こんにちは。
 
いかがお過ごしですか?
 
自分の体調は把握できていますか?
 
 
 
 
最近、芸能人の不幸が連発しております。
 
 

テレビの世界から美男美女の人数が減っていくってことは、テレビの華やかさの合計が減る事になるんでね。
 
テレビ好きには何とも悲しい話ですね。
 
華やかな業界ですし、男性の方の原因は私のような陰キャには想像もできませんが、女性の方は「これだろう」と思うものがあります。 
 
『産後うつ』です。 
 
 
 
 
まずですね、うつ病ってのは『本人の体調』プラス『本人の社会環境』で発生します。
 
社会環境ってのは、人間関係だったり、仕事の良し悪しだったり、将来への不安だったりのことです。
 
体調が悪い時に社会環境の悪い状態が続くと、脳が疲れてうつ病になります。
 
 
 
  
では、今回の女性の方はどうでしょうか。
 
テレビで見る限り、仕事は順調だったようですし、将来の不安もないでしょう。
 
人間関係はよく知りませんが、順調だそうです。
 
では何がいつもと違ったのか。
 
それは『出産後』ってところです。
 
 
 
 
今年の1月に40歳で第2子を出産されています。
 
東洋医学では、出産ってのはとてつもない量の気(き)と血(けつ)を消耗する、と考えています。
 
(気とは神経の働き具合、血とは物質的な過不足、という考え方でほぼ合っています。)
 
40歳という、やや高齢な出産も影響しています。
 
まあ、気とか血とかいう東洋医学的見地でなくても、40歳で出産すれば体力をガッツリ持って行かれて大変だっただろうな~、なんてのは想像できるかと思います。
 

 

 
世間では自死の原因を考えて、「あんなに仕事が順調で、子供も生まれたばかりで幸せの絶頂だってのに、どうして。。。」なんてのは良く聞きます。
 
ですが、体調が底抜けなくらい悪かったらどうでしょうか。 
 
先ほど「うつ病ってのは体調プラス社会環境」と書きました。
 
世間様は社会環境ばかりに原因を求めますが、社会環境が抜群に良くても、体調が底抜けに悪い状態、例えば体力をガッツリ消耗して回復していない状態の『産後』ってのは、合計すればうつ病側に傾くってことなんですね。
 
でも、「産後、産後って、出産直後じゃないんだから、とっくに回復してるでしょう?」なんてお考えでしょう。
 
ここからが大事なことなんですが、『産後数か月では出産のショックから神経が回復していない』そして『そのことに本人は気付いていない』ってことなんですね。 
 
産後で起こる体調不良ってのは、「実際に足りない物質がある」とか「痛くて動かせない部分がある」とかではなくて、出産した時の「ガッツリ体力を消費した時の神経のショック」が体から抜けていないのが原因なんです。
  
 
 
こういう時、本人はそんなはっきりした体調不良は感じていないと思います。
 
多少の不眠があったり、耳鳴りだったり、めまいだったり、その他いろいろ。
 
乳児を世話する寝ずの忙しさの中で、「こんだけ忙しかったらこんなもんかな?」なんて考えて放置するんです。
 
まあ、体調不良なんてある程度の波があるもんですしね。
 
ですが、ある時突然隠れていた「出産時のショック」が顔を出して、育児疲れと合わさってとんでもない強さになることがあるんです。
 
ウチのワイフも一人目の子育ての時、産後うつの状態を経験したそうです。
 
ついさっきまで普通にしゃべって笑って幸せだったのに、何の脈絡もなく突然天が落ちてくるような、説明のしようもない強い絶望感と不安感が襲ってきて、死にたくなるほど怖くなるのだそうです。
 
しばらくすると、その不安感が無くなって、さっきの絶望感と不安感はなんだったのか、絶望感と不安感の原因に何の心当たりもないそうで。
 
それが何度も繰り返すのだそうで。
 
当時は私も自分の仕事とワイフの仕事を一人で受け持って、ワイフの体調不良に気付けなかったくらい仕事と慣れない育児でヘトヘトだったので、ワイフの体調まで手が回りませんでした。
 
後から考えたら、そういえばワイフのアレもソレもコレも体調不良の状態だったわ、なんてのがゴロゴロありました。
 
なので、産後うつによる自死の原因を『本人の社会環境』に求めても答えは出てこないんです。
 
産後うつってのは、『出産時のショックが体に残っている状態』が原因なんです。
 
産後うつによる突発的な自死は、『体調不良の波』と『体に残された出産時のショックの記憶』の合わせ技によって起こされた一種のパニック症状なのです。
 

 
  
じゃあ、奥さんの様子を病院に診せていればよかったのか?
 
でも、体に残った『出産後のような気と血の大量消耗状態のショックの記憶』なんてのは、『病院』では発見できません。 
 
本人も自覚してないし。
(自覚してないっていうか、忙しくて自分を省みる余裕がないっていう方が正しいのかもしれませんね。)
 
本人が大丈夫って言うなら、周りはそんなに大げさにできないし。
 
病院に行っても、恐らく血液検査でしょう。
 
病院が得意なのは『外傷』『中毒』『感染症』という3つの『病気』なのです。
 

だから血液検査をするのです。
 
産後うつは『病気』ではないので血液検査で結果は出ないし、「産後はホルモンバランスが乱れ~うんぬんかんぬん」って言われて「どう乱れてるんですか? 乱れてるって具体的にはどういうことなんですか?」って聞いても答えなんか返ってこないしね。
 
残念ながら、こういう時に病院に『答え』なんて無いんです。
 
ホルモンバランスとは言ったけど、ホントはどんなバランスがいいかなんて分かっちゃいないのです。
 
『体調の変化には必ず物質の増減が関わっている』と考えている以上、産後うつのような物質変化のない微妙な症状はからっきしダメです。
 
近い将来、それはそれは少量の体内の物質変化でありとあらゆる症状の説明が付く日が来るのでしょうが、今日明日の話じゃない。
 
今、産後うつ予備軍はそこらへんにうじゃうじゃいるんです。 
 
今すぐ奥さんの微妙な変化に気付ける人が必要なんです。
 
 
 
  
こういう時にこそ、東洋医学が適しています。
 
奥さんの体調の微妙な変化を総合的に診て、その体調の不良部分を根っこから回復させる技術があるのです。 
 
鍼灸マッサージや小浜治療院には『神経の乱れ』に働きかける技術があるんです。
 
正直、ニブイ旦那さんには奥さんの体調が悪いかどうかなんて分かりゃしません。
 
なので、旦那さんは、奥さんを産後3か月をめどに、体調管理の意味も込めて、お近くの鍼灸マッサージ院や小浜治療院へ送り込んでやってください。
 
何も悪くないと思っていても、「産後で何か疲れているんじゃないか? そこの鍼灸マッサージ院か小浜治療院へ行ったらいいんじゃないか?」なんて言ってあげてください。
 
東洋医学なら隠れた奥さんの体調不良を見つけてバッチリ回復させることができます。
 
お任せください。
 
 
 
豊橋市・小浜治療院