おざなりに乳首をなめていやしませんか? | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

おざなりに乳首をなめていやしませんか?

我ながらなんたることだ。ああ、いや、こちらの話(当たり前のことである)。いやね、実はワタクシ、今年からヤキュウなるものを好きになることにしたのだ。わははははははは、どうだ。ヤキュウだってヤキュウ。この人バカじゃないかしら?それともバカなのかしら?いえいえ、やっぱりバカなのかしら?ええい、みなまで言うな。みなまで。

とにもかくにも好意の目を向けて野球を観ることにしようと思っている。実は数年前から晩酌の友としてちょくちょくぼんやりとながらテレビ観戦していたのだが、野球が好きなのかどうか、おれ自身もよくわからない。ただ、晩酌の友としてはなかなか優秀なやつで、サッカーには無い独特のゆったりした間、今話題の15秒ルールから見て取れるように動作がいちいち止まることや攻守交代時のトイレタイム、緩と急があるので、アテをつまみながらの晩酌にはもってこいなことに気がついた。頻繁に観ていればイヤでもイヤという程野球の情報が己の中に蓄積され、少し、今日の試合はアレだからなどと楽しみになってきてしまってイヤになってしまった。野球が好きだなんておれの美意識、アイデンティティに反する厭なもんだ。このジレンマに揺れたこのオフシーズン。ええい、めんどくさい、と白旗を振ってみた次第である。

思えばおれは天邪鬼なところ、隠さずに云えば天邪鬼に憧れを抱いている小心者であり、みんながやっているものにさほど興味がない。小生が小学生だった頃、ミニ四駆やバトル鉛筆等が流行ったものだがおれは全く好きになれなかったしそれらの道具一切を親にねだったりしなかった。言っておくが決して友達がいなかったわけではない。好きになるものは決まって斜陽になった、なりつつあるものたちで、退廃美が好き、と言えなくもあるまい。また、どうやらおれは退廃を嗅ぎ分けて自ら近付いていくみたいだ。たとえば、好きになったバンドが明らかに金銭面の厳しさからインディーズに活動の場を移したり活動停止したり解散したり、好きになった作家が好きになったあとすぐに死んだり、セガサターンをチョイスしたり、この嫌煙社会でタバコは吸うわ、酒を飲んで暴れるわ、就職難だっつうのに退職するわ、東京から竹ノ塚に帰って来ちゃうわでもうお腹いっぱいである。たくさんいそうだなこんな奴。そして昨今の野球離れをおれは嗅ぎつけちゃったわけである。今年も地上波テレビの放送数は減る一方であるというのに。難儀なものだ。

関係ないがちょっと言ってみようか。ワタクシは野球が好き。ああ、我が身を恥じることこの上なし。さて、野球好きになるにあたり、問題が生じている。君はどの球団のファンなの?、だ。おれ別に無い。東京在住であるからしてタダで野球を観ようとすれば必然的に巨人の試合をテレビで観ることになるが、おれが巨人を好きになるわけがないのである。困った。ただ野球を観てるのが好き、でもいいのだが、好きな球団があった方が楽しいに決まっている。好きになったチームの二軍の試合を観て有望株に唾をつけ、えっへへ、あいつおれ二軍の時から目星つけてたんだぜ、とかうざいこと言ってみたい。ならばどこを好きになろうか。せっかく今から好きになるのだからやはり気軽に試合を観に行ける近場のチームがいいだろう。ソフトバンクなどを好きになっても辛いだけだ。近場の球団というと、巨人、ヤクルト、横浜、西武、ロッテ、か。うーむ。消去法で選ぶと、巨人が消え、ロッテもなんか千葉千葉してて怖いから消え、西武は、昨シーズン優勝してるからそれでファンになったと思われたら大変遺憾だからこれから好きになるわけにはいかないからから、これまた消え、
残ったのはヤクルトと横浜。うーむ。ヤクルトと横浜のどちらか、か…。ヤクルトと横浜…の…。

しかし、好きになろうとしているものを消去法で選ぶのは如何なものかとおれは思うね。あ、WBCはどうでもいいです。そして、プロならちゃんと乳首をなめて欲しい。おれの乳首きれいじゃん。おれの乳首きれいじゃん!おれだけ舌かっさかさにしてるじゃん!ちくしょう。そしてそして、ちょっとした柑橘類みたいな乳首(野球帽のてっぺんについてるあれみたいな乳首)のこと“ボン乳首”ってみんな言うよね?言うよね?言うでしょ?出てこない。出てこないの。グーグルで検索しても出てこないの。どうしよう。どうしようじゃねえよ。