こんにちは。
 
いかがおすごしですか?
 
旦那様。
 
奥様をしっかり抱きしめていますか?
 
 
 
 
何度かブログにも書いておりますが、私は寄生虫が大好きです。
 
特に人体に寄生するタイプの寄生虫が大好きです。
 
自分がそいつらに寄生されるのはまっぴら御免なのですが、大好きなのです。
 
 
 
そんな人体に寄生する寄生虫に『日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう)というのがおります。
 
日本住血吸虫はそれはそれは長い旅をしてオスとメスがめぐり逢い夫婦になるのです。
 
まず、人間の体から出た日本住血吸虫の卵は、水の中に入り、卵が割れて、中から無数のミラシジウムという状態で水中に放出されます。 
 
ミラシジウムは水中を漂い、宮入貝(みやいりがい)という淡水の巻貝に寄生します(中間宿主)。
 
宮入貝の中でスポロシスト→セルカリアと体の形を変化させながら数を劇的に増やし、ついにセルカリアは貝から飛び出して水中を無数のセルカリアが泳ぎ回ることになります。
 
その水中に人間の体が入ると、セルカリアは人間に向かって泳ぎ、皮膚に付くと皮膚から直接人体内に潜り込みます(経皮感染)。 
 
セルカリアは人体内で形を変形させ、血管内でついにミミズのような形の日本住血吸虫になるのです。
 
人体内で日本住血吸虫はオスとメスに分かれますが、ジェットコースターや急流滑りのような人体の血管内でオスとメスは出会います。
 
オスの体には抱雌管という溝があって、そこにメスがすっぽりと収まります。
 
オスは急流の血管内でお互いが離されないようメスを強く抱き締め(オスには抱きしめたロックが外れないような仕組みまである)、正常位で顔(?)を見合わせたまま死ぬまで夫婦で1日約3000個の卵を産み続けるのです。
 
 
 
では、この夫婦の日本住血吸虫を無理やり引きはがすとどうなるでしょう。  
 
オスがいないのですから(精子の供給がストップするから)メスの産卵が止まるのは当たり前なのですが、おもしろいことに、メスの体に変化が起こります。
 
メスの卵黄巣の発育が退行変化を起こし、虫体の大きさも小さく委縮してしまうんです。
 
メスらしい部分が退化してしまうってことですね。
 
で、そのメスを再度オスとペアにしてやると、また元のメスの状態に戻るんです。
 
つまり、メスがメスらしくその成熟した姿を維持するにはオスの存在がどうしても必要だということになります。
 
 
 
体内で生み出された虫卵はどうなるかって?
 
日本住血吸虫は腸の血管や門脈に寄生していますから、虫卵が腸の血管壁を詰まらせたり虫卵由来の刺激物質のせいで腸壁が炎症を起こしたりして腸壁が壊死し、虫卵が出血と共に便中に交じって体外に放出されることになります。
 
また、腸壁で詰まるとは限らず、ほとんどは肝臓内で詰まるために、肝臓内で炎症を起こし、肝臓が炎症を起こすので肝臓が線維化を起こし、肝硬変へと進行していきます。
 
肝硬変になると、門脈圧の亢進、腹水の貯留、黄疸、食道静脈瘤、最終的には栄養障害、高度の貧血、全身衰弱、食道静脈瘤の破裂で死へとつながります。
 
肝臓で詰まらなかった一部の虫卵は脳へ流れつき、脳住血吸虫症による焦点性てんかんを起こします。 
 
日本住血吸虫は『必ず』人体に害を及ぼす、本当に迷惑な虫なのだよ、はっはっは。
 
幸いなことに、日本住血吸虫は『日本国内では』絶滅に成功しております。
 
先人の偉大なる働きにより、中間宿主である宮入貝の完全駆除に成功したからです。
 
現在も宮入貝はいるようですが、無感染のようです。
 
ですが、日本住血吸虫が『地球上から』絶滅した訳ではありません。
 
まだまだ中国揚子江流域と中国南部諸地域、フィリピン、インドネシアには分布しております。
 
どっかのバカが感染地域で水浴びして感染し、帰国して国内でばらまく危険性は十分にあります。
 
日本住血吸虫に感染したくないと思うならば、国内でも海外でも、プール以外の淡水にはうかつに入らないようにしましょう。 
 
 
 
