ボツ台本老人の性 | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

ボツ台本老人の性

「老人の性」


『ちょっと聞いてよ』
「なに?」
『おれついにわかったんだよ。宇宙の秘密…じゃなくてババァの秘密』
「宇宙の秘密って凄い間違え方したな。ババァの秘密?」
『ババロアの』
「えっババロアの?」
『いやババァの』
「ババァの?」
『バイト先の』
「バイト先のババァの?」
『いやババァの』
「だからバイト先のババァの?」
『いや一般のババァの』
「一般のババァの秘密?」
『そうそう』
「なんか、もう疲れたな」
『まあ聞けよ。ババァの秘密だよ!?興味あるだろ!?』
「うーん、まあそう言われると、無きにしも非ず」
『パリにしろカラス?』
「無きにしも非ずだよ!なんだよパリにしろカラスってよ!しろカラスって白いカラスのことかよ!」
『白カラス?なにそれ、アルビノってこと?』
「いいよ白カラスのことは!っていうかお前が言ったんだからね!」
『えっおれが言ったの?立て!ミル・マスカラス!って?』
「白カラスだろ!勝手にミル・マスカラスをピンチにすんな!」
『はあ?クレアラシル?』
「お肌のケア気にしてんじゃねえよ!」
『むしろクレアラは知らないからね』
「なんだよクレアラってよ!シルって知識の知の知るじゃねえよ!」
『クレアラは一体何を知らないのかな』
「知らねえよ!知ったこっちゃねえ!」
『知ったこっちゃない…なるほど、確かに、無きにしも非ず』
「普通に言えるじゃねえか!」
『ババァの秘密知りたくないですか?』
「知りたいよ」
『お前なんでババァが髪を青く染めるかわかる?』
「ああ、確かに髪を青とか紫とか緑に染めてるお婆さんいるよね」
『いるよね、じゃねえよ!わかるかって聞いたんだから、はいかいいえで答えろよ!』
「悪かったな。でも白髪を染めてるだけなんじゃないの?」
『じゃないの?じゃねえよ!お前質問には質問で返せって学校で習ったか?ジョジョの世界だったら殺されてるぞ!』
「あー、はいはい、知らないよ」
『はいはいだぁ!?』
「いいえ!いいえだよ!わからないし知らないよ!」
『初めからそう言えばいいんだよ!このパリの白カラス!』
「また出たよ白カラス」
『いいか、ババァ共がなぜ髪を青く染めるか』
「ちょっといい?ババァって言うなよ。怒られるぞ」
『あ、自己紹介が遅れました。私、毒蝮三太夫と申します』
「嘘つくな!まあ毒蝮なら怒られないけど」
『そういえば、毒蝮があの人に会ってもクソババァっていうのかなぁ』
「あの人って?」
『○○様』
「やめろ!言わねえよ!頼むからやめてくれ!」
『別に悪口言ってるわけじゃないよ、もし会ったらどうなるかなって話で』
「もういいから!で?なんでババァ、じゃなくてお婆さん達は髪を青く染めるのよ?」
『殺されちゃうもんな。毒蝮』
「そうだからやめろって!」
『どくまむしむまくど』
「はあ?」
『逆から読んでもどくまむしむまくど』
「なに言ってんだよ!?どくまむしむまくど?逆から読む意味がわかんねえよ」
『回文だよ』
「だから文になってねえじゃねえか!なんだよ、むまくどってよ!聞いたことねえよ!」
『まあ怪文書の類いだよな。回文だけに』
「うっぜぇな」
『ババァっていってもさ、やっぱりいくつになっても甘えん坊、もとい女なんだよな』
「寛平さん入ったな」
『生涯現役なんだよ女ってやつは。お前も持ってるだろ?』
「なにを?」
『AV。ババァ物の』
「おれは持ってねえよ!まあ確かにあるけどな」
『あの娘らもまだまだ恋がしたいんだよ』
「あの娘らって、ババァから大分昇格したな」
『セックスもね』
「セックスってやめてくれよ」
