こんにちは。
 
いかがおすごしですか?
 
薬を飲んでいますか?
 
 
ちょっと前に連載が終了しましたが、消費者金融を題材にした『闇金ウシジマくん』っていう胸糞が悪くなるマンガがありましてね。
 
消費者金融のどぎついお金の取り立てにまつわる話です。
 
人間の弱い所や悪い所をむき出しにして、無理な借金の返済で人生がダメになっていく様を描く、何とも言えない胸糞の悪さが残るマンガでね。
 
体調のいい時に読むならいいと思いますけど、体調の悪い時は読んじゃいけないマンガですね。
 
今、このブログを読むような体調の人は読まないようにしといてください。
 
 


話は変わって。
 
ここのところ、生理が来ないのでピルを飲んでます、もしくはピルを飲まないと生理が来ません、という生理不順の患者さんがドバドバ何人も続いたので話題にしておきます。
 
生理っていうのは女の体調のバロメータです。
 
大体28日周期で来ますが、プラスマイナス5日は正常範囲内だと思ってください。
 
プラス5日を超えると『んん?』となりますが、期間が安定しているならグレーです。
 
正常範囲を超えて早すぎたり、早くなったり遅くなったりバラバラなのはブラックです。
 
そんな中で、生理が来ない、2か月も3か月も来ない、なんてのもあります。
 
そんな時、病院に行って生理が来ないんです、なんて言うとホルモン剤(ピル)を出されます。
 
で、それを飲むと生理が来ます。
 
止めると次の月には生理が来ません。
 
なのでまた病院でピルが処方されます。
 
生理が来ます。

病院から「これはピルを飲まないと生理が来ないので飲み続けてもらいましょう」となって、ピルを飲み続けることになります。
 
 
 
この「生理を来させるためにピル飲みしょう」ってのは、とても悪い考え方です。
 
問題の根本に何も手を付けずに、ただバロメータの数字だけを追っかけている状態です。
 
本来なら、自分の体が色々な条件を無意識下で勘案して、体内のプログラムが「生理が始まってOK!」となるから生理開始なんです。
 
それを無理やり生理開始させたって、なんの意味もないんです。
 
 
 
 
東洋医学では、生理の仕組みを説明するとき、ししおどしで説明します。
 
 
↑コレが『ししおどし』ね。(『鹿威し』と書く)
 
女性が生活しているうちに女子胞(じょしほう:子宮のこと)に余裕の血液がジョロジョロジョロ~っと溜まっていき、それがいっぱいになったところで「カッポ~~ン!!」となって溜まった血液を吐き出して生理が始まると考えます。
 
で、また次の生理周期が始まるんです。
 
でも、このジョロジョロの溜まり具合が体調によって違うんです。
 
だから、生理周期がバラつくんですね。
 
ここで、生理『周期だけ』に着目して、28日で来ないからってんでピルなんか飲んで無理やり生理を起こさせるとどうなるか。
 
本来だったら生理が始まるほど血液が溜まってないのに、無理やり血液を出させるんです。 
 
どこから血液を出させるか、というと、今回の生理用じゃない血液を出させる、ってことです。 
 
ピルの力ってのは強くてね、はっきり言って『暴力』です。
 
もうね、闇金ウシジマくんの取り立てに近い。 
 
「もうすぐ返済日なんだよ! つべこべ言わずに決められた量の血液を出せコラ!!」
 
的な。
 
本来生理が始まるはずの体調じゃないのに生理の血を出す、それはどの血か、となると、『次回用予定の血』を前借りして出す、ってことになります。
 
すると今回の取り立てでちょっとは気が休まるのかもしれませんが、次回分はもう無いんです。
 
でまた次の返済日が来て、ピル飲んで「出せコラ!!」ってなって、次々回分プラスアルファを前借りして…という悪循環に繋がります。
 
ピル飲んで生理を来させるってのがどう考えたっておかしい、ってのは分かっていただけますでしょうか。
 
 
 
こんな状態は長く続ければ続けるほど体調がおかしくなりますし、回復にも時間がかかります。
 
おかしくなるのは生殖器だけではなく、当然その他の臓器にも影響します。
 
アナタがどんな状況かは存じませんが、どんな状況でも2周期以上ピルを飲んでおられるようであれば、今すぐにでもピル飲むのは止めた方がいいです。
 
 
 
「でも、そんなこと言ったって、ピルを飲まないと生理が来ないじゃないの!」とおっしゃるアナタ。
 
こういう時こそ東洋医学の出番です。 
 
東洋医学ではアナタの体調の根っこを診て治します。
 
体調の根っこが悪いから生殖器に影響して生理が来ないんです。
 
生理だけ見てたらダメなんです。
 
こういう時、病院ってのは「ホルモンが出ないから」って言うんでしょうが、じゃあ「『何で』ホルモンが出ないんですか?」と聞くと答えが無いんです。
 
病院や西洋医学ってのは『外傷・中毒・感染症』っていう器質的な不具合にはとことん強くて患者の命を守ってくれるんですが、それ以前の『体内プログラムの異常』のような機能的な不具合にはムチャクチャ弱い。
 
『答えが無い』から、『治す手段が無い』から目先のことだけ見てピルなんか飲ませるんです。
 
それじゃあダメなんですよ。
 
こういう時は東洋医学じゃなきゃどうにもならないんです。
 
 
 
 
はい、わかりました、じゃあ東洋医学に乗り換えます、東洋医学と言ってもどれがいいのか、となります。
 
『鍼灸』『漢方薬』か、ってことですね。
 
体調を整えるとき、鍼灸と漢方薬は同じ理屈で相手の体を診ます。
 
使う『道具』『手段』が違うっていうだけです。
 
東京から博多に行くのに、新幹線か飛行機かっていうぐらいの違いです。
 
皆さんのライフスタイルに合った方を選んでください。
 
私は鍼灸マッサージ師なので鍼灸の方を勧めますがね。
 
皆さんのお住いの近くに腕の良い先生がおられるといいですね。
 
 
  
 
でもね。
 
今までピル飲んで生理来てました、じゃあピル止めて東洋医学に乗り換えます、で次の周期にすぐ生理が来るか、というと、、、、来ないんです。
 
だって今までさんざん前借りしてきた分がありますから。 
 
前借り分の体調を治さないと正常な生理が来ないんです。
 
心配せずとも、正しい治療を続ければ必ず自然と生理が来ます。
 
全身の体調を整えるから、薬なしで自然と生理が来るんです。
 
だから全身の体調を整えるのが王道なんです。
 
ゆっくりに感じるかもしれませんが、王道が一番正しいんです。 
 
 
 
ウチですか?
 
ウチは経験も実績も十分にあります。
 
生理痛でも生理不順でもPMSでもPMDDでも、何でもカンでもお任せください。
 
スコンと治してみせます。
 
豊橋市の小浜治療院をどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
豊橋市・小浜治療院