朝窓を開けるとひんやり涼しい

 

 

 

窓際に座っていたら

風が懐かしい匂いを運んできてくれた

 

 

それが何の匂いなのか

思い出せないのだけど

穏やかだった日々の匂いだった

 

 

 

 

 

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お盆前にお墓参り

 

 

 

 

比較的実家に近いその場所は

 

 

幼い頃 祖父と通い

 

母を亡くして一人で通い

 

結婚しておとうさんと通い

 

家族になってみんなで通い

 

おとうさんを亡くして子供と通い

 

ここ数年はひとりで通っている

 

 

 

あの頃より行く回数は減ってしまった

 

それでも行ける間は通い続ける

私が話したくなる場所だから

 

 

 

 

 

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七月末頃から涙もろくなった

 

これは毎年のこと

 

 

 

勝手に理由付けるなら

この時期はおとうさんが帰ってきてる

 

 

 

私の一番の望みは叶わないけど

生きるのに必要な身体と生活

それを常に支え続けてくれている

 

 

そんな気がする

 

 

 

 

近くにいるのに触れられない

無意識にそう感じているから

涙が出る

 

 

 

消えてしまいたいと思う日もあれど

そんなに遠くない未来に逢える

 

 

 

 

これからは

お前の好きに生きればいい

 

 

 

あなたは言った

 

 

 

 

好きに生きるって何

どうしたら楽しめる?

 

ずっとサポート役だったから

よくわからない

 

 

 

心が荒れる日もあるから

常には無理だけど

 

出来るときには

人に優しくありたい

 

 

 

 

おとうさんがいないのに

心が満たされないのに

 

子供のように

そう思ってしまうから難しい

 

 

 

 

弱い自分の本音は裏返し

 

 

優しくされたい

 

大切にされたい

 

 

 

 

 

 

 

できれば

 

あなたに愛されていた頃の

笑顔で時を紡いでいきたい

 

 

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