ボツ台本笑って
「笑って」
『おれ笑っていいとも!の司会になりたい』
「途方もない夢物語だな」
『おれの方が現司会の、ほら、あの、えー』
「タモリさんな。忘れるような人か!」
『そうそう、あのグラサンの、イグアナのマネとかする』
「だからタモリさんだよ!」
『料理好きで、ジャズも嗜む』
「しつこいよ!タモリさんだよ!知ってるだろうが!」
『まあとにかくあの人よりおれの方がいいとも!の司会に向いてると思うんだ』
「ついにタモリさんって呼ばなかったな。でも、いいとも!はタモリさんありきの番組だろ。頭に森田一義アワーってついてるし」
『いいからいいから。いいとも!といえばやっぱりテレホンショッピング』
「テレホンショッキングな!ショッピングじゃジャパネットたかたになっちゃうだろ」
『たかた社長もいいとも!の司会狙ってるんだってね。最近グラサン買いあさってるらしいよ』
「嘘つけ」
『しかも通販じゃなくて店頭で』
「グラサンだからしょうがないかもしれないけど、そこは通販にしておいてやれよ」
『じゃあおれが通販でグラサン買うよ』
「いや、お前は普通に店頭で試着しながら買えよ」
『負けてらんねえんだよ!』
「意味がわからないよ!」
『じゃあ今からテレクラの司会やるから』
「テレクラじゃなくてテレホンショッキングな。お前よく小学生が言いそうなことを恥ずかしげもなく言えるな。そんな奴にいいとも!の司会を任せたくないのだが」
『お前ゲストな』
「ああもうわかったよ」
『髪切った?』
「ちょっと待て!いきなりタモリさんのマネじゃねえかよ!」
『悪いのかよ』
「悪いもなにも、お前タモリさんよりいいとも!の司会うまく出来るんだろ!?なんでマネすんだよ!?」
『だっていいとも!の司会ってあんな感じだろ?』
「いいとも!の司会じゃなくてタモリさんがあんな感じなんだよ!」
『さっきからタモリタモリってうるさいなぁ』
「ええ!?なに言ってんだお前!しょうがないだろいいとも!の司会の話なんだから」
『おれにはおれのいいとも!の司会のスタイルがあるんだよ!』
「だからこそだろ!ならそれを出せよ!お前さっきタモリさんのマネしたんだぞ!」
『勝手にマネとか言うなよ!たまたまだよ!』
「嘘つけよ!」
『じゃあ続けるぞ』
「ああもう」
『髪切った?』
「結局言うのかよ。ははは、ええ、少し切りましたね」
『おーい、これ貼っといて』
「まあ、これはいいか…」
『…………』
「……………」
『………………』
「……………あの」
『一旦CMでーす』
「おい!ゲストなんも喋ってねえよ!」
『喋りたければ喋れば良かったのに』
「ええ!?司会だろ!?ゲストの話を聞き出せよ!お前、いいとも!のゲスト毎回柳沢慎吾とは限らないんだぜ!?」
『話を聞き出すのはおれのスタイルじゃないから』
「丸投げかよ!最近の若者みたいなこと言いやがってよ!駄目だろ!ちゃんと司会しろ!」
『でもほら、おれって人見知りじゃない?』
「なんでいいとも!の司会やりたいとか言い出した!?」
『わかったよ、喋ればいいんだろ喋れば。そろそろCM明けるから』
「それはお前の裁量次第だ!」
『なお、CM中のやり取りは増刊号で』
「無いよ!おれ達には!」
『はい、CM終わりました。いやぁちょっと聞いてよ』
「え?あ、はい」
