わかる!
これ、この感じ。
表してくれてありがとう、
柚木麻子さん!
二人の主人公、栄利子と翔子。
翔子にはそんなに共感しないんだけど…
栄利子。
栄利子にはシンパシーさえ感じるw
コミュ障で偏屈なとこ。
変な思い込みや偏った信念が強いとこ。
そして自己利益に向かって猪突猛進なところに共感!
笑えすぎる。
そして、その執着気質にも共感!
好きなもの、興味のある事は知りたくて知りたくて、なんの苦もなく記憶しつくして、結果ストーカーじみてしまうところ。
20年くらい前、『ストーカー』って概念ができた時、私はなんかギクッとしたもん。笑
ま、さすがに相手との関係性を妄想級に歪めて捉えたりはしないけどねー。汗
(あ、そこが本物との決定的な違いか?)
そして人間との関わりに関するとんちんかんさ。これ、もう理解できすぎる。
栄利子が相手と友達になりたくて“演じる”ズレまくった色々は、まさに子供の頃の私。(誇張なしで同レベル。重症でしょ♪)
「“友達”ってのはこういうもの」
っていう自分の中でのイメージがあって、それを生真面目に(?)“遂行”しようとする。
え、自然さ?
その場の流れ?
無視
てか、“ノルマを遂行する”感じになっちゃってて、もうその場なんて見えてないんだよね。
現実を生きてないのです、その時は。
というより自分の“外側の世界”が見えてない。
脳内でずっと再生してた『これぞ友達』なフィルムをリアルで実行する感じ。
まったくなー、なんもかんも“結果”なのに。
後からついてくるものなのに、『関係』なんて。人工的に作るもんじゃなくてさ。
ある意味『構築』するもんでもあるけど、でも栄利子とか昔の私みたいのは『シールを貼り付けた』って感じ。(それもムリヤリ。それも1人で。それも不気味で攻撃的な)
そして。
本人的にはよーく考えて“無難なこと”を言ったつもりなのに相手の地雷を踏んでたりして、結果キレられたり壁を作られたりしてしまうというトホホさ。
あ~いったたたった~
気持ち悪いよね
気持ち悪い栄利子(美人)をおーえんしたい!
って思った。
☆ ★ ☆ つづく ★ ☆ ☆