ボツ台本サンタという名のチョコレート
サンタって凄いよな。だって煙突から入ってくるんだぜ?ちんこでいうなら尿道から入って、ってなんかすごい罪悪感。
『お前んちのサンタ事情はどうだった?』
「サンタ事情?」
『サンタの存在をどうしてたか』
「ああ、サンタの親バレとかね」
『親バレってお前。どっちかっていったら子バレだろ?サンタの親バレってどういうこと?』
「確かに親バレじゃないな」
『そういうこと聞いてんじゃねえよ!お前はすぐそうやって逃げやがる。サンタの親バレってどういうこと?って聞いてんの!』
「いいだろ!なんとなく言っちゃったんだよ!」
『通用しないねそんなこと!ふざけんなよ!』
「ふざけてはいないよ」
『まただよ!何々してはいないよ、パターン。含みを持たせて保身かよ!殺人犯が殺してはいないって言ってるのと同じなんだよ!ただなんとなくやっちゃいました、で、罪が軽くなると思ってやがる!』
「ああもうわかったよ!あれだよ、サンタの親バレだろ?サンタがサンタの親の財布から金パクってんのバレたんだよ!あいつら寿命無限だからサンタの親もまだ生きてるだろ。でもその金で世界中の子供達にプレゼントを買ってるから怒っていいものかどうかっていう」
『…しかし、子バレってちょっと悲しさあるよな』
「結局無視かよ!じゃあどうでもよかっただろ!」
『熟女ものってことだろ?』
「まあ、そうなるわなぁ」
『しかもクリスマスに』
「クリスマスかどうかは関係ないだろ!それにまあ、バレるのはAVとかエロ本に限ったもんじゃねぇし。風俗とか」
『似たようなもんだろ』
「不倫とか」
『似たようなもんだろ』
「まあ、借金とか」
『似たようなもんだろ』
「似てねえだろ!」
『いや、借金のかたに体を売らざるを得なかったんだろ?』
「おれに聞くな!AVの観すぎだ」
『いや、AVの観すぎじゃなくて、AVの終わりとかについてるAVの新作情報の観すぎなんだよ』
「それこそ似たようなもんだろ!」
『全然違うだろ!前者は熟女AVを観てるってことだろ!?ふざけんなよ!おれは観てない!ただし抜きどころではあった!』
「じゃあやっぱり似たようなもんだろ!ただ恥ずかしくて熟女AV買ったり借りれないだけじゃねえかよ!」
『熟女っつっても美熟女だから、本物の熟女好きから見たら外道なんだよ』
「端から見りゃ似たようなもんだよ!」
『お前なぁ、車で言うならただの中古車とクラシックカーぐらい違うだろ。まあどっちがクラシックカーかはわからねえが』
「じゃあ喩えんなよ!」
『そういや、あの時はびびったなぁ』
「なんだよ」
『いや子バレの話、子供の頃、中三だな、朝起きて何気なく居間のテレビをつけたらビデオが流れてさ』
「ああ、親のAVな」
『それならいいんだよ別に。おれは思春期の子供じゃねえんだから』
「中三っつったら思春期の子供だろ!知ってるか?金八先生って中三の話だからな!」
『だって幼稚園ぐらいの時から親のエロ本見てたから』
「じゃあいいわ。うん。じゃあいい」
『でもさ、違ったんだよ。出てたんだよ母親が』
「まじかよ!?そりゃ朝からびびるな」
『おれを連れてさ』
「お前を連れて!?最悪じゃねえか!」
『グラサンをかけたいかつい男優に詰め寄られる母親とおれ』
「うわぁ、観たくねえなぁ。思春期にそんなん観たらおれ」
『勃っちゃうよな』
「勃たねえよ!いや、ひょっとしたら…やっぱ無理だろ勃たねえよ!母親だろ!?」
『当たり前だろ!想像すんな気持ち悪い!』
「すまん」
『詰め寄られて泣き叫ぶおれ』
「だろうなそりゃ」
『にやける母親』
「なんでだよ!ってもうね」
『惨々たる心境の中ビデオは事務的に再生され続けた。ビデオの終わりにグラサンが言うんだ』
「もうみんなわかってるけどね」
『明日も観てくれるかな?いいとも!』
「やっぱりだぁ!やっぱりいいとも!出演だ!まぁよかったよ」
『よくねえよ!中三の時初めてそのこと知ったんだぜ!?なんで黙ってた!?』
「知らねえよ。おれに聞くなよ」
『おれタモリに泣かされたことあったんだぜ!?』
「すげーじゃねえかよ」
『どの面下げて生きていきゃいいんだよ!』