『昨日さ、蕎麦屋に入ったんだよ。で、ざるそば頼んだら、品切れって言われてさ。蕎麦屋だよ?聞くと蕎麦がもう無いんだって。なにがあんの?って聞いたら、台抜きならありますとかほざきやがってよ。もう嫌んなっちゃってさ。それでも、なんで蕎麦無くなったの?って聞いたのよ。そしたらほら、最近の物価高で蕎麦の仕入れも高くなっちゃったんだって。だから仕入れの量を減らしたんだってさ。もうなんなんだよ。これからは箸を売っていきますとか言いやがってよ』
「ちょっと待て!」
『なに?』
「ゲストゲスト!独りで喋ってないでおれにも喋らせろ!」
『なんで?』
「なんでってお前司会だろ!」
『司会が喋っちゃいけないのかよ!』
「喋っていいんだけどトークしろよ!会話だよ!ゲストと言葉のキャッチボールをしなきゃ意味ないだろ!ゲスト置いてけぼりになってるだろ!なんだよ!言葉の敬遠か!司会なんだからトークしろ!」
『そうとは限らないぜ』
「限るよ!お前司会をなんだと思ってんだ!」
『パンパパパンってする人』
「そんなお客さんとのやり取りするけど!それだけじゃないだろ!」
『ああ、アイドルから中身が真っ白な本を受け取ったり』
「基本的に宣伝の為にゲストは来るからな」
『中身が真っ白で頭が真っ白』
「うるせー!」
『不思議な本ですね、なんでも魔法をかけると文字が浮かび上がってくるらしい』
「こねえよ!まだ本が完成してないだけだ!」
『いいとも!の司会になるってことは権力も手に入る』
「まあ、凄いことだからな」
『アイドルなんかとはヤリ放題』
「おい!やめろ!」
『キミ、今度ゲストに呼んであげようか?えっいいんですかぁ?ハハハ、おれは司会だからね。わあすごーい。キミ、わかってるよね、ゲストに呼んであげるってことは……。きゃーやめてぇイグアナ出さないでぇ』
「なにやってんだよ気持ち悪い、そんなわけねえだろ!」
『挿入てもいいかな?いいともー!』
「やめろ!ていうかいいのかよ!もういいよ!」
『パンパパパン』
「腰振るな!」
終わり
『おれ笑っていいとも!の司会になりたい』
「途方もない夢物語だな」
『おれの方が現司会の、ほら、あの、えー』
「タモリさんな。忘れるような人か!」
『そうそう、あのグラサンの、イグアナのマネとかする』
「だからタモリさんだよ!」
『料理好きで、ジャズも嗜む』
「しつこいよ!タモリさんだよ!知ってるだろうが!」
『まあとにかくあの人よりおれの方がいいとも!の司会に向いてると思うんだ』
「ついにタモリさんって呼ばなかったな。でも、いいとも!はタモリさんありきの番組だろ。頭に森田一義アワーってついてるし」
『いいからいいから。いいとも!といえばやっぱりテレホンショッピング』
「テレホンショッキングな!ショッピングじゃジャパネットたかたになっちゃうだろ」
『たかた社長もいいとも!の司会狙ってるんだってね。最近グラサン買いあさってるらしいよ』
「嘘つけ」
『しかも通販じゃなくて店頭で』
「グラサンだからしょうがないかもしれないけど、そこは通販にしておいてやれよ」
『じゃあおれが通販でグラサン買うよ』
「いや、お前は普通に店頭で試着しながら買えよ」
『負けてらんねえんだよ!』
「意味がわからないよ!」
『じゃあ今からテレクラの司会やるから』
「テレクラじゃなくてテレホンショッキングな。お前よく小学生が言いそうなことを恥ずかしげもなく言えるな。そんな奴にいいとも!の司会を任せたくないのだが」
『お前ゲストな』
「ああもうわかったよ」
『髪切った?』
「ちょっと待て!いきなりタモリさんのマネじゃねえかよ!」
『悪いのかよ』
「悪いもなにも、お前タモリさんよりいいとも!の司会うまく出来るんだろ!?なんでマネすんだよ!?」
『だっていいとも!の司会ってあんな感じだろ?』
