チャリのブレーキのピストンをメンテしようとしてるのだが、簡単にできるのだろうかってのが心配だった。

変にこじってシリンダ側に傷が入ったらお終いだから。

 

なので今使ってるキャリパーを、ぶっつけ本番で、あーだこうだしたくなかった。

ぶっ壊してしまったら、新調しないといけなくなるし、その間はバス通勤になってしまうからだ。

 

兎に角、くそめんどくせー事になるのは確定している。

 

 

それはやなので、実験と練習したいな~っておもってた。

実際は、準備さえ出来てれば、、、、、、、クソ簡単で、笑けてしまった。。。。

悩んで損した。。。

 

 

<準備妄想>

妄想してたのは、油を使わず、空気で押し出す作戦。

 

前回、仕方なく買ってしまった、シュワルベのリザーバーを使う方法。

8Barまで加圧すりゃ余裕でしょ、、、とおもってた。

結果的にいえば、たぶんこれでも余裕なのだけど、準備がめんどくさい。

 

なにが面倒かというと、継ぎ手。

リザーバー出口の接続は、フレンチバルブ(PV)のスレッドになってるんだけど、これ、面倒な奴。

これを、キャリパー側の油のポートに嵌めないといけない。

 

キャリパー側はM8、リザーバー側は、米式に変換しておいた方が良さそうだったのでPV変換アダプタを外した。

PVだと、難しいでしょ。ちっこい締めるナットがあるから邪魔じゃん。

 

でだ、SVのスレッドの規格、、、、、めんどい。

 

チャリのバルブの規格は、JISで規格されています。

JIS D 9422にある。

 

CTV8山32ってやつ。UNCの8番、ピッチが32山ってやつ

 

こんなの、日本じゃチャリのバルブにしかつかわんだろ、、、、

ってことで、まじめにやるなら、とんでもなくニッチなアダプターが必要になる。

最悪、ホースでつなぐかな。。。みたいな。

 

リザーバー側:CTV8-32(メス)

キャリーパー側:M8(オス)

 

これを用意しないといけない。

さすがにそんなのないし、あってもクソお高いか、ワンオフ製作か、、、、

 

なので、近い形状を用意しておいて、シールテープで無理クリやってしまおうと思ってた。

 

だが、そんなもんは不要だった、、、、って落ち

 

 

 

全段が長くなった。。。。

 

次の問題、、、これはすぐ解決。。。。

継ぎ手問題がCLEARになったとして、練習用のキャリパーはどうしようか。

 

これは、実はすぐ解決できた。

 

 

見つけてしまった。。。なんとなく今使ってるキャリパーに似てるジャンク品。

ジャンク万歳!

 

アルテなグラさん(ポスマン)BR-R8070ってやつ。

 

実はこの人、今使ってるBR-M8100の兄弟みたいなもんだと、勝手に思ってる。

ポスマンなのは別にどうでもいいし、実は中のピストン部品、同じなのよね。

 

キャリパの基本構造は一緒だろう(勝手な思い込み)から、こいつでピストン抜きの練習をしようってなった。

 

 

 

まあ、ジャンク品なので、取りあえず構造とやり方がわかればいいや、、、と早速バラすんだけど、なんでジャンクなのかな?

ってのが気になった。フィッティング関係は全部外されてたけど、キャリパー自体は綺麗だし。

 

ぜんぜん綺麗だ。

 

で、ちょっと眺めてると、ジャンクな理由が分かった。

片側のピストンがでっぱっとるやないか。。。。

 

ちなみに、押し込んでみても押し込めない。ほーんのちょっと押し込めるけど、もどってしまう。

まあ、想像するに、シールリングがちゃんと嵌まって無くて、乗っかっちゃってるかんじ。。。

ほんの少しは引っ込むから、固着はして無さそうだ。

 

今回、油を使わないで、こじらないで自然に引っこ抜く作戦でいきたいので、早速1個を割る。

まじかよ、、、、HEXじゃなくてトルクスかよ、、、、、

 

 

 

ちなみに、復旧時のトルク、どうしようか。

さすがにシマノの取説にも書いてない。

M6でバンジョーのとこは、8-10Nmって書いてある。

 

 

 

ここもこれで良いのかな?

一応、考えておこうと思った。

 

バンジョーのとこと、同じ油圧が掛かるわけだから大体同じでいいだろうとおもう。

同じM6だと、、、、なので、、、、ってのを考慮して、、、、

 

でだ、一応JISも見ておく。

 

JIS B 1083に、ネジの締付け通則ってのがある。対応するISOはないそうだ。

 

面倒くさいことは割愛しますが、バンジョーのとこと材質は同じだから参考にしてみる。

M6の場合で、8-10Nmだと、、、、しらんけど、降伏点がそのちょっと上くらいと想定する。

材質一緒でサイズ一緒だから摩擦係数も一緒と仮定すれば、まあ、おなじでええやってことにした。

 

 

まあ、それはさておき、ピストンをどう抜こうか。。。

 

取りあえず、油経路のポートはこうなってる。超雑、、、、

 

なので、キャリパの左右を、互い違いにくっつけてしまえば、一筆書きになる。

 

こうして、ドレンを締めて、入口から空気なり、油なりで押してやれば、片方のピストンは抜けるでしょ。

 

でだ、なにで押し込むか。。。

 

1)油で抜く作戦

 

キャリパをバラして無くて、ラインが活きてれば、片側のピストンを出てこないように押さえておいてから、レバーを操作すれば、片方は出てくるはず。本当は②側を押さえて、①から外した方が楽だと思う。

①の方は、ポートが2つ有るから、塞ぐのだるいので。ポートが一つの②を後にすると、らくでしょ?

 

結果から言うと、そんなに圧掛けなくても抜けるから、どーでもいい。

ただ、加減を知らないで、ばこってやると、やばいです。

ピストンぶっ飛んで油でぬるぬるになるから、これはやりたくない。

 

そもそも、今回は、油ラインないし。

 

 

2)空気ぶっ込む作戦

全段のフィッティングに悩んだのでやめた。

まあ、出来るんだろうけど。

 

 

結果的に言うと、第③の方法で、、、、、、、、

 

綺麗に出来た。。。。しかもクソ簡単。