術後9週となりました
毎週恒例のレントゲンも異常なしでした
という訳で、今週からリハビリは2分の1荷重となりました。
2分の1荷重とは、杖などは使わず両足だけで立った時の状態です。
リハビリの進め方としては、平行棒のところに体重計を二つ並べて、片足ずつ体重計に足を乗せます。
それぞれの体重計が同じ重さを示すように、体重計の目盛りを見ながら立ち方を調整します。
例えば体重50kgの人なら、右足も左足も25kgの状態を目指します。
言葉で説明すると簡単そうに聞こえますが、今まで患側の脚を庇って健側に荷重していたせいか、自分ではまっすぐ立っているつもりでも、どうしても重心がずれてしまいます
何度も骨盤の位置を修正してもらいました。
2分の1荷重の感覚を掴めるようになるまで、何度も何度も体重計の上に立つ練習をしました。
目盛りを見なくても左右のバランスを保って立てるようになったら、今度はバランスディスクの上でも立つ練習をしていきます。
この時も右と左は別々のディスクの上に載せるのですが、まっすぐ立つためには、重心が左右だけでなく前後にもずれないよう、脚だけでなく、お腹や背中の筋肉も使う必要があります。
なるほど、今までやっていた筋トレはこのためだったのね
というかね、骨が折れていなくても、バランスディスクの上に揺れないで立つのって結構難しいんじゃないかって思います
ちなみに4分の1荷重が始まった時から、大腿四頭筋を鍛えるのにEMSも併用するようになりました。
EMS(Electric Muscle Stimulation)とは、筋肉に電気的な刺激を与えて他動運動をさせることにより、筋力を強化する方法です。
家庭用で有名なのではSIXPADとかですね
リハビリで用いる機械はこんな感じ。
トレーニングの仕方は、電気刺激に合わせて大腿四頭筋を緊張させるようにします。
膝関節をピーンとまっすぐ伸ばすイメージです。
これね、別に電気刺激がなくても、椅子に座ってやるだけでも十分、大腿四頭筋を鍛えられます。
実際、私も今まではリハビリの時に足首に重りつけて、その運動をやっていました。
大腿四頭筋を鍛えておくと、立位や歩行が安定するのはもちろん、立った時に膝関節にかかる負担を軽減することができます
でも、今日からリハビリでEMSを使わなくなったので、どうしてですか?とPTさんにお尋ねしたところ、支えなしで両足で立っている時点で、EMSで刺激して得られる筋収縮よりも強い筋収縮がおこっていますよーとのこと。
そうなのか
寝てるだけで筋トレ出来るのなら、EMS最高じゃん!なんでもっとEMSやってくれないのかなぁ?とか思っていた自分が恥ずかしい…。
誤解のないように書いておきますが、家庭用のEMS機器が無意味とかそういう意味ではありません!
実際、自分の意思で筋肉を動かす筋トレをする際にEMSを併用することで、より強い筋収縮を得られるので効果的なトレーニングが出来るそうです。
ただ、EMSに任せっきりで、自分で動かなくていいやぁ…っていう考えだと、大きなトレーニング効果は得られないようです。
というわけで、地道な筋トレがやっぱり大事っていうお話でした。
バランスディスクの上でグラグラ揺れないように立つのは本当に難しいので、ぜひ皆さまもお試しください
これだけでもかなり体幹鍛えられますよ
(私は早速、バランスディスクを注文しました)
そして、リハビリの後は…
フルーツサンド
先日、一足お先に退院された方が差し入れてくださいました
どうもありがとうございます
同室の患者さんたちとみんなで頂きました。とーっても美味しかったです!!
そうそう、地域包括ケア病棟のメンバーも、どんどん入れ替わり立ち替わりで、気がつけばこの病室でも私が最も古株となりました…
でも、私、病室運にはとても恵まれていて、まわりの人が良い人ばかりなので、1日がとても短いのです。
最初の頃は、自分はなんてついていないんだ…って思っていたけれど、今では入院もすごく良い経験になったなぁと感じています
なんというか、世界が広がった感じ?!
もちろん、家族や友人、職場の皆さんや、私のところに通ってきて下さっていた患者さんにはたくさん心配やご迷惑をおかけしてしまったので、退院したらその分はしっかり返していきたいと思っています
それでは、この入院生活も残すところあと一週間、楽しみながら頑張っていきたいと思います