タイトル未定
いよいよ明日だね。
俺の残すライブは明日を含めて二本。
そんな明日はいよいよBlack Klaxon復活です。
俺はASTARIAが始まってからいつかこの2バンドでイベントをする事を実は考えてました。
その夢が明日いよいよ叶うんです。
Black Klaxonは俺にとって人生の分岐点となった大事な大事なバンドで、
俺の音楽人生において半分近くを共に過ご共に歩んだバンドでした。
このバンドで学んだことは沢山ありました。
このバンドは俺にとってかけがえのない財産でした。
このバンドがなければ、ASTARIAはありませんでした。
一度表から姿を消す俺にとっては最後の最後に大切なプレゼントとなりました。
いや、まだプレゼントというには早いよな。
Black Klaxonの音楽はASTARIAと違ってロック色の強いハードなバンドだけどASTARIAとの色の違い、
そして俺が歩んできたバンド生活においての成長を表すそんな一日になると思う。
俺はさ、Black KlaxonもASTARIAも大好きなんだよ。
自分のやりたかった音楽をこの2バンドで贅沢にやってきました。
まだ明日が最後なわけではないけど、明日は贅沢に沢山楽しませてもらうよ。
ASTARIAではASTARIAのK.O.Hとして、
Black KlaxonではBlack KlaxonのK.O.Hとして、
みんなと共に最高の一日を送りたいと思います。
ただ一つ、
残念ながら盟友ギタリストYukkyの出演が実現出来なかったことが正直心残りではあるけど、
それはYukky自身が思い描く強い信念があるからこそ。
彼とは今回の件でも沢山話をしたし、沢山たわいもない話をしました。
実はYukkyとはお互いにそれぞれの道を歩みを始めた後もちょくちょく連絡をとったりしてたんだ。
俺がプライベートでの現場とライブのスケジュールが被ったりしたらいつもYukkyに電話して『何月の何日にどこどこでリハで何日に本番あるから代わりに行ってきて〜』って感じで。笑
そうやってなんの心配もなく頼めちゃうYukkyは俺にとって心から尊敬できて且つ信頼のおける素晴らしいギタリストなんだなって。
彼とはBlack Klaxon以来同じステージには立ってないけどまたいつか一緒にツインギターが出来る事を楽しみにしているよ。
そしてゆづき。
ゆづきは度重なる色んな事情からASTARIAを離れる形となってしまいました。
それでも彼は彼なりに沢山努力をし沢山苦労をしてきました。
俺がやめるってなった時もゆづきは自分から率先して動いて頑張ってました。
俺がやめると決まった後の目に見えない努力が俺には沢山見えました。
こいつすげぇなって、
初めて思わされたよ。
ゆづきは自分の弱いところを見せるのが嫌いでした。
元々身体も弱く、持病があったのも俺は知ってました。
そんな不安を沢山抱えながらも俺が一緒にバンドやらないかって誘った時は二つ返事でオーケーしてくれました。
だからこそ先のハードなスケジュールやステージに耐えられるよう沢山一緒にトレーニングしました。
本当に本当に彼は努力家で、
俺はバンドを共にやる上で色んな条件を沢山提示しました。
その一つとしてその先殆どやる事のないBlack Klaxonの曲を全曲弾けるようにする事というのを1番に提示しました。
その理由としてはYukkyというギタリストが積み重ねてきたものを感じる為です。
勿論年月を重ね積み上げてきたYukkyに叶うわけはない。けど少しでも近づく為、そして今後追い越す為にもゆづきにとっては必要な事だと思ったんです。
それでも彼は僅か2ヶ月の間共に猛特訓を重ね、俺が納得するくらいのギターが弾けるようになりました。
あとは体力をつける為に走り込んだり一緒にジムに通ったりしたんだけど、
思い返せばけっこうシンドかっただろうなって。笑
俺は結構スパルタだからさ。笑
ゆづきはゆづきなりに色んな言い訳を人にしたくなかっただろうし、そうならないように補う為に努力を沢山をしてました。
残念ながら最後のステージ、共に過ごす事はなくなってしまったけど俺は最後までゆづきという存在を噛み締め、ゆづきの分まで全力でステージに立ちギターを奏でたいと思います。
人それぞれ色んな意見や捉え方があると思うけど、
俺は最後まで俺なりにASTARIAを表現していきたいと思う。
最後まで共に進もう。
そして新たな道を、
新たな一歩を。
最後まで全力の笑顔を忘れずにな。