ボツ台本きのえね | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

ボツ台本きのえね

「甲子園」


『始まりますね。夏の甲子園』
「まあ予選はもう始まってるけどね」
『予選なんかどうでもいいですよ』
「いや、どうでもよくないだろ!予選を勝ち抜かなきゃ甲子園に出れないんだから」
『どうせ飽きもせずいつものメンバーが出るんだろ?PLとかPLとかPLとか』
「PLだらけじゃねえか!あんまり知らねえならなんでこの話題をチョイスしたんだよ!」
『ちょりーす』
「うるせえ!まあ確かに強豪校って呼ばれてる高校は高い確率で予選を勝ち進むけどさ。でも東京とか大阪は高校の数自体が多いこともあって強豪校が多いし、その強豪校があっさり予選で公立校に負けちゃったりしたりしてさ。それもドラマだよな」
『ドラえもーん、ジャイアンツに優良外国人の見つけ方を教えてあげてよー』
「なんなんだよ!ドラマがあるって言ったんだよ!ドラえもん関係ねえだろ!」
『大丈夫だよのび太君、わざわざ見つけに行かなくても他球団で活躍した外国人選手をお金というどこでもドアで連れてくればいいそれだけさ』
「ドラえもんやめろ!」
『だけどPLは毎回出るよな』
「まあ単純に強いからねとしか言いようがないけど」
『やっぱり洗脳されると人間って強くなるのかな』
「そういうこと言うな!」
『パーフェクトリバティ、凄い名付け方だよな』
「まあ格好よさのレベルが漫画みたいだよね(?)」
『日本語になおすと、完全なる体』
「それじゃパーフェクトボディだろ!ケインコスギか!」
『清原みたいな体がパーフェクトボディ』
「清原怪我だらけじゃねえかよ!パーフェクトには程遠いだろ!」
『働かなくてもたんまり金を貰える』
「一応色々試合以外の部分で働いてんだよ!まあ年俸に見合った活躍をしてるかどうかはわからないけど」
『税金もかからない』
「清原にはかかるよ!かかるから年俸も簡単に下げらんないんだよ!」
『しまいには政治の世界を』
「やめろ!それはまた別の話だ!」
『私もニャントロ星人を崇拝しておりますがね』
「わけわかんねえよ!」
『しかし、甲子園なんてそんなに騒がれるほどのイベントなの?所詮は全国高校野球部日本一決定戦だろ?』
「まずもってお前の言った字面が凄いだろ!その通り全国高校野球部日本一決定戦だよ。何千という高校の中から日本一になるんだから凄いことだろ」
『いやそこは凄いよ。でも騒がれるほどのイベントかって言いたいわけ。他の部活だって日本一を決める大会はあるんだぜ?』
「サッカーとか正月にテレビでやってるよな」
『いやいやそういうことじゃなくて!バカか?おバカさんですか?バカの塊で出来たバカバカバカさんですか?ヘキサゴン観て笑えない人ですか?バカ田大学にさえ受からない人ですか?』
「うるせえ!そこまで言うことないだろ!」
『甲子園があまりに特別扱いされていないかってことだろ!なにがサッカーは正月にテレビでやってるよな、だよ!サッカーは関係ないんだよ!それにサッカーだって高校野球の犠牲者だぜ?春夏秋と野球の大会があって冬しかスケジュールが空いてないんだから』
「なんであそこまでバカって言われたのかいまいちわからねえな。確かにサッカー協会としては野球の話題でサッカーが薄まんないように工夫してるのかもな。まあ甲子園が特別扱いされていると言えなくもないけど、でもそれこそ日本全国で甲子園を楽しみにしている人はたくさんいるわけで、ほら母校の予選の結果をチェックしたり、高校生が必死になって野球をしている姿を観て感動するって人もたくさんいるんだぜ」
『それはマスコミと高野連が共謀して視聴者を洗脳してるからだよ』
「洗脳とか言うなよ!色々あんだよ!郷土愛とか」
『郷土愛って言うなら別に野球じゃなくてもいいだろ』
「まあ確かにな。でも日本人は野球が好きってこともあるだろ。やっぱり野球はメジャースポーツだからさ。お前も母校とか地元の学校が勝ち上がってるとなんか嬉しくない?」
