こんにちは。

 

いかがお過ごしですか?

 

お腹がグゥ~と鳴ったのを最後に聞いたのはいつですか?

 

 

最近、メタボだ何だと世の中がうるさいです。

 

私も中年になってお腹は出ておりますので、うるさく言われる側の人間です。

 

誰だ、個人の身長差を考えないでウエスト85センチで線引きしたヤローは?

 

おかげでご飯が美味しいですが美味しく感じられません。

 

いつも「食べる量を減らせ」と国から急き立てられてる気がします。

 

「男のウエスト85センチ」は撤廃してほしいです。

 

 

で。

  

皆さんは1日何食ですか?

 

普通は3食ですね。

 

朝、昼、晩、かな。

 

でも、エジソンがトースターを売り出すまでは、世界的にも1日2食だったそうですよ。

 

2食で済むのに3食食ったら、そりゃあカロリー過多で太りもしますわなあ。

 

 
現代は飽食の時代と言われております。

 

要は「食い過ぎ」ってことですね。

 

じゃあ、1食減らした1日2食が自然なのか?

 

それとも1食当たりの量を減らしたらいいのか?

 

答えは・・・・・ちょっと違うんですね~。

 

 

ものすごく根本まで戻りましょう。

 

人間は、というか、生き物はナゼ食事をするのか?

 

それは生きていくための栄養、つまり「活動するエネルギー源」と「体を構成するタンパク質」を補給するためです。

 

それら栄養を円滑に動かすために「ビタミンとミネラル」という微量栄養素も補給します。

 

生きているとそれら栄養を消費するので、体が食事を要求するんですね。

 

だから食べるんです。

 

当たり前ですよね。

 

 

で、問題はここからなんです。

 

今、あなたは朝昼晩と食事をしていますが、体が「本当に」それを要求しているんですか?

 

朝と、昼と、晩と、摂った栄養は全部消費してるんですか?

 

消費したかどうか、確認できているんですか?

 

この「消費したかどうかの確認」をしないで食べているから、食べ過ぎが発生するんです。

 
 

そんな、「確認」と言ってもお腹にメーターが付いてるわけじゃあるまいし、どうやってやんのよ?と思われるでしょうが、人間の体ってのはうまく進化していてですね、ちゃんと知らせてくれるんですね。

 

それが冒頭で書いた、「お腹がグゥ~」です。

 

体から使える栄養が無くなったとき、お腹が「グゥ~」と鳴るんです。

 

お腹が「グゥ~」と鳴ったからご飯を食べる、逆に言えば「グゥ~」と鳴らないならご飯は食べてはいけないんです。

 

  

お腹が「グゥ~」と鳴らなくても食欲を感じるときもあるかと思います。

 

こいつが難しいところですが、食欲を感じるときってのは何パターンかあるんです。

 

①体の栄養が消費され、次の補給を要求し、「グゥ~」となる1歩手前の時。

これは今回言っている食事すべき時の食欲です。

 

②習慣として脳にインプットされ、パブロフの犬のように時計と連動しているとき。
こいつが厄介で、「時計を見たから」「空腹だと思ってしまって」いるんです。
もうね、暗示です。催眠術です。
ホントは空腹じゃないんです。
だから時計を隠しちゃうと12時を過ぎても昼飯を要求しなかったりします。

 

③味覚の記憶と連動しているとき。
以前食べた食事で得た味覚や充足感の記憶が、それに関連するものを見たり聞いたり嗅いだりしたとき呼び覚まされて、再度味わいたくなっているんです。
理屈で言ったら麻薬の依存症や禁煙中にタバコが吸いたくなるのと同じ理屈です。
大脳が発達した人間らしい行動ですね。
 
 
で、
あなたの、今の空腹は、どれですか?
 
今回は別に②と③を否定しているわけではないんですよ。
 
誰かと美味いものを食べたら幸せになりますし、人間は社会で生きる生き物ですから、家族や仕事のスケジュールや他部署との連携を考えたら12時に昼飯をとらなきゃ他に何時摂るんだって話ですよ。

 

ですが、カロリーとか栄養過多とかメタボ予防って考えたら、①にしないとダメなんです。
 
空腹を感じてからちょっと間をおいてグゥ~と鳴らない時の空腹感は、多分気のせいってことです。

 

体の条件は人によって違います。

 

その日の活動量だって、昨日の栄養摂取量だってみんな違います。

 

1日1食の人もいれば、1日5食の人がいたっておかしくないんです。

 

成長期の子供なんか3食以外にグーグーいわせているでしょう。

 

ですが大人は、前の晩にビュッフェで腹が破裂するほど食べたら、次の日は0食だって間違ってないんです。

 

それを考えたら、あなたと隣の席のAさんとが同じ時間にお腹が空くわけがないんですよ。

 

 

文化として根付いてしまった「1日3食」はなかなか変えがたいです。

 

お腹は空いてないけど、今食べないと、会議があるからあと5時間は食べられない、なんてのもあるんでしょう。

 

ですが、体の調子を本当に考えるなら、空腹になってから食べるべきだと思います。

 

仮にグゥ~と鳴ったのにその先5時間も食べられなくても、死ぬことも体調を崩すこともないです。

 

あなたの体には、すぐには使えないだけで蓄えが無い訳ではないからです。

 

余分に取ってしまうことを考えたら、空いてるほうがいいと思います。

 

いざとなったらコンビニでもファミレスでも飯は食えますから。

 

食事の時間が自由に選べる状況なら、「グゥ~」の音を聞けるまで待ってみてはどうですか?
 
 
 
動物園とか野生とか、人間以外の動物はお腹が空いていなかったら目の前を餌が通っても無視するそうですよ。

 

人間だけがお腹が空いてもないのに時間が来たから食べる。

 

お腹が空いてないのに食べなきゃいけないから、舌を刺激して食べやすくするために味を濃くする。

 

味が濃いってのは大体塩分が高いってのとイコールですわ。

 

だから塩分摂取量の問題まで発生してきてしまう。

 

なんじゃそら、ですよね。
 
 
 
私、お腹が空いてもいないのにガツガツと飯を食っているやつを知っています。
 
フォアグラのガチョウです。
 
人間を大きく2種類に分けるなら、フォアグラ側かそうでないか、です。
 
ちなみに私は1日3食、時間が来たら食べます。
 
お腹が空いていなくてもです。
 
よってフォアグラ側です。
 
だって、まだ子育て世代なので、食事は子供の時間に合わせなきゃなりませんから。
 
「あ、俺はまだお腹が空いていないから今は飯いらない」とか「お腹がグーって言ったから今すぐご飯用意して」なんて奥さんに言ってたら怒られるのは目に見えてますからね。
 
ですが、子供が巣立って、年を取って夫婦の体調がどんどん違ってきたら、食事を摂るべき時間も当然ずれてくると思います。
 
そうなったら、自分の体に合わせた理想的な食事時間が取れるのかな、どうかな、やっぱり奥さんの家事や食事の時間に合わせることになるんだろうな。
 
私がフォアグラ状態から脱するのはまだだいぶ先のようです。
 
 
 
皆さんの健康を遠くからですが応援しておりますよ(^0^)/~~~~~

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