どうやら作者は幻想入りしたようです・・・ -5ページ目

どうやら作者は幻想入りしたようです・・・

ここは、主に管理人の妄想と幻想とその他もろもろで構成されています。

夢小説が苦手だと言う方はページを閉じてください。

しかしも文章力が皆無なもので、非常に読み辛いところがあるかと思います・・・

そんななので色々と教えてもらえると嬉しいですw

と言う訳でお久しぶりです、かぜみちです^^;

中々続きが思いつかなくて書き上がらなくて・・・すみませんorz

それと、弾幕で戦う時の描写が難しいです、どうやってもなんかgdgdになっちゃうんですよね・・・勉強しておき

ます;;

そんなこんなで、今回あんまり長くないですが読んでやって下さい

それではどうぞ

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ちょうどカウンターの奥にある、恐らくはパチュリー専用本棚、のところに長めの

木刀が2本立て掛けてあった。

近づいて手に取ってみる・・・かなり使い込んでいるみたいだ、持ち手の部分が手の

に微妙に変形している、どうやら所有者は小柄なほうの様だ窪みが若干俺のそれよ

り小さい、それでもよく手入れがされている綺麗な模擬刀である。

(ふむ・・・これの持ち主は2刀流を扱うのかな?)

そんな事を考えながら本棚周辺を見渡すとこれらを保持するためであろう、固定フッ

のついたベルトが置いてあった

俺はなんの躊躇いも無く手に取り、腰にまわす

なんとか最後の穴にバックルを止める事が出来た

(やはり持ち主はかなり小柄みたいだな・・・でも、この木刀の長さは一体・・・?)

保持位置は標準的な側腹左二本(右二本)ではなく、背中側の腰くらいの高さで左方向に

2本突き出したような感じに固定された。

これじゃあ装備して街を歩けなさそうでないんだけど・・・人とかにぶつかって・・

(まぁ、とりあえず武器は手に入った・・・後はどう戦うかが問題なんだよね・・・)

弾幕が出せない以上、回避を繰り返しスペルブレイクを待つ策戦しかないのだが・・

幸いにもスペルカードルールは原作とほぼ同じのようで時間制限があるとの事らしい

けれどこちらの当たり判定は体全体である上、回避も自分の反射反応速度と瞬発力

に重心が傾いている、ただの人間の俺にとって負け戦であるのは⑨でも分るくらいに

明確だ、しかも体力に自信は殆ど無し・・・

(今回は勝つと言うより、何秒間生き残れるか・・・だな・・・)

正直言って10秒以内に\ピチューン/する自信がある、いやまじで

小悪魔が戻ってくる、準備が出来たとの事、何時でも始めていいですよ?と伝えてく

れた。

パチュリーは図書館中心にある広間に待機している

(よし、行こう)

決闘や戦に向かう心境と言うのが少し分かった気がする、

死と隣り合わせの底なしの“恐怖”と、戦いを求める己の“狂気”が入り混じった

不思議な感じ・・・

間合いを置きパチュリーと正対する。

弾幕ごっこの簡単な説明を受ける、スペルカードや弾幕、その他ルールを適当に決め

る、今回の勝負は弾幕及び直接攻撃にて相手の動きを封じるもしくは倒す、それか

チュリー側ならスペルカード切れ、陸側なら魔力切れになどによる戦闘不能状態

にすれば勝ち

「私はスペルカードを・・・そうね、3枚といった所かしら」

「俺はこの木刀と能力と、もう一つ武器を使って戦闘を展開します」

まずお互いにスペルカード名を発表する、今回は事前に申し込んでの戦闘なので

戦いが始まる前にこうして使用スペルを発表しておく、突発的な戦闘の場合はこの段

階は無視して戦闘中に“スペルカード宣言”を行う、後者の場合はどちらかを行動不

能にするかスペルカード切れもしくは魔力・霊力・妖力切れを起こさせれば勝利した

ことになる

前者の場合でも戦闘中にスペルカードを発動させる際には“スペルカード宣言”をす

る必要があるんだけど、俺はスペルカードを持ってないからスペルモドキということ

なんらかの名前を言いながら、もとい叫びながら、能力を発動しますかね?

「準備はいいわね?」

パチュリーが魔導書を何所からとも無く取り出しながら聞く

「何時でもどうぞ・・・勝てる気がしないけど何が何でも喰らいついて行きますから」

木刀に手を掛け左足を引き、抜き打ちの構えを取りながら俺はそのように答える

「ふふっ・・・威勢は良し、か・・・小悪魔」

「はい、パチュリー様」

隣に控えた小悪魔をパチュリーが呼ぶ

「適当に合図をして頂戴、それで勝負を始めるから」

「分りました」

そう答えた小悪魔は天井近く飛び上がりその場で空中静止した

全身の感覚器官がピリピリとした空気を感じ取る、それに伴い増幅する恐怖と狂気の

心、冷たい沈黙・・・それは3人がほぼ同時に発した声により打ち砕かれた

「それじゃ行くわよ?」

「いざ、行かん!」

「始め!」

合図と共にパチュリーは空中に移動し、本を開き、魔法詠唱

ほぼ一瞬で、色とりどりの通常弾の弾幕が空間一杯に展開する。

上手く見切れば通り抜け出来そうな感じはするが、何が何でも攻撃を食らうわけには

いかない、陸は背後に立ち並ぶ本棚の影に隠れるという“防御戦術”を開始する

先刻までいた場所に弾幕が押し寄せ、床に命中、積もりに積もった埃が空中に舞い上

がり、スモークグレネードでも使用したのか?と言うほど視界全体に埃が飛散する

(目とのどが滅茶苦茶痛い・・・ハウス・ダスト・アレルギーになるぞこれ・・・)

