~観劇~  劇団美松
篠原演芸場
(南 雄哉まつり)
2024/1/20(土)

お芝居
『無法松の一生』


(敬称略。ネタバレあり。)
無法松(松五郎)⇒南雄哉
剣術の荒船先生⇒藤川雷矢
松五郎の同僚 虎吉⇒大和歩
宇和島屋 女将⇒菊千鶴
巡ら⇒藤川真矢

虎吉の女房⇒桜川幸梅

吉岡家 当主(軍人)⇒松川小祐司
妻 よしこ⇒菊小菊
としお⇒市川華丸

明治3○年頃の九州、小倉。
宇和島屋の車引き  冨島松五郎。
剣術の先生とケンカ。
巡らが松五郎を捜しに来たり。

ある日、
ケガをした吉岡家の子息としおを、車に乗せた事がきっかけで、
吉岡家と御縁が出来た松五郎。
同僚の虎と共に節句のお祝いに。
御膳を頂いたり、お酒を酌み交わし、としおは唱歌『おぼろ月夜』を披露(⇒下手やꉂ🤣𐤔)
続いて軍人の父のリクエストにより、『銀の龍の背に乗って』
荒船先生にご披露『裏町酒場』?!

軍からの呼び出しで出掛けようとした、吉岡大尉、急に倒れ、そのまま帰らぬ人に。
松五郎は吉岡家の面倒を見るうちに、よしこに好意を抱いて行く。

三年後、虎吉が女房を連れて、
宇和島屋を訪ねてくる。
そこへ、ちょうど松五郎と、としおもやって来て再会する。

よしこは周りから再婚を勧められていた。
このままではとしおを、中学にも上げられないから、再婚したらと。
松五郎は仕事を頑張るから、
自分からとしおを離さないでくれと頼む。
それを聞いて、よしこは再婚の話は断ると言う。

いきなり、松五郎と男二人(藤川真矢、龍錦)がケンカ、松五郎は、二人をやっつける。
その様子を観たとしおは、松五郎に「強いんだね!」と安心感を抱く。


月日は流れ、、、
祭りの日。
松五郎は吉岡家の為に尽くし続けた。しかし、周りの人々は、‘’旦那気取り‘’と噂する。
高校生になった、としおは
祭りの着物を自分の分と松五郎の分を用意していた母に対して、
「松っぁんを吉岡家に入れないで欲しい。」と言う。
世間が色々言うのを、気にしての言葉。
「お母さんは松っぁんが好きなの?」
「はい。好きです。人間として好きですよ。」
ちょうど、そこに訪ねてきた松五郎の仲間(龍錦)を追い払うとしお。


としおの好物、西瓜を買いに行っていた松五郎は、玄関の外で、一連のやり取りを聞いてしまう。
西瓜をよしこに渡し、どこかへ行く松五郎。.

祭りの会場で、虎吉と女房と子供に出会う。
‘’子どもは大きぃせんこつじゃ。‘’と、呟く松五郎。

櫓の上に上がり、気持ちをぶつけるように、太鼓を叩く、松五郎と男(松川小祐二)。。。

更に数年が経ち、
剣術の荒船先生は、一家を構える親分になっていた。

内務省の課長になった、としおは小倉の再開発がらみで、宇和島屋を無くそうとしていた。
よしこはそれを窘めるが、国が決めた事だと、としお。

年老いた松五郎。まるでホームレス。
そこへとしおが通りかかる。
『ボンボン、、、』と話しかける松五郎。
としおは『話しかけないでくれ』と、松五郎に言う。
『いくつになっても、自分にとってはぼんぼんはボンボンや』と、松五郎。
としおは、冷たく、松五郎を置いて行く。

よしこととしおの為に、貯金を残し、死んで行く松五郎。

横たわる松五郎に寄り添うよしこ。引き離すとしお。
それを振り切り、
遺体に縋り付き、泣くよしこ。


死んで尚。
「叩かねばなんねッ!」
と、ぼんぼんに向けて、太鼓を叩く、松五郎‼️

最後。
【友達の詩】中村中さんのBGMが切ない(;;)

