ボツ台本ファミレス
「ファミレス」
B『いらっしゃいませ』
A「おう」
『お客様は、えー、5名様でよろしいですか?』
「いやどうみても一人だろ」
『いやだなお客様、一人だと寂しいだろうなって思って4名サービスしたんですよ』
「どんなサービスだよ」
『…………そうですか』
「…………」
『……………』
「なになに!?この沈黙!」
『…5名様じゃなきゃ店に入れないやい!』
「ええ!?」
『今日は5名様じゃなきゃ店に入れないやい!』
「はあ!?ないやいってお前」
『ないやいないやい入れないやい』
「うるせー!昭和のだだっ子か!」
『ないやいやい、恋じゃないやい♪』
「シブがき隊!?」
『ないやいやいやいやいやいディアじゃないやい♪』
「少年隊!?」
『世界にひとつだけじゃないやい♪』
「うるせーよ!スマップの名曲台無しにするな!」
『青いイナズマがぼくをせめる♪』
「ああ…」
『炎、体、焼き尽くす、ゲッチュ♪』
「おい!そこは、じゃないやい、だろ!ゲッチュのところ!ただかっこつけただけじゃねえか!」
『ゲッチュ』
「ああもういいから案内してくれ」
『ものわかりのいいお客様で』
「じゃないやい!埒があかないから仕方なく妥協したんだよ!」
『じゃないやいってお客様、変な言葉をお使いなさる』
「ああ!?てめえの言葉がうつっちゃったんだよ!ああいいやもう早く案内して」
『喫煙席と禁煙席とちょっと湿ってる席がございますが』
「え?ちょっともう一回言ってくれる?」
『はあ、喫煙席と禁煙席とちょっと湿ってる席がございますが?』
「なんかおかしなの一個入ったよね?確認していい?喫煙席と禁煙席と湿ってる席?」
『ははは、お客様聞き間違いですよ。湿ってる席なんてないやい』
「むかつくなぁ、まあいいや、湿ってるってのはおれの聞き間違いなのね?」
『そうですよ。湿ってる席ってなんですか一体。バカなんですか?ははは』
「あー人生台無しにする覚悟を持ってこいつぶん殴ってやろうかなぁ」
『いいですかお客様、喫煙席と禁煙席とちょっと湿ってる席です』
「やっぱ湿ってるじゃねえかこの野郎!」
『違います。湿ってるのではなくてちょっと湿ってる席です』
「同じだろ!」
『いや全然違いますでしょ?あ、全然同じじゃないやい』
「わざわざ言い直す意味あんのかよ!」
『なんですかお客様、文句あるんですか?』
「あるよ!湿ってる席にもお前の喋り方にも!」
『あのお客様』
「ああ!?」
『湿ってる席ではなくて』
「ちょっと湿ってる席だろ!?ああむかつくなぁ」
『そんなに湿ってる席がいいんですか?』
「んなわけあるか!どう解釈したんだよ!」
『ははーん、さてはお客様、両生類の方ですか?』
「ああ!?」
『ほら両生類の方って皮膚から水分とるじゃないですか。いやぁお客様人間っぽいから間違えちゃいましたよ』
「人類だバカ野郎!おれは人類以外のなんでもねえよ!両生類ってお前カエルがこの店に来たのみたことあんのかよ!ちゃんとはっきり言うけどおれ湿ってる席希望してないからね!?」
『ではどちらの席になさりますか?』
「喫煙席だよ喫煙席!」
『あーすいませんお客様、5名様で来店なさった方はもれなくちょっと湿ってる席になります』
「じゃあ聞くなあぁ!!なんだったんださっきまでのやり取りは!」
『一体なんだったんでしょうね』
「お前が言うなあぁ!」
『ではこちらへどうぞ』
「ああもういいや、タバコは吸えるの?」
『あ、吸えますよ』
「ちょっと湿ってるだけなのね?」
『当たり前じゃないですか』
「自信満々だなおい」
