ミュージシャンが政治や宗教についてふれるのはタブーと考えている人が多い。

しかし私はそのタブーをどんどん犯していきたいと思う。

 

今回は私の宗教観について書こうと思う。

 

日本人は無神論者が多い。

しかし、それは世界的に見れば少数派。

 

前に学校で宗教についての授業があって、だいたいの人が宗教を信仰していなくて留学生がびっくりして「ひどい。」と言い、「落ち込んだ時にどうするの?」と言っていた。

海外の宗教を信仰している人たちは悪夢を見ないという話も聞いたことがある。

 

私はといえば家系はクリスチャン。

でも私は日本古来の神道にとても興味があって、自然の神様とか風や木や花にも魂があり感情があるっていうアニミズム的な考え方を信じている。

 

でもキリスト教育ちだからキリスト教にもけっこう親しみがある。

 

そして、基本的に神様はいると思ってる。

 

宗教全般に興味があって、大学の時の卒論では農大だったから収穫の感謝とか豊作祈願の農業の行事について研究した。

 

地方の農家のお年寄りは今も神様に感謝やお願いをする農業の風習や行事を熱心に行ってる人が多い。

私はそれがどんどん廃れていくことを危惧している。

 

人間は自然には敵わない。自然はおそれ敬うべきもの。

若い人にそういう考え方がないことが不安。

 

でも宗教によって生み出される争いとかを考えると宗教が全て良い面ばかりとは言い切れない面もある。

大事なのは押し付けないこと。

 

私は神様はいると思ってるから無神論者の人に「神様はいないよ。」って言い切られると傷つく。

そしたら、あんたはなんで結婚式を教会でやってお葬式でお焼香してんだよって言いたくなる。

日本は宗教は信仰してないけど文化として複数の宗教の行いをミックスしてやってる人が多いんだよね。

でも、それはそれでまあいいかなとも思うんだけど、そういう人が熱心な信仰を持ってる人をオカルト的な目で見て軽蔑するのは違うと思う。

 

宗教は自由だよ。

色んな宗教があり、信仰がある人もない人もいて、みんな考えを押し付け合わないで争いも起きないといいね。

そして押し付けちゃいけないとは思ってるんだけど、私個人的には自然はおそれ敬って人間に対するのと同じくらいかそれ以上に大事にしてくれると嬉しい。

 

自然災害たくさん起きてる。

自然の神様が怒ってるかもしれないよ。

 

そして神様はいないと思ってる日本の現代人へのお願い。

神様を信じてる人を否定しないでね。