ー幕ー


『無法松の一生』というお話を、全く知らなかった私は、
太鼓の名人のお話かなぁと勝手に思っていました。
しかし、今回観たら、
献身的な愛を描いた作品だったと知りました。
もっと、男っぽい作品かと想像していましたが、心に染みる悲しいお芝居でした。
雄哉さんは無法松さんが年老いた姿を、上手に演じてらっしゃいました。以前「口笛の吉三郎」という、お芝居でも老け役をされて、すごくお上手でした。

松五郎を南雄哉さん。
宇和島屋の女将を実母である、
菊千鶴さん。
吉岡よしこを、南雄哉さんの実姉、菊小菊さん。
としおを菊小菊さんの息子の市川華丸さん。
親子三代による共演でした。

心に染みる良いお芝居でした。
菊小菊さんが、章劇の菊小鈴さんに本当に良く似てらして、小鈴さんを観ているような気持ちになりました。(小菊、小鈴、雄哉は、千鶴の子供)

雄哉さんと小祐二座長の太鼓が、胸に響きました。

市川華丸さんの演じるとしおが、ムカつきますꉂ🤣w‪𐤔


余談ですが、千鶴さん、小菊さん、小鈴さん、めちゃくちゃ歌が上手いのです。
雄哉さんも上手いのかなぁ?
小鈴さんの「漁歌」とか、天下一品です🎵
もっと、歌を聴きたいです🎤 
🎵•*¨*•.¸¸♬︎


【口上】
今後の予定を熱く語る小祐二座長





23日はお芝居仲間の皆さんが押している、瀬川伸太郎さんがいらっしゃいます。





26日には紅ア太郎花形初め、若手の皆々様がたくさんゲスト。
全くお初な方も!!楽しみィ🎵
《新春若手演劇祭》と銘打ち、特別企画だそう。私はこの日が一番楽しみです🎶




1/25(木)には
川口にて、以下の公演だそうです。
美松さん、エネルギッシュ‼️
💪(´・_・`💪)ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
 




川口で大衆演劇と舞踊ショー「劇団美松」特別公演  映画出演が縁で


埼玉県と川口市の共同製作映画「瞼の転校生」。「劇団美松」特別公演の「瞼の母」舞台では映画に主演した松藤史恩さんも共演。

埼玉県と川口市の共同製作映画「瞼の転校生」。「劇団美松」特別公演の「瞼の母」舞台では映画に主演した松藤史恩さんも共演。
 北区で1951(昭和26)年に開業した大衆演劇場「篠原演芸場」を中心に活動する大衆演劇団「劇団美松」の特別公演が1月25日、川口の「SKIPシティ」(川口市上青木)彩の国ビジュアルプラザ映像ホールで行われる。(川口経済新聞)

劇団美松による「瞼の母」特別無料公演!
映画『瞼の転校生』は、大衆演劇の世界で生き、公演に合わせて一ヵ月ごとに転校を繰り返す中学生が出会いと別れを通して成長してゆく姿を描いたヒューマンドラマ。同作の劇場公開決定を記念して、日本文化大衆演劇協会の協力の下、「劇団美松」による舞台「瞼の母」の特別公演を開催。映画の主演・松藤史恩が、舞台「瞼の母」に初挑戦し、「劇団美松」座長・松川小祐司が演出を手がける。 ※要オンライン申込


1/25(木)は参戦できませんが、映画の『瞼の転校生』は必ず観たいなぁと感じました。
劇団美松さんより、市川華丸さん御出演。また、映像の中に劇団美松さんの様子が映るそうです。

今日は雨の日曜日でしたが、明日は晴れるといいな。

では、またバイバイ
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

舞踊ショーについては、後日。