モヤモヤシリーズエセ感覚風?
行ってはならない、しかし、想像してはならない、押し入れの向こうでは鍵おばさんとスプーンおばさんが互いの凶器を上腕に刺しあっている。でっかくなったり小さくなったり。長靴を履いたドブネズミは注文の多い料理店のツケが払えない。銀河鉄道がやってきて赤い靴履いてた老婆をさらってく。ネズミの名前は複雑過ぎてとてもじゃないけどアテルイには覚えられなかった。覚える必要もなかった。そう言われたのだからそうなのだ。我が輩は猫である。名前はあなたが決めてください女王様。あ、お困りなら名前をいくつかリストアップしたものがありますから選んでください。笛吹きは犬雉猿を引き連れ堅城を落とす。参謀は太田道灌。コンピューターおばあちゃんは二千年問題で爆発。一円玉は旅ガラス。北風小僧のカンタロウは風の又三郎と共に消えてった。いなくなってほっとした。ギャバンと鳥打ち帽。宇宙刑事。宇宙で刑事。宇宙が刑事。宇宙も刑事。我が輩は宇宙刑事である。あだ名はまだない。友達がいない。偉人伝のあまりに無理矢理な美談。なんでもかんでも美談。酔っ払って貰った渡航費使いきる。美談ってやつは一方的過ぎる。熊楠の水虫。もよもよと蠢く虫。山を駆け下りていくオニギリを追い越し、僕らは口づけを交わした。アルプスには小ヤギがいる。手のひらサイズで、ゴールドラッシュにわくアメリカのサーカスがよく買っていったんだ。といっても偽物も大分あって、それがチワワになったんだよ。消えないルージュ。あの人は魔女。いけない魔女。でも老婆の方。蛇遣い軍団に挑むマングース少年。蹴散らす様はまるで鬼おろし。あ、スプーンおばさんが勝った。鍵おばさんの鍵は真鍮製だったから。スプーンでえぐられた腕や目。今夜のシチューは誰にあげよう。押し入れの前で意識なく立っている僕。