「普通に生きろ!タモリさんに結果的に泣かされた子供なんてたくさんいるだろ!つうか黙ってりゃバレねえよ!」
『その日から不登校』
「なんでだよ、きっかけおかしいだろ」
『僕はひきこもりになり、そして毎日のようにタモリを観る日々』
「観るのかよ」
『父さん』
「タモリさんはお前の父親じゃねえ!」
『母さん?』
「なわきゃない」
『そうですね』
「悪い、おれが調子にのった」
『ひょっとしてグラサンお化け?』
「今のとこそれが一番近いよ!」
『ああ、サンタさんか』
「クリスマス特大号かよ!」
『さて、サンタ事情ですが』
「得意気になってんじゃねえぞ!かなり無理矢理だからな!」
『携帯で、だから、って打つと予測変換にDAKARAって出てうざい』
「はい」
『おれんちは後回しにして、お前んちは一人っ子だからどうせ小四か小五あたりでネタバレだろ?』
「その通りだよ!」
『つまんねえ親だな』
「うるせえ!親の悪口言うな!普通の親だろ!」
『具体的には?』
「具体的?まあサンタを信じていた頃は、あれだよ、起きたら枕元にプレゼントが置いてあるパターン。欲しい物を書いておけってことでサンタさんに」
『タモリさんに』
「……サンタさんに手紙書いてな。で、笑っちゃうんだけど、サンタが来た証拠とかいって次の日その手紙にはサンタの判子が押してあんだよ、スタンプとか洒落てるものじゃなくて、三文判で中三の三に太いで三太って」
『…手紙っていえば』
「おい!一応サンタの判子ってなんだよって言えよ!サンタだぜ!おかしいだろ!メタボな白人の老人が判子押すかよ!しかも漢字!毒蝮三太夫かよ!みたいな!」
『手紙といえばおれのじいさんはおれが小さい頃死んだんだけど』
「無視かよ!」
『死んで一年ぐらいしたあたりかな、死んだじいさんに手紙を書こうキャンペーンが家庭内で起こって、おれ書かされたんだよ』
「それってお前がじいさん死んで塞ぎ込んでたからとか?」
『全然』
「ああ、あっそう」
『じいさんとは同居してたんだけど、長いこと寝たきりで、暇だからってんですぐにおれを呼ぶのよ。○○!○○!って感じで。それがたまらなく嫌だった』
「嫌だったのかよ」
『あれだよ。猫が子供嫌いなわけと一緒』
「おい!悲しいだろそれ!」
『今考えれば、優しいじいさんだったけど、当時はうざい人だなってぐらいにしか思ってなかった。江戸っ子で口も悪かったから怖かったしさ。だから手紙に書く内容なんて思いつかなかった。全部母親が言ったこと書いてな』
「悲しいよ!浮かばれねえよ!じいさん」
『で、その手紙を仏壇に置いとくと、次の日に返事がくるわけ。ちょっとしたオカルト』
「オカルトって言うな!いい話じゃねえか!」
『もう怖くて怖くて。泣き叫んだ』
「なんていうか純粋な子供だな!」
『明日も書いてくれるかな?いいともおぉぉ!(涙声)』
「じいさんあの世で泣いてるぞ」
『まあ、子供でもその返事をばあさんが書いてるぐらいは察しつくだろ?』
「まあ、なんともいえんが」
『サンタより無理あるからな』
「まあな」
『書いた手紙に判子押すってどういうこと?』
「今更かよ!もういいよ」
『で、手紙を母親が書いて、その返事をばあさんが書いてる、子供心に予定調和を意識したよ』
「そこだけ聞くと嫁と姑の骨肉の争いみたいだな」
『その秘密を知ってるのは、そう、サンタさんだけですね。うちのサンタ事情は』
「無理矢理すぎるだろ!まあいいやもう」
『うちの場合サンタは最初っからいなかったな。うちの場合というかおれの場合かな。おれ兄と姉がいるから。おれが小一の時兄が中一で姉が小五、もうサンタって歳じゃないからね。例え親がサンタの秘密を隠しても兄弟から、特に姉からバラされるだろ』
「そういうのはあるかもな」
『だから物心ついた時既にクリスマスには親と一緒にプレゼント買いに行ってたな』
「まあプレゼントがある分いいよな。サンタなんかいないからプレゼントはありませんにならなくて」
『いい子だったからね』
「どっちつかずなこと言うな!」
『で、プレゼント買ってもらったら、靴下に入れて枕元に置いて寝るんだ』
「その日にはあけないんだ。一応クリスマスなんだな」
『で、次の日、朝起きたらじいさんが死んでた。犯人はサンタだ!』
