こんにちは。
 
いかがお過ごしですか?
 
目先の利益に飛びついて損してないですか?
 
 
 
最近の鍼灸マッサージに関する話題で「回数券」があります。
 
ここ、5・6年くらいかなあ。。。
 
今まではそんな話はめったに聞かなかった。
 
ところがここ最近はとてもよく耳に入る。
 
 
 
新規の患者さんから「前に行ってた治療院は・・・」的な話が出ることがあるんです。
 
「はあ! あそこですか! へぇー・・・」と、こちらも興味津々で聞いてしまいます。
 
腕が良いだの悪いだの、愛想が良いだの悪いだのなんてのは、商売をやっている限り、客から評価されるのはしょうがないことなのです。
 
私も他所では言われているでしょうし、お互い様なのです。
 
私も甘んじて評価を受けます。
 
私の腕と愛想が至らなかった過去の患者さん方、申し訳ありませんでした。
 
他所様の失敗を自身の成長の糧にして日々努力をしておりますので、以前より腕も愛想も良くなっております。
 
また気が向いたらお越しください。
 
心を込めた、丁寧な施術で対応させていただきます。
 
(愛想が悪く感じたときは、口内炎が出来ていると思っていただければ、大体合っています)
 
 
 
 
で。
 
そんな中で「お金」の話が出ることがあります。
 
施術料金の話ですね。
 
当院では毎回、術後に当日施術した分を現金でお支払いいただいております。
 
当院はアナログなので。
 
で、この業界、施術料金は1時間4千円~7千円を推移しております。
 
オプションとかでもっと高いところもあるでしょうけど、まあ大体そんなもん。
 
一人のプロが1時間、患者に付きっ切りでやるなら、金額はこんなもんじゃないかな、と思います。
 
 
ただ、最近の世の中の治療院の流行は「回数券方式」だそうで、「11枚つづりで10枚分の金額」とかで一度に支払うことが多いようです。 
  
話を聞いたときはビックリしましたけどね。
 
いやいや、1回4000円だとしても、10回分なら4万円ですよ。
 
そんな大金、ホイホイ出せないでしょ?
 
だいたい、極力少ない回数で治せるところが「腕が良い治療家」で、多い回数前提でやるところは「私は腕が悪いですぅ~」って自分で言ってるようなもんじゃないの?
 
とか私は思っているんですが。
 
 
ですが、何人ものお話を聞くと世の中はそうでもない。
 
①初診の時に『施術前に』回数券の話をされる。
 
②回数券なら〇枚つづりで〇○○円、1回あたり〇〇円お得になる計算。
 
③今買わないなら売らない。次回からはこの値段では売ることはできない。どうする?どうする??

 
こう言われると、「治るなら…」と〇万円を出しちゃうそうで。
 
法的なことは詳しくないですが、③番なんて何かしらの法律に触れるんじゃないかという気はしますけどね。 
 
 
 
で、患者さんに「へー。じゃあ、そんだけ通って良くなったんですか?」と聞くと、
 
④初回は院長がやってくれるが、2回目以降は院長ではない。従業員が施術する。
 
⑤院長は上手いが従業員はそうでもない。
 
⑥回数券に期限がついている。期限を過ぎると残りは無効になってしまう。
 
⑦期限前になると従業員から連絡が来る。
 
⑧結局、回数券が残っているが行かなかった。 

 
 
大体こんな感じの話になります。
 
一つの治療院の話と違いますよ。
 
患者さんたちが行っていた複数の治療院の話をまとめてあります。
 
どこの話も全て同じ。 
 
そしてこの回数券の件に関しては、意図的なのかどうなのか、ホームページのどこにも書いてないんですよ。
 
ここまで同じだと、きっとどこかの経営セミナーかなんかで教わった手法なんじゃないかと思います。
 
 
 
患者さんたちが行っていた「回数券の治療院」は、どこも手広くやっている「儲かっている側の」治療院です。
 
このご時世、正直、儲かっているのは羨ましく思っております。
 
しかし、③⑤⑥⑧が発生しているのであれば、それは技術とか愛想とかそういう話で儲かっているんじゃないのでは?と思うのです。 
 
患者さんの『不利益』の上で儲かってんじゃねーか!、と思うのです。 
 
そんな囲い込み方って、治療家として、商売人として、どーなのよ?、と思うのです。
 
 
 
 
 
11回分買って、2回で良くなったらどうすんの?
 
2回目の施術が終わった時、どうにも合わないセンセーだったらどうすんの?
 
しぶしぶ最後まで使い切って、さらに回数券を勧められたとき、ちゃんと断れるの?
 
そう考えると、多少割高でも『毎回』払った方が、いつでも離れられるし、長い目で見ても患者さんにはお得だと思いますけど、いかがでしょうか。
 
以上、儲かってない側の遠吠えでした。
 
 
豊橋市・小浜治療院