小3息子はそろばんをやってきたので、計算自体はそこそこできますが(といっても最近練習ペースも上がらず微妙なレベルかも・・)、算数の文章題が苦手?という事件がありました。

 

Z会中学受験コースの受講生がもらえる『毎日練習ブック』というドリルをやっていて、こんな問題がありました。

 

「色紙を300枚もっていて、48人のこどもに6枚ずつ配ることになりました。配ったあと、色紙は何枚のこっているでしょうか?」

 

そんなに難しくないはずですが、苦戦していました。

 

48 x 6 = 288

ここまではできました。

 

その後なにをするかと思ったら、、

 「288 x 300 =  」

なんで!?

何をしていいか分からず、さっきまで掛け算の計算問題をやっていたから、掛け算にしてみたようです。


「君が300枚の紙をもってるやろ?48人に6枚ずつ配ったら、何枚のこる?300より大きいわけ無いやろ?」

と言ったら怒って最初の式も消してしまいました。いや、出だしは良かったんだが、、


もう一度整理します。


「最終的に何が聞かれてるん?」

「どういう場面か考えて!」

「問題を声にだして読んでみたら?」

「てきとうに式を作ったらあかん!」

とか、実際は、もっとキツめに言ってしまいましたが、

 

「分かんないよ~」と机の下にもぐりこんでなんとか考えようとしています。

じっと見てると「あっち行ってて!」というのであっち行きましたが、できず、

 

「最後は何が聞かれてるん?」

「何枚残っているか」

ok

 

「はじめに何枚もってるん?」

「300枚」

ok

 

「あげるのは何人に何枚ずつ?」

「48人に6枚ずつ」

ok

 

「それは全部で何枚なん?」

「えーと、288枚」←この暗算はできる。

「じゃあ何枚のこるん?」

「・・・」

 

ここでやっと怒りの表情で式を書きなぐりました。

300 - 48 x 6 = 12

「おお、そこは一気にできるんや」・・、と逆にびっくりしましたが、ここまできてやっと正解。


 文章題を読む国語力、それを誤りなく式に変換する力、が足りないようです。文章題に慣れていないからできなかったのか、文章が長くて意味が分からなかったのか、とにかく出てきた数字で当てずっぽうに式をつくるということが、時々あります。

 

(もし、「ちなみに、その日の気温は25℃でした」とか書いてあったらどうするんでしょうか?25もかけてみる?不要な情報を無視する力も必要。算数の問題には出てこないかもしれないけど)

 

「もしかして、あまり頭がよくないのでは?」と思ってしまいました。それは言い過ぎですが、「もしかして、算数にがて??」と心配になります。あまりパターン的に覚えるのも良くないので、慣れと頭の成長を待ってみようと思います。


小3であの問題が難しいかなぁ?普段会話してると理解力は高いと思うし、けっこう鋭い質問するし、記憶力もいいし、料理もするし、テレビのニュースに興味あるし、賢いとは思ってるんですが、謎です。なんでも与えすぎてしまって、自分で考える力が育ってないんかな?とか。


ということを考えていると、タイムリーに山本塾の山本先生の動画がでていました。

 

「ひとつひとつの式の説明ができるか確認する」のは重要そうです。


あと、さっきの息子の答案をみると(だいたいこんな感じで書いている)、山本先生のいうぐちゃぐちゃに書き殴った答案そのものですね。頭の中が整理されていないのかも。


まぁ、ちょっと心配ですが、そのうちなんとかなるでしょう。