業に関する法整備がありましてね。探偵業者は国に届け出を出さなきゃならなくなりまして」
「ええ」
「届け出を出さないと訊き込みをしたりしちゃいけなくなってしまった。さっき言った書類やらなんやらも。まあ、こっちは元から道楽で探偵の看板を掲げただけでしてね。元から開店休業状態だったのですが、面倒くさいのでそれを機にすっぱり足を洗いました。ほら、ここももぬけの殻でしょ?窓ガラスにはまだ探偵の文字が残ってますけどね。ふふん」
この男を頼って大丈夫なのだろうか、女の当然な思考を察知するのもまた当然。
「いつもなら、このあたりで私を探偵だと勘違いしたお客さんには帰ってもらうのですがね。あなたさっき怒っている男に会いませんでしたか?」
「会いました」
先程階段で出会った男がなぜあれほど怒り狂っていたのかを女は理解した。
「ははは、怒ってましたねえ。一方的に彼がペチャクチャと家庭の恥部を話してただけなのですけどねえ。私は話を聞いていただけで。しかし、あなたの場合、私も、その荻原さんって人には弱みを握られてましてね。まあ、ですから、お金については依頼に成功したあかつきに、謝礼ということでいいですよ。交通費とか、必要経費だけでね。知人に捜索を協力してもらったといった形ですかね。私に不安があるなら、お金を工面して他にも頼むといいでしょう」
「はあ」
「ところで、あなたのお名前は?ああ、私は、イザマと申します、どうも」
イザマは携帯電話を見ながら軽く頭を下げた。
「私は、原田敏子です。あの、お名刺などを戴けませんでしょうか」
「ああ、そんなものはありませんからお気になさらずに」
「はあ」
「生年月日は?西暦で」
「19XX年の6月8日です」
「それと血液型は?」
「血液型?A型ですが」
「A型ねえ。おっ」
「あの、何か」
イザマはにんまりした。
「良かったですね原田さん」
「は?」
「今日の運勢いいですよ。しかも、探し物が見つかる、ときてます。ほら」
そう言ってイザマは携帯電話を敏子に差し出した。画面には占いサイトが映っていた。
「あなた!なんなのですか!」
さすがに憤然とする敏子にイザマは、
「いやね、何かわかるかなとこの携帯の前回表示画面をさかのぼっていたら、占いサイトに行き着きまして」
「あまりに馬鹿げてます!いい加減にしてください!依頼は受けてくださるんでしょう!?」
「まあ、ボチボチとさせていただきますよ」
のっぺりしたイザマの口調に、
「そんな!早く!早くしてください!アカリが死んでしまったらどうするんですか!」
と、とうとう激昂に達した敏子。しかしイザマは変わらずに携帯電話をいじっている。
「まあまあ、落ち着いてくださいよ。あっと、そうだ。お茶か何か飲みますか?おーい!高梨君!」
この事務所にイザマの他に誰かがいたなんて、敏子は思いもよらなかったらしく、恥ずかしさが込み上げてきたのか、またしてもしゅんと小さくなった。
「今、手が離せません!」
部屋の奥から若い女性の声が聞こえた。敏子は驚いたのかびくりと身を揺らした。
「しょうがないな。ああ、今のは、まあ、助手ってところですかね。ふふん」
そう言ってイザマは立ち上がると、携帯電話を持ったまま奥へ、おそらくは入口で左右に別れた廊下の右の部屋へと続いているであろう扉の中に消えていった。
「きゃあ。なんで入ってくるんですか!」
「しょうがないじゃないか。少しは話の流れから推察出来ただろうに。しかし、君はまた…」
「見ないでよ!」
「はいはい」
イザマと女との会話が漏れ聞こえる。ということはイザマと敏子との会話も壁向こうの女には聞こえていたということだ。
「お待たせしちゃって」
しばらくして出てきたイザマの腕にはアイスコーヒーが握られていた。
席に着くとイザマは、
「おもしろいことがわかりましたよ」
と、言った。
「おもしろいこと?」
「ええ、先程の占いサイトなのですがね」
「占いサイトに…何か手掛かりでも?」
「ふふん。いやね、私自身も占ってみたのですが、運勢は最悪で、しかも、探し物は見つからず、ときた。これはどういうことになるんでしょうかねえ」
怒りでわなわなと拳を震わせる敏子。顎の下の肉もプルプルと震えている。
「おっと、怒らないでくださいよ。では、当の娘さん、アカリさんですか。アカリさんの写真か何か持ってきてますよね?」
敏子はぶっきらぼうにカバンから数枚の写真を出した。
「ふうん。きれいな娘さんですね。なるほど。これは心配になるわけだ。これは最近の写真ですか?化粧をあまりしていませんね?化粧をした写真ありますか?女性は化粧で変わりますからね。ましてや、家出するぐらい、携帯電話を捨て去ってまで家出をするぐらいですから。変身願望、脱皮願望といいますか、普段と180度違う格好や化粧をしている可能性がある。まあ、ともかく、一度娘さんの部屋を見せてもらいたいですね。これを飲み終わったら早速行きましょうか。早い解決を願っておられるのですよね。娘さんのことは道すがら聞きましょう。なに、私はこう見えて根は真面目な人間なのですよ」
続