ふてくされた男 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

ふてくされた男

ふてくされたよ。僕はおあずけ、
食らった犬みたく、下を見て歩いている。
頭痛いよ。空は夕暮れ、
染まったさりげなく、見上げてないけど。
あー、どうせ人生下り坂でしょ?二度と上向くことないでしょ?
そう、負け犬の人生誕生がMAX。転げ落ちるしかないでしょ?
僕を止めろよ。君が、止めてみせろよ。
とめどない憂鬱、やりきれぬ唯一。
やり残しているものは出逢うことだけさ、君と、だからさ。
時間が長すぎるよ。時計はチクタク。
ぐるぐる回る回る。僕を運び消えて無くなれ。
お腹痛いよ。無茶な食い合わせだけど、
うなぎに梅干し、本当は相性いいんだぜ。だから、
あー、君と僕、しょうもない僕だけど実は、意外に案外いいよ絶対。
そう、まばゆいきらきらと半月の、半分が薄く浮かび上がってさ。
坂道ころころ。ドツボのドッペり。崖っぷちに咲く花。断崖に息吹く蘭。取りに行くため転がり落ちた人間。グレートジャーニーの行き着いた先から、船に乗って旅出た人達はどこへ消えた。止められる事なき世界へ旅出た。ブレーキの効かない欠陥リコール効かない精神。止めよ。君が。僕を。僕だけを。
君がいるから、僕は、死ななくない?
やるせない生命力!ときめけこの恋心!
共になるから、二人は、宇宙へも行けるね。
半月の半分は薄く照らすよ。君の横顔反射して僕。影じゃないのさ。
ふてくされ目の男は、ラブレター綴る古い教会で。
彼女は長い風呂に入ってさ、ラブレターを読んだ。
それから雑誌を手にとって、汗かいて楽しむ半身浴。
捨てられたふにゃふにゃの、ラブレター見つけたごみ収集所。
またふてくされた男は、次の出逢い探り歩いた。昨日さ。




手ぇ抜いてんなぁ。