『ではこちらの席で』
「あれ?普通の席じゃない」
『シュッシュッ』
「ちょっと、何したの今」
『ああ、霧吹きでちょっと湿らせたんです』
「わざわざ湿らすの!?普通の席をわざわざ湿らすの!?」
『ああ、わかってますよお客様、ちょっとオマケしときますから、シュッシュッ』
「いいよいいよ!」
『はあしかし、大丈夫ですか?干からびませんか?』
「干からびるわけないだろ!おれは夏のアスファルトの上でからからになったカエルか!」
『そんなこと言って、干からびたらゴミ箱にポイと捨てちゃいますからね』
「もう少し生命の尊厳について考えてみてはいかがかな!」
『あ、今お水をお持ちしますから』
「さらりさらりしてやがんなこの野郎…(渋々席に座る)ああ、ちょっと湿ってるよ…」
『お水お持ちしました』
「ああ」
『ドボドボドボ(床にこぼす)』
「うわっちょっと何してんの!」
『いや湿度を』
「湿度!?その水おれに持ってきたわけじゃないの!?」
『え?お客様口から水分を摂取するタイプなんですか?』
「だからおれ両生類じゃねえよ!」
『え?じゃあなんでこの席にいるんですか?』
「お前が5名様はこちらになりますって案内したからだろうが!」
『5名様?私の目が確かならお客様は一人』
「ああ!?あーもう駄目だ。おれ今キレてる。おれ今キレてるよ」
『キレてないですよ』
「…………コーヒー」
『キレてないですよ』
「コーヒー」
『おれをキレさせたらたいしたもんですよ』
「コーヒー!!」
『はいはい』
「うわあああぁぁ!!」
『はい、コーヒーお持ちいたしました』
「ああ」
『ではごゆっくりどうぞ』
「ああ」
Aイライラしながらタバコを吸う。
『あのお客様』
「………なんだよ」
『すいませんがタバコやめていただけませんか』
「なんでだよ!てめえ!吸っていいんだろうがこの席は!このちょっと湿ってる席はよぉ!」
『いやそうなんですがお隣のお客様から苦情が入りまして』
「苦情だぁ!?苦情もなにも隣に客なんていねえじゃねえかよ!」
『いえ、よーく見てください』
「あ!?」
『よーく見てください』
「うん?」
A目をこらす。
「なんだよ」
『お客様目の方はよろしいですか?』
「見えるよ」
『じゃあこちらの文字は(壁かどっかを指差す)』
「ば」
『ではこちらは』
「か」
『あははは』
「うわああああぁぁぁ!」
『あ、ちょっとお客様暴れないでください。冗談じゃないですか』
「冗談にもほどがあるぞ!」
『洒落のわからない人だなぁ、とにかく暴れないでください。踏んじゃいますよ』
「踏んじゃうだぁ!?」
『ええ、とにかく隣の席をよーく見てください』
「だからなんなんだよ!」
『わかりませんか?ほらあちらの席にミミズ様がいらっしゃりますでしょ』
「え?うわ本当だ」
『あちらから、おれの体をくるくるにする気か!って苦情が入りまして』
「確かにミミズにニコチンやったらくるくるになるわな。ってうわっ、よくみたら周りミミズとかナメクジとかカエルだらけじゃないかよ!」
『ええ、だから暴れないでください。踏んじゃいますよ』
「あ、ああ、わかった。つうかそれならこの席禁煙にしないとまずいだろ」
『ではごゆっくり。ブチブチ』
「踏んでる踏んでる!あーあ!ああもうなんなんだよ……なんかすいませんねってミミズに謝っちゃったよ」
『あのお客様』
「今度はなに!」
『私さきほどキレてないですよって言ったじゃないですか』
「ああ言ったな確かに」
『それ、キレてないやい、に変えといてください』
「なんだそれ!もう変えられねえよ!もういいよ」
