クロサキさんがLINEで
なかなか
引き下がってくれないので
ハル君に会う準備もしたいのに
家を出る2時間前にようやくLINEの
キリが付きました
*ここまでの話
私はクロサキさん側からは
完全に縁を切ってくれなかった事は
少し気になりつつも
確実に自分の中では
“別れを告げる事ができた”
つもりでいました。
言いたい事もほとんど言えたし
LINEを終えた時には
とてもスッキリした気分になりました。
その後は今から会う、ハル君へと
気持ちを切り替えました
今日って何日だったっけ?
カレンダーを見ると・・・
偶然にも「3月9日」でした
レミオロメンの「3月9日」が
頭に浮かびました
そしてサビの部分が私の頭の中に
何度も何度も繰り返し流れて
一人で胸が熱くなってしまいました
そうだ!!
ハル君が居てくれたから
私は強くなれて
クロサキさんと決別する
勇気をもらえたんだ!
もしもハル君が居なかったら・・・
あの時もしもメッセージを
送っていなかったら・・・
もしかしたら今でも
精神的に苦痛を感じながらも
「苦労してやっと出来た彼氏だから
簡単に別れてはいけない」と思って
私は我慢してクロサキさんと付き合いを
続けていたんじゃないだろうか・・・
そう考えたら
ハル君が居てくれたことで強くなれて、
我慢してまで付き合っていた
クロサキさんに
勇気を出して
「別れる」と言えたんだ!
ハル君の存在がとても大きくて
ありがたくて嬉しくて。。。
そしてハル君にとって私の存在も
そうであってくれたのなら・・・・・
私は準備をしながら
サビの歌詞が心に染みてしまって
今からそのハル君に
やっと会える嬉しさで
胸がいっぱいになり
一人で感極まって
涙が自然と溢れてきました
ハル君の家は私の住んでいる田舎から
都会方面へ約50キロ・・・
1時間半程度かかります🚗
月曜日の夕方と言う事で
帰宅ラッシュの時間と重なると
大渋滞してしまうので、
2時間前に家を出ました🚗
教えてもらったコンビニに
少し早めに着いたので
すぐにLINEを送りました。
コンビニに着きました。
仕事、終わり次第で大丈夫ですからね。
待ってます〜
今帰って来たので
シャワー浴びて、すぐ行きます!
待たせてゴメンなさい
もう少し待っててくださいね
寒いからね、
風邪ひいちゃうといけないから
遅くなってもいいから
ちゃんとドライヤーして
髪を乾かしてから来て下さいね!
了解です!ごめんね!
私は、コンビニに入って
お手洗いと念入りに化粧直しをして
また車🚗へ戻ると、しばらくしてから
LINEが届きました
待たせてしまってすみません。
準備できました!
今から行きます〜!
私は車の向きを
コンビニを背にして信号方向に向けて
停車していました🚗
コンビニの目の前の信号🚥が
青になる度に、
横断歩道を渡ってくる人の群れから
ハル君らしき人が居ないか?
目で追いながら、
似た人が来るといちいちドキドキ💓
していました
その時、
運転席の窓の真横に
ひょこっと突然、男の人が現れました!!
嬉しそうにニッコリと
顔の前で両手を振り振り
写真で見た通りの
ハル君でした!!
私はてっきり前方から来ると
勝手にイメージしていたので、
まさか後ろから現れるとは
思ってもいなくてすごくビックリし
私も思わず笑顔になりました
23人目「ハル君」
40歳(8コ下) 未婚
175cm、普通体型、建設業
一人暮らし(賃貸マンション)
初回デート費用→ 男性が全て払う
トップ写真あり
お世辞にもイケメンではないけれども、
実物もニコニコして愛嬌があって
とても優しそうで
親しみやすい感じでした
髪も黒々!フサフサ!
ヘルメットを被って仕事しているのに
全く影響されてません
私も笑顔で窓を開け
「こんばんは!!
前から来るもんだと思ってたから、
ビックリしちゃったよ!!!
お家、後ろ側だったんだね???
さぁ寒いから🚗乗って乗って!!」
そう言って助手席を指差しました
ハル君が助手席側に回って、
「こんばんは!おじゃましま〜す」
と言いながら、乗り込んで来ました。
ふと、ハル君のお腹を見ると
「普通体型」としてあったのに
お腹だけがぽっこりしていました
私は、ハル君のぽっこりお腹を
ポンポンッっと叩きながら
「あれれ〜?これは普通?かなぁ?」
私が笑いながら、からかうと
ハル君は何のことを言われてるのか
わからなかったようで
キョトン?と
していたので、
「ううん、なんでもないよっ
いいね、いいねぇ
これくらいが安心できて
ちょうどいいよっ」
ややぽちゃの私にとっては、
ハル君がギスギスの
ガリガリ男じゃなくて良かったと
安心しました
そのぽっこりお腹に親近感が湧いて、
可愛くさえ思えてしまいました
そこから移動して「焼き鳥屋さん」へ🚗
落ち着いた座敷へ案内されて、
ハル君は生ビール🍺、
私は烏龍茶を注文し
焼き鳥や一品料理もたくさん頼みました♪
飲み物が運ばれてきて
「やっと会えたねっ!
かんぱ〜い」
やっと会えた喜びに
二人で乾杯🍻しました
焼き鳥やお料理も運ばれて来て
食べながら、
過去の恋愛の話をたくさんしました。
私がマッチングアプリで
出会った人の数を
ウソをつかずに正直に
「22人と会ったんだけど、全員
ダメだったんだよね・・・
やっと一つ前の人で初めて
付き合ってって言われて、
付き合ってはみたものの
思ってる人と違ってて・・・
でもね、彼とはハル君に会うまでに
ちゃんと決別しておきたくて、
今日、ハル君に会う事も言って
彼には別れを告げてきたから!」
「そうなんだね、ありがとう!
俺は20代の後半に知人の紹介で彼女が
出来たんだけども、
その彼女と別れてからは彼女なんて
要らないと思ってたんだけど、
去年、このまま一人じゃ寂しいな
と思って、ヤフパに登録して
バツイチ(子ナシ)歳上の彼女が
出来たんだけどね・・・
だけど彼女はウツ病を患っていたり
精神的な事も色々あって
お付き合い2ヶ月くらいで
連絡取れなくなって
終わっちゃったんだよね。
俺も彼女のコト、好きだったから
半年くらい引きずってて、
次の恋愛をする気がおきなかったんだ。
でも、やっぱり彼女が欲しくて
またヤフパに登録したんだよね」
「それで私にいいねを?
だから私が数ヶ月前に
ヤフパに初めて登録した頃には
出会わなかったんだね〜」
2時間程度、たくさん食べて飲んで
今まで知らなかったハル君の事を
たくさん聞けました
ぼちぼちお店を出ようかと
ハル君が伝票を持ってレジへ
向かいました。
お会計の時、
私はハル君の後ろに居ました
いつもなら
「私も出します」と言って、
相手の男気を試すところです
・・・が
*私はこれまで22人、
初回デート費用は(男性が全て払う)
の人だけしか選んでおりません。
ハル君に対しては
試したくなかったし、
もしも誰かみたいに「じゃあ300円ね」
とか言われたら
キライになっちゃいそうだし
これからいくらでも愛情で
お返ししてあげられる
なんとなくそう感じたので、
「私も出します」は封印して、素直に
「ごちそうさまでした」
と御礼を言いました
ハル君はとても穏やかで話しやすく
恋愛に対してはすごく真面目に
愛してくれる人だなぁと確信しました
続きます〜