「さようなら」
終わり。クリスマスは法事でしたね。
『お前んちのサンタ事情はどうだった?』
「サンタ事情?」
『サンタの存在をどうしてたか』
「ああ、サンタの親バレとかね」
『親バレってお前。どっちかっていったら子バレだろ?サンタの親バレってどういうこと?』
「確かに親バレじゃないな」
『そういうこと聞いてんじゃねえよ!お前はすぐそうやって逃げやがる。サンタの親バレってどういうこと?って聞いてんの!』
「いいだろ!なんとなく言っちゃったんだよ!」
『通用しないねそんなこと!ふざけんなよ!』
「ふざけてはいないよ」
『まただよ!何々してはいないよ、パターン。含みを持たせて保身かよ!殺人犯が殺してはいないって言ってるのと同じなんだよ!ただなんとなくやっちゃいました、で、罪が軽くなると思ってやがる!』
「ああもうわかったよ!あれだよ、サンタの親バレだろ?サンタがサンタの親の財布から金パクってんのバレたんだよ!あいつら寿命無限だからサンタの親もまだ生きてるだろ。でもその金で世界中の子供達にプレゼントを買ってるから怒っていいものかどうかっていう」
『…しかし、子バレってちょっと悲しさあるよな』
「結局無視かよ!じゃあどうでもよかっただろ!」
『熟女ものってことだろ?』
「まあ、そうなるわなぁ」
『しかもクリスマスに』
「クリスマスかどうかは関係ないだろ!それにまあ、バレるのはAVとかエロ本に限ったもんじゃねぇし。風俗とか」
『似たようなもんだろ』
「不倫とか」
『似たようなもんだろ』
「まあ、借金とか」
『似たようなもんだろ』
「似てねえだろ!」
『いや、借金のかたに体を売らざるを得なかったんだろ?』
「おれに聞くな!AVの観すぎだ」
『いや、AVの観すぎじゃなくて、AVの終わりとかについてるAVの新作情報の観すぎなんだよ』
「それこそ似たようなもんだろ!」
『全然違うだろ!前者は熟女AVを観てるってことだろ!?ふざけんなよ!おれは観てない!ただし抜きどころではあった!』
「じゃあやっぱり似たようなもんだろ!ただ恥ずかしくて熟女AV買ったり借りれないだけじゃねえかよ!」
『熟女っつっても美熟女だから、本物の熟女好きから見たら外道なんだよ』
「端から見りゃ似たようなもんだよ!」
『お前なぁ、車で言うならただの中古車とクラシックカーぐらい違うだろ。まあどっちがクラシックカーかはわからねえが』
「じゃあ喩えんなよ!」
『そういや、あの時はびびったなぁ』
「なんだよ」
『いや子バレの話、子供の頃、中三だな、朝起きて何気なく居間のテレビをつけたらビデオが流れてさ』
「ああ、親のAVな」
『それならいいんだよ別に。おれは思春期の子供じゃねえんだから』
「中三っつったら思春期の子供だろ!知ってるか?金八先生って中三の話だからな!」
『だって幼稚園ぐらいの時から親のエロ本見てたから』
「じゃあいいわ。うん。じゃあいい」
『でもさ、違ったんだよ。出てたんだよ母親が』
「まじかよ!?そりゃ朝からびびるな」
『おれを連れてさ』
「お前を連れて!?最悪じゃねえか!」
『グラサンをかけたいかつい男優に詰め寄られる母親とおれ』
「うわぁ、観たくねえなぁ。思春期にそんなん観たらおれ」
『勃っちゃうよな』
「勃たねえよ!いや、ひょっとしたら…やっぱ無理だろ勃たねえよ!母親だろ!?」
『当たり前だろ!想像すんな気持ち悪い!』
「すまん」
『詰め寄られて泣き叫ぶおれ』
「だろうなそりゃ」
『にやける母親』
「なんでだよ!ってもうね」
『惨々たる心境の中ビデオは事務的に再生され続けた。ビデオの終わりにグラサンが言うんだ』
「もうみんなわかってるけどね」
『明日も観てくれるかな?いいとも!』
「やっぱりだぁ!やっぱりいいとも!出演だ!まぁよかったよ」
『よくねえよ!中三の時初めてそのこと知ったんだぜ!?なんで黙ってた!?』
「知らねえよ。おれに聞くなよ」
『おれタモリに泣かされたことあったんだぜ!?』
「すげーじゃねえかよ」
『どの面下げて生きていきゃいいんだよ!』
「普通に生きろ!タモリさんに結果的に泣かされた子供なんてたくさんいるだろ!つうか黙ってりゃバレねえよ!」
