今年もあと数日となりました。
クリスマスやお正月、子供の頃から大人になった今も変わらず、
1年で1番楽しい時期です。
その反面、新年を迎える準備に追われたり、
人をお迎えすることも多くなり、
1年で1番慌ただしい時期でもあります。
そんな時、
少し手を休めて、
ゆっくりと作ることを楽しめるお菓子を作ります。
こちらはムジゲトックという蒸し餅です。
ムジゲとは韓国語で虹の意味で、
うるち米の粉に野菜や果物で色を付けた
虹のように可愛らしい色合いのお餅です。
今回はくちなしやよもぎ、岩たけで色付けました。
手のひらで粉の感触を確かめながら、
ひと色ひと色丁寧に色を付け、
重ねて蒸し上げます。
こうした時間がひと時、心を穏やかに落ち着かせてくれます。
作ることを楽しみながら、
自分の心と対話するようにお菓子を作ること。
季節に寄り添いながら暮らす
私なりの習慣です。
「スッカラ」(株式会社スッカラ)さんでは、
そんな季節のお茶とお菓子を連載でご紹介しています。
2014年 VOL.90冬号は、ムジゲトックとあずき茶です。
2010年1月からスタートした連載も、
来年で5年目となります。
これからも季節に寄り添ったお茶とお菓子を
その時の気分に合わせた器とスタイリングで、
自分の言葉を添えて、
たくさんご紹介させていただきます。
楽しみにしていてくださいね。