ボツ台本スウェーデン幻想 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

ボツ台本スウェーデン幻想

「スウェーデン幻想って平成生まれに通じるのかな」



『どーも、スウェーデンに花が咲く、でーす』
「どーも」
『フリーセックス!』
「下!?いきなり下!?」
『そうです!そもそもスウェーデンに花が咲くってのもド下ネタですから!』
「昔の洋ピンか!」
『股間の間に花が咲く、たまにありますよね』
「まあ、今でもコメディ映画とかであるよな」
『いや、生け花プレイとか』
「確かにあるけど!女優が着物着てたら高確率で!」
『あれ誰が興奮してんのかな?』
「いやまあ、いるんだろ、主にSの人じゃないか?」
『そうとは限らないぜ!』
「おれもそう思う」
『まずカーリーな』
「華道家だからって假屋崎は喰いつかねえよ!バカにすんな!」
『まあ菊専門ってことで』
「うるせえ!」
『まじめな話、Mはどう見てるのかな。あんなことされたい、とか思うのかな』
「まじめな話かな?Mって女のMってこと?」
『まあ男でもいいんだけど』
「M側の視点でそういうの観たことないからなぁ。おれ達は、なんていうか攻める姿勢に共感してるわけだから」
『勝手におれ達って言うなよ!お前はともかくおれがSかMかなんてお前にさらけ出してないだろ!』
「ああ、まあ確かに」
『おれどちらかというとSだからね!』
「普通じゃねえか!想定の範囲内だよ!」
『あんなとこに生けられる花の立場にもなってみろって話だよな』
「まあ確かにな」
『菊の方ならまだ栄養があるかもしれない』
「いいよそっちの話は!」
『堆肥にも使われてるからさ、ウンコは』
「おれの話を聞け!」
『歩きづらいし』
「ずっとさしてるわけじゃねえ!なんだ!?そいつはそこで育ててるのか!?」
『だろ?』
「だろ?じゃねえよ!」
『でも、とびっことか』
「それとこれとは話が違うだろ!とびっこってお前」
『タンポン代わりは?』
「デリケートな問題に口出しすんじゃねえ!」
『口内射精ってことか』
「うるせえ!」
『血を吸って育つわけ。とりわけ処女の血がいい。有史以来処女の血には魔力があるとされてるからね』
「わけわかんねえよ」
『マン……ドラゴラだよ』
「一瞬ヒヤッとしただろ!」
『マンドラゴラってさ、死刑台から流れる血を吸って育つみたいに言われててさ、抜くと人型の根っこが凄い声をあげるんだよ。その声を聞くと死んじゃう。だから抜こうと思ったら肉汁をマンドラゴラの周りにかけて犬に掘らせるんだ。で、犬は死んじゃうんだけど、ちゃんとしたマンドラゴラを売ってるところだとマンドラゴラの傍らに犬の死骸が置いてあるんだ』
「へー、なんか現代のスーパーで売ってる野菜みたいだな。田中さんが作りました、みたいな」
『だから股間のマンドラゴラを抜く時は要注意だぜ。抜いたら死ぬ』
「まず股間に生えてる花の種類の話に戻ろうか」
『声が出るからな。あえぎ声』
「そんなこったろうと思ったよ!」
『その声を聞くと死んじゃうわけだから、やっぱりここでも頼りになるのは人類の友、猫!』
「犬だろ!」
『まあどうせ死ぬから犬でいいか』
「めんどくせえなあ!」
『こう、バターを塗りたくって』
「バター犬かよ!このバター品薄のご時世に贅沢な使い方だなおい」
『抜く前に犬が死んじゃって』
「なんでだよ!無駄死にじゃねえか!」
『やっぱりさ、舐められただけで出ちゃうわけ、あえぎ声』
「いやいや、マンドラゴラの声じゃねえだろそれ!ただのあえぎ声じゃねえか!」
『モオアァ、モオアァ』
「なんだよそれ!?」
『牛みたいなあえぎ声の女っているよな』
「うるせえ!」
『もうマンドラゴラに寄生されてるからさ、彼女自体がマンドラゴラなんだよ』
「ああ、そういうことね」
『マンドラゴラを抜いたら死ぬけど、彼女で抜いても死ぬ』
「なにうまいこと言ってんだよ!もういいよ!」
『甲賀忍法帖に出てきたくの一みたいなもんだよな』
「もういいよ、終わろうぜ」
『甲賀忍法帖を実写化したときに地虫をあのスポーツライターにやらせたらやっぱ怒られるのかな』
「もういいって!」
『フリーセックス!』
「帰れ!」


終わり