終わり なーむー
B『いらっしゃいませ』
A「おう」
『お客様は、えー、5名様でよろしいですか?』
「いやどうみても一人だろ」
『いやだなお客様、一人だと寂しいだろうなって思って4名サービスしたんですよ』
「どんなサービスだよ」
『…………そうですか』
「…………」
『……………』
「なになに!?この沈黙!」
『…5名様じゃなきゃ店に入れないやい!』
「ええ!?」
『今日は5名様じゃなきゃ店に入れないやい!』
「はあ!?ないやいってお前」
『ないやいないやい入れないやい』
「うるせー!昭和のだだっ子か!」
『ないやいやい、恋じゃないやい♪』
「シブがき隊!?」
『ないやいやいやいやいやいディアじゃないやい♪』
「少年隊!?」
『世界にひとつだけじゃないやい♪』
「うるせーよ!スマップの名曲台無しにするな!」
『青いイナズマがぼくをせめる♪』
「ああ…」
『炎、体、焼き尽くす、ゲッチュ♪』
「おい!そこは、じゃないやい、だろ!ゲッチュのところ!ただかっこつけただけじゃねえか!」
『ゲッチュ』
「ああもういいから案内してくれ」
『ものわかりのいいお客様で』
「じゃないやい!埒があかないから仕方なく妥協したんだよ!」
『じゃないやいってお客様、変な言葉をお使いなさる』
「ああ!?てめえの言葉がうつっちゃったんだよ!ああいいやもう早く案内して」
『喫煙席と禁煙席とちょっと湿ってる席がございますが』
「え?ちょっともう一回言ってくれる?」
『はあ、喫煙席と禁煙席とちょっと湿ってる席がございますが?』
「なんかおかしなの一個入ったよね?確認していい?喫煙席と禁煙席と湿ってる席?」
『ははは、お客様聞き間違いですよ。湿ってる席なんてないやい』
「むかつくなぁ、まあいいや、湿ってるってのはおれの聞き間違いなのね?」
『そうですよ。湿ってる席ってなんですか一体。バカなんですか?ははは』
「あー人生台無しにする覚悟を持ってこいつぶん殴ってやろうかなぁ」
『いいですかお客様、喫煙席と禁煙席とちょっと湿ってる席です』
「やっぱ湿ってるじゃねえかこの野郎!」
『違います。湿ってるのではなくてちょっと湿ってる席です』
「同じだろ!」
『いや全然違いますでしょ?あ、全然同じじゃないやい』
「わざわざ言い直す意味あんのかよ!」
『なんですかお客様、文句あるんですか?』
「あるよ!湿ってる席にもお前の喋り方にも!」
『あのお客様』
「ああ!?」
『湿ってる席ではなくて』
「ちょっと湿ってる席だろ!?ああむかつくなぁ」
『そんなに湿ってる席がいいんですか?』
「んなわけあるか!どう解釈したんだよ!」
『ははーん、さてはお客様、両生類の方ですか?』
「ああ!?」
『ほら両生類の方って皮膚から水分とるじゃないですか。いやぁお客様人間っぽいから間違えちゃいましたよ』
「人類だバカ野郎!おれは人類以外のなんでもねえよ!両生類ってお前カエルがこの店に来たのみたことあんのかよ!ちゃんとはっきり言うけどおれ湿ってる席希望してないからね!?」
『ではどちらの席になさりますか?』
「喫煙席だよ喫煙席!」
『あーすいませんお客様、5名様で来店なさった方はもれなくちょっと湿ってる席になります』
「じゃあ聞くなあぁ!!なんだったんださっきまでのやり取りは!」
『一体なんだったんでしょうね』
「お前が言うなあぁ!」
『ではこちらへどうぞ』
「ああもういいや、タバコは吸えるの?」
『あ、吸えますよ』
「ちょっと湿ってるだけなのね?」
『当たり前じゃないですか』
「自信満々だなおい」
『ではこちらの席で』
