こんにちは。
いかがおすごしですか?
夜眠れていますか?
今回はザックリした内容になります。
鍼灸と不妊症治療の「大きな方向性」を理解していただけたら、と思います。
「どうして鍼灸マッサージで不妊症に効果があるのか」と、ものすごくザックリした質問を聞かれます。
そのザックリした質問にザックリした結論から申し上げますと「リラックスするから」です。
人間には内臓を支配している神経があります。
「自律神経(じりつしんけい)」といいます。
この神経があるおかげで、いちいち「心臓もっと動け!」とか「胃液を出せ!」とか考えていなくても内臓は勝手に動いてくれるわけです。
ありがたい話です。
この自律神経は2種類に分かれます。
「交感神経(こうかんしんけい)」と「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」です。
交感神経の働きは「戦闘状態の時」の内臓への指示です。
瞳孔が開き、唾液が分泌し、心臓の鼓動が早く高くなり、気管支が広がって呼吸が激しくなり、おしっことウンコは出なくなり、血圧が高くなって、毛が逆立ちます。
血液や酸素や栄養を「四肢の筋肉に」バンバン回していく仕組みですね。
敵を見てウーウーうなっている臨戦態勢の犬を想像していただければいいかと思います。
対して副交感神経の働きは「リラックスしている時」の内臓への指示です。
瞳孔が狭くなり、涙と鼻水と唾液が出て、心臓の鼓動がゆっくりになり、気管支が狭くなって呼吸がゆっくりになり、消化器が動き出してお腹がすいてきて、おしっことウンコがしたくなります。
交感神経の時とは逆に、血液や酸素や栄養を「内臓」にバンバン回していく仕組みです。
お昼ご飯を食べた後に眠くなっているときのアナタか、ユーチューブでネコ動画とか見ているときのアナタを想像していただければいいかと思います。
「自律神経(じりつしんけい)」といいます。
この神経があるおかげで、いちいち「心臓もっと動け!」とか「胃液を出せ!」とか考えていなくても内臓は勝手に動いてくれるわけです。
ありがたい話です。
この自律神経は2種類に分かれます。
「交感神経(こうかんしんけい)」と「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」です。
交感神経の働きは「戦闘状態の時」の内臓への指示です。
瞳孔が開き、唾液が分泌し、心臓の鼓動が早く高くなり、気管支が広がって呼吸が激しくなり、おしっことウンコは出なくなり、血圧が高くなって、毛が逆立ちます。
血液や酸素や栄養を「四肢の筋肉に」バンバン回していく仕組みですね。
敵を見てウーウーうなっている臨戦態勢の犬を想像していただければいいかと思います。
対して副交感神経の働きは「リラックスしている時」の内臓への指示です。
瞳孔が狭くなり、涙と鼻水と唾液が出て、心臓の鼓動がゆっくりになり、気管支が狭くなって呼吸がゆっくりになり、消化器が動き出してお腹がすいてきて、おしっことウンコがしたくなります。
交感神経の時とは逆に、血液や酸素や栄養を「内臓」にバンバン回していく仕組みです。
お昼ご飯を食べた後に眠くなっているときのアナタか、ユーチューブでネコ動画とか見ているときのアナタを想像していただければいいかと思います。
さて、広く野生動物に目を向けるとですね。
生き物は命がけの弱肉強食の環境に身を置きながら生殖活動を行って子孫を増やしておるわけです。
オスは巣穴を用意し、メスに「ここは安全だよ~」とアピールしてメスを引き込み、生殖活動をして子を成すのです。
じゃあ、安全地帯がなく、周りは天敵だらけのむき出しの環境で、天敵がすぐそばで自分を狙っているのを自覚している状態で動物は子供が作れるか、ということです。
自分の命を脅かされているストレス環境下では、やはり自分の命の確保が最優先になりますから、体の方も生殖活動は控えますよね。
生殖活動を行うには少なからずリラックスできる環境と、リラックスできた体が必要になるわけです。
じゃあ、現代人はどうなんでしょう。
文明が進んで、「直接的に」命を奪われるような状況は回避されました。
しかし、人間関係やら仕事関係やら将来の不安やら、あっちのストレス、こっちにストレス、どんどん降りかかって大変なことになっています。
生きていくためにはそれらストレスをかいくぐって仕事をしたり生活したりせねばならんので、脳と神経の状況的には「戦闘状態」の「交感神経優位」の状態が長く続いていることになります。
人間は大脳が発達しているので、長く同じ状況が続けば、それが記憶として残ってしまいます。
状況が変わっても、戦闘状態の記憶が抜けきらない状況で「はい、今からリラックスして」と言われて素直に100%リラックスできますか?
体が言うことを聞きますか?
体が子作りの準備をすると思いますか?
ここで鍼灸マッサージの登場です。
鍼灸マッサージの効果は主に「副交感神経の活性化」にあります。
(厳密には副交感神経の興奮というんですが、「興奮」って言っちゃうとイメージ的にややこしいので「活性化」と言っておきます)
鍼灸マッサージでツボや神経を刺激することにより、その刺激の信号が脳へ伝わって、その信号のパターンによって脳が副交感神経が活性化させ、深く深くリラックスできる、ということですね。
生き物の究極のリラックスは「睡眠」なので、鍼灸マッサージを受けている時の患者さんは涙や鼻水を垂らしながら眠っちゃう人が多いです。
体に物が刺さっているのにガーガー寝ている人ってのはシュールな光景ですが、鍼の効果が出せているんだなあ、と私は一人ほくそえんでおりますよ。
ザックリ言えば、東洋医学というものは漢方薬も鍼灸も「副交感神経の活性化による内臓の活性化が目的」だと思って頂いて結構です。
患者さんそれぞれに腎虚だオ血だと状況が違うので、患者さんごとの体調に合わせたやり方を用意するために、漢方薬の種類が多く用意されていたり、ツボの選び方が違ったりするのです。
じゃあ、漢方薬と鍼灸とどちらがいいのか。
それぞれにメリットデメリットがあります。
漢方薬のメリットは「手軽に治療ができること」です。
飲むだけですから。どこでだっていい。
デメリットは「効果に時間がかかる」ことです。
お薬を受け取るとき、「はいどうぞ、1か月分です」なんて、とりあえず月単位、最終的には数か月かかるのは当たり前ですよね。
鍼灸のメリットは「即効性」「一度の効果の高さ」です。
何と言っても『早い』。それに尽きます。
そして施術1回1回の効果が高い。
デメリットは「施術を受けに行く手間」です。
いちいち先生のところに出向かなきゃならんってのはやっぱり大きなデメリットだと思います。
上記のメリットとデメリットを踏まえたうえで、選んでいただければいいかと思います。
体がリラックスできているなら、現代人はそのままでも栄養は十分豊富なのですから、リラックスした体は1か月に1回妊娠する準備を始めて、やることやっていれば自然と妊娠します。
不妊状態の皆さんは、体が全然リラックスできていないのです。
このストレスの多い現代社会の中で、不妊状態から脱するためにどうやってリラックスした体調を作り出し、どれだけ長くリラックスした体調を維持できるか。
私としては、東洋医学が不妊状態から脱する一番の手段だと思っていますがいかがでしょうか。
もし興味がおありでしたら、お近くの鍼灸マッサージ院か「小浜治療院」にご相談ください。
力になれます。
一緒に頑張りましょう。
豊橋市・小浜治療院