ボツ台本ブルース・リーと関根さん | からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜

ボツ台本ブルース・リーと関根さん

「ブルース・リーと関根さん」あまりブログトップに話のおちを載せておくのはどうかと思ったので。


A「お前はどんな映画が好き?」
B『おれはカンフー映画が好きだね』
「カンフー映画っていうとブルース・リーとかジャッキー・チェンとか?」
『次長課長の河本さんとか』
「それはモノマネだろ!?別に出ているわけじゃないよ」
『お前に食わせるタン・ロンはねぇ!』
「モノマネ似てねえ!しかもタン・ロンって、タンメンだろ!?」
『いや、タン・ロンでいいんだよ』
「なんでだよ、タン・ロンってなんだよ」
『お前、ブルース・リーの“ドラゴンへの道”観てないの!?』
「ドラゴンへの道?ブルース・リーの映画?」
『お前…最悪だな!観てないのかよ』
「まあ、うーん、なんかすまん」
『タン・ローン、タン・ローン、タン・ローン』
「急にどうした」
『お前ちょっとチャック・ノリスの役やれよ』
「チャック・ノリス!?聞いたことある人だけど急だなおい」
『いいから!』
「いいけどさぁ、おれまったくわかんないよ?」
『しょうがねえなぁ、じゃあまずは身長を20センチぐらいでかくして』
「ああまずはねって、出来るわけないだろ!」
『えー、出来ないの?じゃあ胸毛をもっさり生やして』
「いやそれも一朝一夕には無理だろ」
『なんだよそれ!胸毛の無いチャック・ノリスなんて可愛くない上戸彩みたいなもんだぞ!』
「胸毛の占める割合でかっ!可愛くない上戸彩なんて上戸彩じゃねえ!」
『そう言ってんだろうが!どうすんだよ!胸毛のシーン再現出来ねえよ』
「胸毛のシーン!?そんなのあるの!?」
『あるよマジで!ブルース・リーがチャック・ノリスの胸毛を鷲掴みにしてむしりとるんだよ』
「へーなんか凄いシーンだなっていうかもしおれが胸毛ボーボーだったらむしりとる気だったの!?」
『しょうがないだろ、そういうシーンがあるんだから』
「あ、あぶねぇ!いや、まあ胸毛無いから別にいいけど、つうかこの話お客さんはついてこれてるのか!?」
『考えるな。感じるんだ』
「あーそのセリフは聞いたことあるな、ブルース・リーの名言だよな」
『怒りの鉄拳からだけどな。とにかくお客さんがついてきてるかどうかは、考えるな。感じるんだ』
「………いや、考えても実際お客さんの様子を見て感じてもついてこれてない様子だけど」
『そんなやつはほっとけ』
「ほっとけねえよ!大事なお客さんだよ!」
『あーお客さんが全員関根勤さんだったらなぁ』
「うわ濃い濃い!まあ確かに関根勤さんだったらついてこれるんだろうけど」
『カンコーン、カンコーン』
「やめろ!さっきやったタン・ローンみたいに関根さんの名前を音読みで叫ぶのやめろ!」
『関根さんは定期的にお笑いの舞台をやるんですけど、その舞台の名前がカンコンキンシアターっていうんですよ。関根勤っていう名前を音読みにしてカンコンキン』
「ボケの説明!?」
『いや、お客さんがついてこれてないようだから』
「やっぱほっとけてねえじゃねえかよ」
『お前、ブルース・リーと比べたら関根さんの知名度なんて胸毛2本分ぐらいだろ!』
「おい、やめろ!先輩だぞ!胸毛2本分ってお前、まあそりゃ世界的な知名度ではブルース・リーと比べたらそりゃ無いだろうけど」
『だろ!?』
「でも日本での知名度は負けてないだろ、むしろ上かも」
『そんなわけあるか!』
「だぁ!もうやめろって!関根さんはもういいよ」
『なんだよ関根さんはほっとくのかよ!』
「ほっとくなんて言ってないけど、まあ今は忘れておけ」
『関根さんをほっておいたらこんなネタ誰が笑うんだよ!』