『なに言ってんだよ!老人に性欲がないとでも思ってんの!?そんなのは若い奴の勝手なイメージだよ!あいつらは生まれた時から老人じゃねえんだ!お前だって十年後オナニーしてるだろ?』
「まあ十年後はしてるだろうな」
『だろ?その十年後に同じ質問しても、してる、って答えるぜ、またその十年後にもな』
「確かにそうかも」
『いいか、ババァっていっても女なんだよ!恋に恋するそこいらの女学生と変わらねえんだ』
「女学生って」
『ギャルギャルしてんだ』
「ジャルジャルみたく言うな!」
『ジャルジャルじゃねえよ、ギャルギャルだよ』
「知ってるよ変わってねえからな!注意してんだよ!」
『ギャルギャル、ギャルギャル』
「なにしてんの」
『セックスの擬音』
「そんな音しねえよ!」
『ババァ達のだよ!ギャールギャルギャルギャルギャル』
「なにしてんだよそのババァ!」
『命懸けだからな』
「説明になってねえよ!」
『いや、相手もジジィだからね、勃たないわけ。だから電動こけしを』
「うわっやめろ!変な映像が頭に流れただろ!」
『私のお墓の前で♪勃たないで下さい♪』
「やめろ!名曲が台無しだよ!どんな墓だよ!」
『いや墓が卑猥な形してるんじゃなくて、思い出し勃起だよ』
「思い出し笑いみたく言うな!」
『どうせ勃たねえしな』
「そういう問題じゃねえよ!」
『そういや電動こけしとか、張り形とか、うまく勃たない時に補助してくれる道具はあるのに、女の方はないね。オナホールは文字通りオナニー用だしさ』
「いいから髪の話してくれる?」
『公平じゃねえよな。だって勃っていれたとしてもガバガバだぜ?ガバガバどころか、杏仁豆腐みたいなもんだぜ?』
「杏仁豆腐ってお前」
『杏仁豆腐っていっても安いゼリー状のやつじゃなくて高いちゃんとしたやつな』
「どうでもいいよ、もう老人の性生活の話はいいよ!」
『そうだな、杏仁豆腐じゃおいしそうだもんな』
「そこじゃねえよ!」
『童貞かよ!』
「そういう意味じゃねえよ!もっと下、とかそういう意味で言ったんじゃねえよ!」
『おれも言われたな。初めての時にさ、そこじゃないって、マジで!』
「ああそう」
『知ってるよぉ、こういう前戯だよって誤魔化してな』
「いいからそういう話は」
『相手も処女だったからさ、結局その日は出来なかった』
「ああそうですか」
『でも相手がババァだったら優しくリードしてくれたはずだぜ?』
「どうでもいいよ!」
『もう入ったの?うわぁ杏仁豆腐みたい。なんつって』
「本当にいいから」
『あれだな、あんだけ緩けりゃテンガ突っ込めばいいんだな』
「やめろ!殺すぞ!」
『わかったよしょうがねえなぁ。ババァが髪を青く染める理由だろ?あれはアピールなんだよ』
「若作りってこと?」
『いや違う。もっと露骨な性的アピール。メスのサルの尻が発情期に赤くなるのと同じ。さすがにババァといえど素っ裸で歩くわけにはいかないからな。髪の毛で、私はまだ枯れてないよ、ってアピールするわけ』
「えっでもそれなら赤く染めなきゃ意味ないじゃん」
『いや赤くなるよ』
「なんの?」
『当たり前だろ?さっきお前が言った通り赤くなんなきゃ意味ないだろ』
「えっだから青じゃ意味ないだろ?」
『わからねえかなぁ、あれはあくまで準備段階なんだよ』
「準備段階」
『そうだよ!青く染めたババァとデートしてるとな』
「したことあんのかよ」
『ほっとけ!』
「まあ深くは聞かないよ」
『青く染めたババァとデートしてるとな、三回目のデートの頃にはもう真っ赤になってんだよ』
「ああ、そういうことか。なるほど、青い果実が熟れて赤くなるのね」
『そうだよ!そうなったらもうOKってことだからな、もう食べごろ、完熟』
「食べごろって言われてもなぁ」
『ギャールギャルギャルギャルギャル』
「やめろ」


終わり なーむー