こんばんは
マリウスを観て感じたことをただ書き留めるだけです。
ネタバレです。
本日、私的マリウス初日でした!!!
あらすじとキスシーンがあるということだけは頭に入れて、マリウスを観劇。
ほんとに最高だったの一言に尽きます。
海の向こう側へ行きたいというマリウスの夢と、マリウスの事が大好きだというファニーの想いと。
なんでこんなに切ないの⁈
私はどちらかというとマリウスで、海外がすきだし海外に行きたいと思うタイプです。
ただ、それは今の時代だから連絡手段もあるしすぐに帰ってこようと思えば帰ってこれるし…
きっとマリウスの感じる海の向こうと、私が感じる海の向こうは全く別物なんだろうなぁと思います。
それに船乗りとなると長い長い旅になるしね。
ふと有川浩さんのクジラの彼を思い出しました。
そして私がファニーだったら…
きっと同じように送り出すと思います。
夢を捨ててマルセーユに残ってもらっても、抜け殻になってしまったら辛すぎる。
自分のせいで相手が後悔する人生を歩ませてしまったら辛すぎる。
だから夢を叶えろ!って背中を押すんじゃないかなぁ、、、
俺のことがすきだろ?
私のことがすきでしょう?
そう言い合える仲って素敵だなぁ。
普通そんな自信ないよ、、、
お互いがお互い以外考えられないって状態なのに、海の向こうからマリウスを手繰り寄せる綱は強すぎて…
マリウスと結ばれる時、きっとファニーはもう送り出す決心していたんじゃないかな。
一晩だけ、一度だけ抱かれたいという気持ちもめちゃめちゃ理解出来ます。
そこからの妊娠も、今となってはそれでもいいやん?って思うけど、今の時代とは全く違う価値観だから昔は考えられない事だったんだろうな、、、
未婚の母なんてありえないってね。
パニスはほんとにほんとに優しい人ですね。
あんなに優しい人いないわ。
パニスが実は一番切ないのかもしれない。
そして何よりもセザールが切ない。
息子の前だと素直になれないのに、息子がいなくなると悲しみに明け暮れる…
手紙を読むシーンでどれだけ泣いたかわかりません。
そしてマリウスを叱咤するラストシーンも。
情愛の軽さ、大切さ、積み重ねをマリウスに教えるお父さんが、ほんとにほんとに見ていて辛かった。
マリウスの事も、情愛を散々積み重ねて育てたんだろうなーって。
本人はもっと可愛がっていればって言ってたけど。
あんなにマリウスのことを心配して泣いている父親は、ちゃんと情愛を与えていたと思います。
郵便を待ち続けているのがいじらしい。
素直になれないたった2人の家族が切ない。
最後の最後にマリウスの胸に頭を預けるセザールで涙腺崩壊しました。
今思い出しても泣ける。
柔らかい色男を演じながらも、葛藤で押しつぶされそうになるマリウスを演じている照史くん。
ほんとにほんとに素晴らしかったです。
表情が、仕草が、立ち振る舞いがじりじりとした気持ちを表しているようでした。
そしてフラメンコ。
スペインで、さらに発祥の地であるアンダルシアで去年観たフラメンコがぶわっと蘇りました。
フラメンコのメインは歌。
ダンス、手拍子、ギターはその次です。
靴を鳴らし、手を大きく叩き、ダイナミックにひねりを加えて踊るフラメンコ。
想像していた100倍かっこよかった。
照史くんがフラメンコ???ってなってたけど、心をぐっと掴まれました。
物語は決してハッピーエンドじゃないけど、最後のフラメンコのお陰でふっと気持ちが軽くなる。
また観たいって思える。
堂々と笑顔で舞台の中心に立つ照史くんは、最高にかっこよかったです。
初めてマリウスをみて、ブラブラを見た時と同じような感情になっています。
きっとこの作品も、私の中で大きなものになるんだろうなぁ。
言いたいことは他にもまだまだあるけど、今日観劇してみて照史くんを応援できて幸せだなぁと思いました。
最高の自担です。
誇りの自担です。
マリウスでもまた照史くんは実力で夢をつかんでいくんだと思います。
そんな活躍をまだまだみていたいな。
次は来週。
また違った感じ方をするのが楽しみです。
そしていつか絶対マルセーユ行くぞ!!!!!!