『おれはそういうの全然ないな。むしろ下手に甲子園に出られると応援金とかなんとかをOBに寄付しろってくんだろ?』
「ああ、あるらしいね」
『払わないと同窓会に誘われなくなるんだろ?』
「いやまあそこまでのことは無いだろ」
『また寄付金の管理してる奴が昔のいじめっ子でさ、金だせコノヤロー!なに持ってない?ちょっとジャンプしてみろよ』
「なに言ってんだよ!かつあげじゃねえか!」
『いや意外とこういうことはあると睨んでるぜ』
「そうかなぁ、まあ人間関係の濃い田舎ならあるのかもしれないけど、もっと事務的で機械的なやりとりに終始するんじゃねえのか?」
『まあ私の母校には軟式野球部しかないので心配ありませんが』
「そりゃあ甲子園に興味ないのも仕方ないな」
『他の部活でも日本一を決める大会あるって言ったけど、おれ実はある競技の全国大会で準優勝したことあるんだ』
「えっ本当?」
『本当だよ』
「へー凄いじゃん」
『何のスポーツかは個人情報が漏れるかもしれないから言えないけど、凄いマイナーなスポーツでね。全国大会に出場した高校は四校。もちろん予選はない』
「四校出て準優勝じゃあんまり凄くないな」
『でもその時優勝した高校は海外で行われた世界大会に日本代表として出場して見事優勝、世界一になったんだぜ?』
「それは凄いな!じゃあお前のも凄いのかもな」
『まあ世界大会に出た高校が二校だったって話だけどな』
「いきなり決定戦かよ、もう凄いのか凄くないのかわからないな」
『しかしついにその大会はマスメディアに取り上げられることはなかった』
「まあしょうがないだろ。世界規模でマイナーだったならさ」
『だから甲子園なんて観る気にならない。おれ達だって汗だくになって頑張ったんだぜ?卑怯だよ』
「お前のしてた競技と比べられてもなぁ」
『それに甲子園で活躍すればプロになって億の金が手に入る。プロでいまいち活躍出来なくてもそれなりの金は稼げる』
「まあそうだけどさ。次代のスターを見つけるのも甲子園の楽しみのひとつだよね。江川とか松坂とかKKコンビとか松井とか甲子園で伝説を残してるからね。そしてプロになってっていうドラマがまたいいんだよ」
『リアルタイムでドラマが進行していくわけだ』
「そうだね」
『でも延々と続くぜ?シーズン60とか。いつまでも終わらない。いい加減にしろよみたいな』
「海外ドラマじゃねえかよ!」
『柔道なんて競技人口も多いだろうに日本一になっても、たとえオリンピックで金メダルとっても貰える金なんてせいぜい1000万円ぐらいだろ?』
「柔道はプロの世界が無いからね。まあ個人ではプロになれるんだろうけど」
『野球の世界だけ金が動き過ぎなんだよ!』
「金の話ばっかだな」
『高野連なんて利権の巣窟だぜ!』
「まあ実際高校野球は金になるんだろうな」
『甲子園なんかやめちまえばいいんだよ!』
「いやでも日本一を決める大会はなきゃ駄目だろ」
『あんなもん別に甲子園でやる必要も高野連に牛耳られる必要もないんだよ!煙草吸ったら甲子園に出られないんだぜ?』
「そりゃそうだよ!」
『どんだけ禁煙化運動促進派なんだよ!』
「そういう問題じゃねえよ!未成年だからだよ!」
『高校生が煙草に手を出すなんて大学アメフト部が集団レイプするようなもんだぜ?』
「大問題じゃねえかよ!なに言ってんだ!」
『とにかくあんなもんは即刻やめろ!』
「まあクリーンな世界にはして欲しいな」
『あんなもんは家でやれ家で!』
「えっ、煙草のこと言ってたの!?」
『甲子園の話に決まってるだろ!』
「家でやれって、お前野球をなんだと思ってんだよ!家で出来るわけないだろ!」
『こんだけネットが普及してる世の中なんだぜ?ネット対戦だ!』
「関係ねえよ!野球は体を動かすスポーツだ!」
『ネット裏対戦でも?』
「ネット裏対戦ってなんだよ!野球用語混ぜたって駄目だ!」
『ゲームで日本一決めりゃいいんだよ!』
「それじゃ野球日本一じゃなくて野球ゲーム日本一だろ!」
『ゲームでゲームすればいいんだよ!煙草でも吸いながら』
「おい!くだらねえこと言うな!もういいよ!」


終わり なーむー