「あれ?普通の席じゃない」
『シュッシュッ』
「ちょっと、何したの今」
『ああ、霧吹きでちょっと湿らせたんです』
「わざわざ湿らすの!?普通の席をわざわざ湿らすの!?」
『ああ、わかってますよお客様、ちょっとオマケしときますから、シュッシュッ』
「いいよいいよ!」
『はあしかし、大丈夫ですか?干からびませんか?』
「干からびるわけないだろ!おれは夏のアスファルトの上でからからになったカエルか!」
『そんなこと言って、干からびたらゴミ箱にポイと捨てちゃいますからね』
「もう少し生命の尊厳について考えてみてはいかがかな!」
『あ、今お水をお持ちしますから』
「さらりさらりしてやがんなこの野郎…(渋々席に座る)ああ、ちょっと湿ってるよ…」
『お水お持ちしました』
「ああ」
『ドボドボドボ(床にこぼす)』
「うわっちょっと何してんの!」
『いや湿度を』
「湿度!?その水おれに持ってきたわけじゃないの!?」
『え?お客様口から水分を摂取するタイプなんですか?』
「だからおれ両生類じゃねえよ!」
『え?じゃあなんでこの席にいるんですか?』
「お前が5名様はこちらになりますって案内したからだろうが!」
『5名様?私の目が確かならお客様は一人』
「ああ!?あーもう駄目だ。おれ今キレてる。おれ今キレてるよ」
『キレてないですよ』
「…………コーヒー」
『キレてないですよ』
「コーヒー」
『おれをキレさせたらたいしたもんですよ』
「コーヒー!!」
『はいはい』
「うわあああぁぁ!!」
『はい、コーヒーお持ちいたしました』
「ああ」
『ではごゆっくりどうぞ』
「ああ」
Aイライラしながらタバコを吸う。
『あのお客様』
「………なんだよ」
『すいませんがタバコやめていただけませんか』
「なんでだよ!てめえ!吸っていいんだろうがこの席は!このちょっと湿ってる席はよぉ!」
『いやそうなんですがお隣のお客様から苦情が入りまして』
「苦情だぁ!?苦情もなにも隣に客なんていねえじゃねえかよ!」
『いえ、よーく見てください』
「あ!?」
『よーく見てください』
「うん?」
A目をこらす。
「なんだよ」
『お客様目の方はよろしいですか?』
「見えるよ」
『じゃあこちらの文字は(壁かどっかを指差す)』
「ば」
『ではこちらは』
「か」
『あははは』
「うわああああぁぁぁ!」
『あ、ちょっとお客様暴れないでください。冗談じゃないですか』
「冗談にもほどがあるぞ!」
『洒落のわからない人だなぁ、とにかく暴れないでください。踏んじゃいますよ』
「踏んじゃうだぁ!?」
『ええ、とにかく隣の席をよーく見てください』
「だからなんなんだよ!」
『わかりませんか?ほらあちらの席にミミズ様がいらっしゃりますでしょ』
「え?うわ本当だ」
『あちらから、おれの体をくるくるにする気か!って苦情が入りまして』
「確かにミミズにニコチンやったらくるくるになるわな。ってうわっ、よくみたら周りミミズとかナメクジとかカエルだらけじゃないかよ!」
『ええ、だから暴れないでください。踏んじゃいますよ』
「あ、ああ、わかった。つうかそれならこの席禁煙にしないとまずいだろ」
『ではごゆっくり。ブチブチ』
「踏んでる踏んでる!あーあ!ああもうなんなんだよ……なんかすいませんねってミミズに謝っちゃったよ」
『あのお客様』
「今度はなに!」
『私さきほどキレてないですよって言ったじゃないですか』
「ああ言ったな確かに」
『それ、キレてないやい、に変えといてください』
「なんだそれ!もう変えられねえよ!もういいよ」
終わり なーむー