きっと、たぶん | こはとらまこちゃん劇場

こはとらまこちゃん劇場

ロシブルのこはる、白猫小虎の妄想劇場に、2020年8月、閉店した猫カフェ出身のアメショまこちゃんが仲間入り!でも3ヶ月後に、こはるは12歳で引退、お空に引越していきました。






9年前の今頃のことよ
生まれた赤ちゃんの中に 
真っ白な仔がいたの








お母さんは、小さな仔猫にお乳を与えるため
食べものを探してまわったはずよ






おかげですくすく育って、ある日
仔猫たちの目が開いたのよ






特別に美しいオッドアイの白猫を見て
お母さんは驚いたわね
そしてとても喜んだわ






ある日、仔猫を連れて安全な場所に
お引っ越しする日が来たのよ
お母さんひとりだもの、大変だったはず






仔猫ちゃんたち
お母さんの呼ぶ声は白猫に聞こえなかったの
忙しいお母さんは白猫の耳が聞こえないってこと
きっと、たぶん気づいてなかったのね







残された白猫は怖くて寂しかったけど
ひとりで生きなきゃならなかったわ
小さいけど覚悟を決めたの
ひとりぼっちでゴミや虫を食べて生きたわ







でも、赤ちゃんだもの
お母さんに会いたくて、大きな声で
泣いて泣いて、泣き疲れていた時
この家のお姉さんに会ったの







その白猫は、毎年今ごろ
一週間のお祝いをしてもらうの
今日からお誕生週







厳しい真夏に生んで
お乳を飲ませてくれたお母さん







美しく強運に生んでくれたお母さん
ほんとうにありがとうございます












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