今日、同室の患者さんの一人が、誕生日を迎えられました。
その方が朝、お手洗いに行っている隙に、サプライズをしようということになり、それぞれ手持ちのおやつをテーブルに置くことに
私は骨密度を高めるMBPドリンクをチョイス
トイレから戻ってきて、すごく驚かれましたが、喜んでいただけました
でも、やっぱり誕生日ならケーキも欲しいよねという話になり、Uber Eatsで頼んじゃおうかと一瞬考えましたが、さすがにそれはやり過ぎか…と思い留まりました
結局、午後の空いた時間を見計らって他の患者さんと売店に行き、ロイヤルミルクティープリンを人数分購入しました
みんな順番にリハビリに呼ばれたり、検査に呼ばれたりで、なかなか全員が揃わなかったのですが、みんなが揃ったタイミングでプリンを出してきて、ささやかな誕生日パーティーを行いました
お誕生日を迎えられた患者さんは、とても喜んでくださって、今日は忘れられない一日になったとおっしゃってくださいました
買ってきたプリンは、コンビニやスーパーなどでよく売っている150円くらいのものなんだけれど、私もこのプリンはなんて美味しいんだろう、と思いながら食べました
久しぶりに食べたプリンのお味が美味しいのはもちろんだけれど、誰かが喜んでくれることとか、一緒に嬉しい時間をを共有出来ることが、より一層そう感じさせるんだなぁと思いました。
入院してから、幸せを感じる閾値が下がっています
今まで当たり前だと思っていたことが、実はすごい幸せなことだったんだなぁと改めて認識したりね。
日々を幸せに暮らすコツは、どんなにささいなことでてもいいので、嬉しいと感じた出来事や、心地良いと感じたモノを見逃さないよう、1日の終わりに振り返ることなんじゃないかなって思います
どうしても記憶って、良いことよりも嫌なことの方が強く印象に残ってしまいがちです。
でも実はちゃんと振り返ってみると、日常生活の中に、よいことってたくさんあるはず。
例えば、温かいお茶を飲んでほっこりしたとか、お風呂に入って気持ち良かったとかね。
「出来事」と「その時に感じたこと」セットにして、1日ひとつでも記すようにすると、幸せを感じやすい脳になると思います。
と、たまには精神科医らしいことを言ってみる
ブログタイトルに精神科医ってあえて入れてるのも、骨折の経過だけじゃなくて、メンタル面にも触れたかったからなのですよね。
もう今は、入院当初のような不安や辛さは感じなくなっています。
この心境の変化などは、また別の記事でまとめたいと思います
そういえばね、同室の患者さんに一人現役の看護師さんがいて、その方には私が医療従事者であることがバレていました。
どこで分かったのかしら?と思ったら、なんと手指消毒の仕方
各病室の入り口に、アルコールスプレーのボトルが設置してあるんだけど、私は自分の部屋に出入りするたびに「シュッ!!」ってして念入りに手指消毒をしていました
習慣て恐ろしい(笑)そして素晴らしい観察力ですね!
ちなみにその方は、私の出身大の大学病院や精神科病院での勤務経験があるとのことで、2人きりになるとあるある話で盛り上がっています。