「お前関根さんピンポイントでこのネタやってたの!?駄目だろ!もっと広く笑いを届けろよ!」
『おれの笑いが全世界の人に伝わるわけないだろ!』
「全世界の人って、そりゃそうだけど別に関根さん一本に絞らなくてもいいだろ。せめて今いるお客さんの10人に5人は笑ってもらえるように努めろ!」
『10人に5人って、オンバトだったら失格だよ!』
「いやまあそうなんだけど、関根さん一本よりはましだよ」
『おれは関根さんが大好きなんだよ!』
「それは十分伝わってるよ!ああもう、で?おれがチャック・ノリスの役をやるんだろ!?」
『お前にチャック・ノリスが出来るわけないだろ!』
「いやお前がやれって言ったんじゃねえか!」
『お前にチャック・ノリスなんかやらせたら関根さんに怒られちゃうよ!』
「もう関根さんはいいから!じゃあどうすればいいんだよ」
『まったく。じゃあお前には精一杯チャック・ノリスをやってもらう』
「結局やんのかよ」
『2人しかいねえんだからしょうがないだろ!』
「ああもうわかったよ、で?どうすんの」
『おれがタン・ロンやるから』
「ちょっと待って、そういえばタン・ロンってなんなの?」
『ええ!?もう。タン・ロンてのはブルース・リーの役の名前だよ!ったく』
「ああ、そうだったのね。じゃあちなみにチャック・ノリスの役の名前は?」
『チャック・ノリスはチャック・ノリスでいいんだよ!』
「ええ!?」
『どうせチャック・ノリスなんてチャック・ノリスであること以外に価値なんかねえんだから』
「随分辛口だなおい」
『そうですよね関根さん』
「あー!もういいって!」
『んで、チャック・ノリスってのはでっかい外人なんだよ』
「お、おう」
『まあでかいっつってもハキム役のカリーム・アブドゥル・ジャバー程じゃないけどね!』
「え?カリーム?」
『また知らないのかよ』
「知らねえよ!」
『死亡遊戯に出てたでっかいアフロの黒人だよ!バスケットボール選手の!』
「ああ、なんか有名なシーンのあれね」
『うるせー!知らないくせに知った風な口聞くな!』
「ああ、すまん。で、おれはどうすればいいの?」
『タン・ロンははじめ空手家のチャック・ノリスの圧力にいいようにやられちゃうんだ』
「なるほど」
『じゃあ殴ってきて』
「え?じゃあはい」
A適当にBを叩く。
『まあいいや』
「いいの?」
『どうせ出来ないんだろ!?』
「そうだけど」
『もうタン・ロンは追い詰められちゃう。この間タン・ロンがした攻撃といえばチャック・ノリスの胸毛をむしりとるぐらいしかない』
「あ、ここでむしるんだ」
『でもタン・ロンは徐々にチャック・ノリスの攻撃を見切りはじめる。そして!』
B、Aの膝にローキック。
「いたっ」
『こうやってタン・ロンはローキックに活路を見いだすわけ!』
「痛いなぁ、まだ続くの?」
『続くわ!』
B素早く細かいローキック数発。
「痛いよ!」
『こうやって細かいローキックでチャック・ノリスの出足を封じていくのよ』
「お前は笑いの出足を封じてるけどな」
『うるせー!で、もう闘いのペースはタン・ロン。顔面にパンチはもらうわ、チャック・ノリスはふらふら』
「殴るなよ!おれの顔面!」
『……………』
「こわっ!」
『まあいい、でふらふらのチャック・ノリスは最後のあがきでタン・ロンに胴タックルを仕掛けるの。ほれ』
「え?」
『ほれ、おれに胴タックル』
「胴タックル?胴タックルって組み付けばいいの?」
『そうだよ!早くしろ!』
「ああもう」
A、Bの胴にしがみつく。
『でもタン・ロンは倒れない。倒れないどころか…』
B、Aをフロントチョーク。
AタップするもB離さない。
A落ちて崩れ落ちる。
Bブルース・リーのまねで、
『関根さーん、おれやったよー』
「もういいよ」


終わり。なーむー