「いいとも!の司会じゃなくてタモリさんがあんな感じなんだよ!」
『さっきからタモリタモリってうるさいなぁ』
「ええ!?なに言ってんだお前!しょうがないだろいいとも!の司会の話なんだから」
『おれにはおれのいいとも!の司会のスタイルがあるんだよ!』
「だからこそだろ!ならそれを出せよ!お前さっきタモリさんのマネしたんだぞ!」
『勝手にマネとか言うなよ!たまたまだよ!』
「嘘つけよ!」
『じゃあ続けるぞ』
「ああもう」
『髪切った?』
「結局言うのかよ。ははは、ええ、少し切りましたね」
『おーい、これ貼っといて』
「まあ、これはいいか…」
『…………』
「……………」
『………………』
「……………あの」
『一旦CMでーす』
「おい!ゲストなんも喋ってねえよ!」
『喋りたければ喋れば良かったのに』
「ええ!?司会だろ!?ゲストの話を聞き出せよ!お前、いいとも!のゲスト毎回柳沢慎吾とは限らないんだぜ!?」
『話を聞き出すのはおれのスタイルじゃないから』
「丸投げかよ!最近の若者みたいなこと言いやがってよ!駄目だろ!ちゃんと司会しろ!」
『でもほら、おれって人見知りじゃない?』
「なんでいいとも!の司会やりたいとか言い出した!?」
『わかったよ、喋ればいいんだろ喋れば。そろそろCM明けるから』
「それはお前の裁量次第だ!」
『なお、CM中のやり取りは増刊号で』
「無いよ!おれ達には!」
『はい、CM終わりました。いやぁちょっと聞いてよ』
「え?あ、はい」
『昨日さ、蕎麦屋に入ったんだよ。で、ざるそば頼んだら、品切れって言われてさ。蕎麦屋だよ?聞くと蕎麦がもう無いんだって。なにがあんの?って聞いたら、台抜きならありますとかほざきやがってよ。もう嫌んなっちゃってさ。それでも、なんで蕎麦無くなったの?って聞いたのよ。そしたらほら、最近の物価高で蕎麦の仕入れも高くなっちゃったんだって。だから仕入れの量を減らしたんだってさ。もうなんなんだよ。これからは箸を売っていきますとか言いやがってよ』
「ちょっと待て!」
『なに?』
「ゲストゲスト!独りで喋ってないでおれにも喋らせろ!」
『なんで?』
「なんでってお前司会だろ!」
『司会が喋っちゃいけないのかよ!』
「喋っていいんだけどトークしろよ!会話だよ!ゲストと言葉のキャッチボールをしなきゃ意味ないだろ!ゲスト置いてけぼりになってるだろ!なんだよ!言葉の敬遠か!司会なんだからトークしろ!」
『そうとは限らないぜ』
「限るよ!お前司会をなんだと思ってんだ!」
『パンパパパンってする人』
「そんなお客さんとのやり取りするけど!それだけじゃないだろ!」
『ああ、アイドルから中身が真っ白な本を受け取ったり』
「基本的に宣伝の為にゲストは来るからな」
『中身が真っ白で頭が真っ白』
「うるせー!」
『不思議な本ですね、なんでも魔法をかけると文字が浮かび上がってくるらしい』
「こねえよ!まだ本が完成してないだけだ!」
『いいとも!の司会になるってことは権力も手に入る』
「まあ、凄いことだからな」
『アイドルなんかとはヤリ放題』
「おい!やめろ!」
『キミ、今度ゲストに呼んであげようか?えっいいんですかぁ?ハハハ、おれは司会だからね。わあすごーい。キミ、わかってるよね、ゲストに呼んであげるってことは……。きゃーやめてぇイグアナ出さないでぇ』
「なにやってんだよ気持ち悪い、そんなわけねえだろ!」
『挿入てもいいかな?いいともー!』
「やめろ!ていうかいいのかよ!もういいよ!」
『パンパパパン』
「腰振るな!」
終わり