『その日から不登校』
「なんでだよ、きっかけおかしいだろ」
『僕はひきこもりになり、そして毎日のようにタモリを観る日々』
「観るのかよ」
『父さん』
「タモリさんはお前の父親じゃねえ!」
『母さん?』
「なわきゃない」
『そうですね』
「悪い、おれが調子にのった」
『ひょっとしてグラサンお化け?』
「今のとこそれが一番近いよ!」
『ああ、サンタさんか』
「クリスマス特大号かよ!」
『さて、サンタ事情ですが』
「得意気になってんじゃねえぞ!かなり無理矢理だからな!」
『携帯で、だから、って打つと予測変換にDAKARAって出てうざい』
「はい」
『おれんちは後回しにして、お前んちは一人っ子だからどうせ小四か小五あたりでネタバレだろ?』
「その通りだよ!」
『つまんねえ親だな』
「うるせえ!親の悪口言うな!普通の親だろ!」
『具体的には?』
「具体的?まあサンタを信じていた頃は、あれだよ、起きたら枕元にプレゼントが置いてあるパターン。欲しい物を書いておけってことでサンタさんに」
『タモリさんに』
「……サンタさんに手紙書いてな。で、笑っちゃうんだけど、サンタが来た証拠とかいって次の日その手紙にはサンタの判子が押してあんだよ、スタンプとか洒落てるものじゃなくて、三文判で中三の三に太いで三太って」
『…手紙っていえば』
「おい!一応サンタの判子ってなんだよって言えよ!サンタだぜ!おかしいだろ!メタボな白人の老人が判子押すかよ!しかも漢字!毒蝮三太夫かよ!みたいな!」
『手紙といえばおれのじいさんはおれが小さい頃死んだんだけど』
「無視かよ!」
『死んで一年ぐらいしたあたりかな、死んだじいさんに手紙を書こうキャンペーンが家庭内で起こって、おれ書かされたんだよ』
「それってお前がじいさん死んで塞ぎ込んでたからとか?」
『全然』
「ああ、あっそう」
『じいさんとは同居してたんだけど、長いこと寝たきりで、暇だからってんですぐにおれを呼ぶのよ。○○!○○!って感じで。それがたまらなく嫌だった』
「嫌だったのかよ」
『あれだよ。猫が子供嫌いなわけと一緒』
「おい!悲しいだろそれ!」
『今考えれば、優しいじいさんだったけど、当時はうざい人だなってぐらいにしか思ってなかった。江戸っ子で口も悪かったから怖かったしさ。だから手紙に書く内容なんて思いつかなかった。全部母親が言ったこと書いてな』
「悲しいよ!浮かばれねえよ!じいさん」
『で、その手紙を仏壇に置いとくと、次の日に返事がくるわけ。ちょっとしたオカルト』
「オカルトって言うな!いい話じゃねえか!」
『もう怖くて怖くて。泣き叫んだ』
「なんていうか純粋な子供だな!」
『明日も書いてくれるかな?いいともおぉぉ!(涙声)』
「じいさんあの世で泣いてるぞ」
『まあ、子供でもその返事をばあさんが書いてるぐらいは察しつくだろ?』
「まあ、なんともいえんが」
『サンタより無理あるからな』
「まあな」
『書いた手紙に判子押すってどういうこと?』
「今更かよ!もういいよ」
『で、手紙を母親が書いて、その返事をばあさんが書いてる、子供心に予定調和を意識したよ』
「そこだけ聞くと嫁と姑の骨肉の争いみたいだな」
『その秘密を知ってるのは、そう、サンタさんだけですね。うちのサンタ事情は』
「無理矢理すぎるだろ!まあいいやもう」
『うちの場合サンタは最初っからいなかったな。うちの場合というかおれの場合かな。おれ兄と姉がいるから。おれが小一の時兄が中一で姉が小五、もうサンタって歳じゃないからね。例え親がサンタの秘密を隠しても兄弟から、特に姉からバラされるだろ』
「そういうのはあるかもな」
『だから物心ついた時既にクリスマスには親と一緒にプレゼント買いに行ってたな』
「まあプレゼントがある分いいよな。サンタなんかいないからプレゼントはありませんにならなくて」
『いい子だったからね』
「どっちつかずなこと言うな!」
『で、プレゼント買ってもらったら、靴下に入れて枕元に置いて寝るんだ』
「その日にはあけないんだ。一応クリスマスなんだな」
『で、次の日、朝起きたらじいさんが死んでた。犯人はサンタだ!』
「さようなら」
終わり。クリスマスは法事でしたね。