 
んで、こっから不妊治療の話に持ってくにはなかなかハードな空気なのですが(笑)。
 
人間の体も、まあ、大体、日本住血吸虫と同じです。
 
メスがメスらしい状態を維持するには、オスの存在がどうしても必要なのです。
 
「人間の体と寄生虫を一緒にするのは無理があり過ぎるだろ」という声が聞こえてきております、ありがとうございます。
 
人間の体と日本住血吸虫とは確かに体が違います。
 
下等な生物である寄生虫は不要な器官を退化という形で無くしたり、必要になったらまた作ったりと簡単にできます。
 
しかし高等な生物である人間は、高等であるがゆえに、作ったり無くしたりが簡単にはできません。
 
人間の体は生まれたときに必要な器官がほぼ出来上がってしまっているんですね。
 
じゃあ、人間が不要な時はどうするかというと、神経やホルモンの働きによって活動を休止させるんです。
 
そうです、組織や器官の形を残したまま、『必要な時が来るまで休眠』という形を取るんですね。 
 
 
 
ここで不妊治療をしている夫婦は悩むことになります。
 
「なぜ、精巣も子宮も卵巣も『ある』のにうまく働かないんだ?」とね。
 
なまじ医学が発展したせいで体内を細かく目で見れるようになったので、その器官が存在することは確認できてしまうんです。
 
そしてそれらが(存在を維持するための最低限の)活動をしていることも確認できてしまうんです。
 
「存在して死んでないなら100%動くハズだろ~?」ということで現代医学はむちゃくちゃな薬の投与を行ってしまい、体調を崩して頭も体もおかしくなっていくんですね。 
 
 
 
本来なら、存在する器官を動かすためには体にその要求を行えばいいんです。
 
つまり、妻の子宮と卵巣を動かそうと思うなら、夫が妻の体をもっと要求しなければならないんです。
 
平たく言えば、もっとセックスしろ、ってことです。
 
もっと頻繁に。
 
最低でも週1回。
 
もっと多いならなお良い。
 
よく「排卵日付近に集中して。それ以外はやっていません。レスです」なんてのを見ますが、妊活中なら以ての外です。
 
人間の体は休眠状態から要求されたからってすぐ100%活動できるような器用な作りではないんです。
 
1か月近くレスで、排卵日付近で急にセックスしたって、「やれやれ、生理日付近でやっと女として動きだそうかな」、くらいじゃないですかね。
 
排卵日過ぎたらまたレスなんでしょ?
 
それじゃあ、悪い結果が出るのがちょっと見えてますよね。
 
なので「受精卵は用意してあります。あとは移植するだけです。旦那は不要です。レスです」なんてのも失敗の確率が高い状態です。
 
例え移植待ちだとしても、妊活中なのにコンドームで避妊をしていても、セックスは「定期的に」「頻繁に」行わなければならないのです。
 
妻が女として走り続けるには、コンスタントな旦那のチ○コの補給が絶対に必要なのです。
 
 
 
 
なので、当院も不妊治療を行っておりますが、不妊治療の内容を変更しました。
 
今までは男性不妊でない限りは「妻のみ」に治療を行ってきました。
 
夫というスイッチが入った時に、妻がすぐに100%で動けるような体調にしてきたつもりです。
 
ですが、妊活中だというのにこちらの予想をはるかに超えて妊活夫婦はセックスレスだと分かってきました。
 
正直、びっくりしましたよ。
 
なので、現在進行中の患者さんも含めて、新規の不妊治療の患者さんはまず「夫の治療」から入ることにしました。
 
詳細はホームページ見ていただければよろしいですが、とにかく、夫の体調を「最低でも週1回以上のセックスが継続的にできる状態」に持って行ってから妻の治療に入るという風に変更しました。
 
今までのやり方でも結果は出せているんですが、もっと『早く』結果が出るように変更したんです。
 
 
 
医者の仕事も鍼灸師の仕事も漢方薬の仕事も、奥さんには「奥さんが女として走り出す準備」をしているに過ぎません。
 
スタートのピストルを鳴らすのも、奥さんを女として走らせ続けるのも旦那にしかできない仕事なのです。
 
そして鍼灸マッサージおよび小浜治療院には旦那も奥さんも走らせ続ける知識と技術がギチギチに詰まっておるのです。
 
迷っている時間はもったいないですよ。
 
実績はあります。
 
お任せください。
  
一緒に頑張りましょう。
 
 
豊橋市・小浜治療院