それでは本日も過去の記録を続けます。
引っ越す前までに残り1年分書き起こせるかしら
思い出しながら書いているため、ちょっと時間がかかっています
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2008年11月28日、
朝10:00に受付を済ませ、人生初の入院生活が開始しました。
先ず最初に受付で熱を測ったのですが、その時は37℃を超えていました。
基礎体温は36.7℃程度だったため、昼間はけっこう上がるんだなぁと思いましたが、
結局入院中の平熱はずっと37℃を下回ることはありませんでした。
それはともかく、その後病室に案内され、
「すぐに点滴を開始したいから」‥と、トイレと着替えを指示されました。
しかし持ってきた荷物の片付けに手間取り、
看護婦さんが何度も「用意できましたか~?」と声を掛けてくれるものの
まだコートも脱いでいない状態(汗)
3度目くらいに覗きに来てくれた時、
「着替え終わったらナースコールで呼んで下さい」
と呆れられてしまいました。。
たかが入院、されど入院。
24時間点滴を言い渡されている限り、
可能な限り先に荷物を片付けておきたかったので、
看護婦さんには何度もお手間を掛けさせてしまい申し訳なかったです。
その後ようやく準備も終わりナースコールで看護婦さんを呼びました。
点滴の前には血液検査用に‥と採血され、
その後、24時間点滴の開始です。
私は血管が細く、採卵時の麻酔用点滴でさえ針が刺さらず
4度目の正直でようやく刺さった!なんて経験もあったため、
常に看護婦さんには脅しをしております。
私の血管、刺しづらいみたいだから‥
でも、さすが点滴のプロ!?
1度でちゃんと刺して貰えました♪
そして入院中の注意事項?をいろいろ教えてもらいました。
・OHSSによる管理入院のため、水分を沢山摂取ること。
・水分摂取量と排尿量は毎回計測して、朝7時から翌朝7時までで区切って集計すること。
・朝昼晩で摂取できた食事量は1~10で記入すること。
・検温は朝9時と夕方5時。
・便の回数も記録すること。
・起床時間までに体重を計ること。
などなど。
徹底した管理下におかれるようです。
さて、イザ入院を開始したものの、
これまで入院生活をしたことがないため、
空いた時間で何をしたらいいか分からない。
いやいや、何もしないために入院してるんだけど、
つまりはパソコンのない生活が手持ち無沙汰なんですね。。。
渡された資料の中には「OHSSで入院中の方へ」という書類があり、
24時間点滴中はトイレ以外歩き回らないこと‥と書かれていました。
点滴が外れたら入浴が毎日可能になり行動範囲も広がるとも。
でも、お腹がパンパンに張ってる以外は元気だし。。
そこで私は、枕元にもテレビはあったものの、
可能な限り休憩室に入り浸っては大画面のテレビを眺めていました。
が、それが良くなかったのでしょうか。
その日の夕方に看護婦さんによる回診があったのですが、
お腹、パンパンですね~
起き上がってるとどんどんお腹に水が溜まりますからね~
と注意されてしまいました(汗)
また、その際に午前中の血液検査の結果をもらったのですが、
ヘマトクリット値が前日よりもさらに悪化しており、
1日で1%以上もドロドロ血が進行していることに驚きを隠せませんでした。
このときようやく、昨日先生が
「今日すぐに入院してください」と言った意味が分かりました。
OHSSというやつは、手当てが遅れれば遅れるほど酷い状態になるんですね。。
また、HCGの値も検査してくれており、
HCG=148.2あったことから、
妊娠確定だと思いますと嬉しい言葉も貰えました。
そして妊娠週数の数え方も教えてもらい、
入院初日の今日は、採卵日を2w0dとするから3w6dになるということでした。
3w6dでHCG=148.2が十分な数字かどうかは分かりませんでしたが、
様子を見に来てくれる看護婦さんがみんな揃って「おめでとう」と言ってくれるから
きっと大丈夫な数字なんだろうと楽観視していました。
血管というものは刺しっぱなしにしていると良くないようで、
4日に一度は刺し変えるという事で一度針を抜いてもらえました。
そのタイミングで4日ぶりのお風呂タイム♪
シャワーしかダメだったけど、サッパリ出来ました♪
いくら冬で毎日体拭きように熱いタオルを貰えるとはいえ、
乾燥肌&アトピー肌に入浴禁止は辛かったです。。
そこで、また針を刺すタイミングでもう一度血液検査が行われました。
もしヘマトクリット値が下がっていれば、夕方にでも点滴が外せる‥とのこと。
へ~。たった4日で治るものなんだ~
しかし、そう思ったのは大間違いでした。
24時間点滴で毎日1Lもの水分を補給しているにもかかわらず、
あまり状態は回復していませんでした。
点滴続行です。
そうこうする内に、入院から1週間がたち、
初めてエコーで腹水の様子を見てみることになりました。
もちろん胎嚢が見えれば万々歳です。
2008年12月5日 4w6d
腹水はまだまだ沢山有り、卵巣も左右ともに7センチと大きく
子宮の上に乗っかってプカプカ浮いていると言われました。
しかし、子宮の中に小さな黒いポッチを発見。
サイズは4.6ミリと小さかったものの、先生からは
「たぶんこれだと思うけど、次回大きくなっていれば確定です」
と言ってもらえてホッとしました。
はじめての胎嚢確認でした。
エコー写真もちゃんと手元にも1枚もらえて、
大切に大切に保管しました。
また、この日の採血結果でヘマトクリット値が少し下がり始めていたため、
点滴を外して様子を見ることになりました。
胎嚢確認と同時にお風呂も解禁です♪
2008年12月9日 5w3d
腹水はまだ沢山あって卵巣の腫れも引いていないけれど、
ハマトクリット値が点滴を外してからでも妊娠前の状態にまで落ちつき、
さらに胎嚢が8.5ミリまで成長を確認できたため
一端、退院となりました。
入院期間は11日間でした。
その間は、お腹が張って食事が取れなくなったときには分割食にしてくれたり、
またお腹が苦しくないようにとベッドの上体の高さを調整してくれたりと
本当に熱心に看護してもらえて、すごくすごく幸せなひと時でした。
専業主婦になってからというもの、上げ膳据え膳で、
何にもしなくてただただ大切にしてもらえる入院生活は
本当に貴重な体験でした。
退院後は心拍が確認できた7w0dまで実家で過ごし、
その頃にはつわりが始まっていたものの、
体調も徐々に良くなってきたというか、そういう状態にも慣れて来たので、
いつまでも実家に甘えているわけにもいかないから、自宅に戻ることにしました。
しかし、それが悪夢の始まりだったのです。