咳き込み、涙を流しながらも身を隠すべく、陸は全力で図書館内を走る

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「―――――!!」

属性付加無しの通常弾を私は陸に向かって放ったが、予想通り、というか当然だけれ

ど。回避されたようね

もうもうと舞い上がる埃のカーテン・・・やっぱり大掃除をしないといけないわ・・

(ま、その前にさっさと終わらせて、手伝って貰わないと)

“彼”は多分、私のスペル切れを待つ作戦で動いているはずだから、あまり好きでは

ないけれど・・・力押しの格好になりそうね

タロットカードのような縦長のカードを右手に、左手に本を持ち図書館主はその小さ

な体を飛翔させ追撃を開始した

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「ってか、やべぇ!以外に速かったぞあれ!?」

初弾を避けてすぐに、自分の過信と言うものをいやと言うほど理解した

弾の初速は遅いものの加速の伸びが意外に良くて危うく命中する所だった

通り抜ける?冗談じゃない・・・

先ほどの描写では明らかに“余裕”の回避に思えたかもしれないがそれは誤解である

注意して欲しい、曲がりなりにも、easy仕様でも、4面ボスである、弱いはずが無い

「とりあえず、ここから・・・!!」

視界の隅に小さな白い影が映った

考えるよりも先に体が動く、靴底が床を捉え出来る限りの反力を発生させ、体を前方

に持って行く

後方10cm以下の領域を風斬り音を残しながら何かが通過する

恐らく高速系の弾幕である、種類で言うなら“針”か?

背後の本棚に焦点を合わせれば光の矢のようなものが深々と突き刺さっている

視点を発射点に向ければ、パチュリーがカードを高々と掲げ・・・スペルカード宣言

してる?あれ・・・?

(・・・これってさ?ヤヴァイ?)

パッ・・・とカードから光が溢れる、どうやら宣言終了→スタンバイ・レディ?

状態らしい、次の段階は勿論?

「――――!!」

そう、ファイアとかショットとかシュートとかね

パチュリーの周囲に赤い大型弾が出現し、ゆっくりと回転こちら側をぴたりと向いた

瞬間そこから太いレーザーのような物がこちらに向かって照射される。

「うおっ!?」

一瞬で到達した極太の光熱線に情けない声を上げてしまう

その時にかすったであろう上着の裾を微かに焼き切れていた


革の焼ける独特の匂いが周囲に発生する。

(ちょ!死ねるってこれ!!)

抜けそうな腰に活を入れ、震える足を強制動作させ即行で敗走する

何年振りであろうか、久々の全力疾走、無我夢中に地面を蹴り、風となる

走る俺の横を紅い殺戮光線が抜き去って行く、そして本棚をまるで紙を引き裂くかの

ようにいとも簡単に切り裂いた

無数の本が陸が今駆抜けんとする空間に放たれる

これは・・・明らかに“詰められている”回避する方法が無い

(あぁ・・・ゲームならボムればいいんだけどなぁ・・・)

やけに冷静な思考で俺はそう考えた、東方シリーズにはこちらが操る主人公にもスペ

カードが搭載され、ボムと言う扱いを経て相手の弾幕を一時的に消滅させたり相手

体力を無理やりに削り取ったりする事に使う、言うならピンチを回避するための

自分らシューターの最終兵器である、無論陸にはそのような便利機能は搭載されて

いないし、オプション設定も勿論存在しない

俺は雨の如く降り降りる、無数の記述書の壁の中に成すすべも無く突っ込んだ

何冊もの本と言う本が体中にぶちあたる、後頭部に物凄い衝撃、ギリギリ繋がってい

意識を保つ紐がブチリと切れ、文字通り簡単に意識がふっとぶ

「・・・ぁあ・・・い、て・・・ぇ・・・・」


あぁ、また地球と正面衝突か・・・黒く塗りつぶされて行く意識の中でそんな事を考えていた。

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・・・・・・・・・・・・・part5に続く!?

と言う訳で連続更新3夜めであります、かぜみちです^^;

なんかこうこのお話の設定を滅茶苦茶にするようなアイテムとか出てきましたねぇ・・・

どうしましょうか、いや、でも別に何もしないですけどね?w

段々と主人公設定が中二方向になってますが気にしないで!幻想郷で生きていくためには力が必要なん

だよ!?(なんかもう毎回設定が変わってますよね・・・スミマセン><;)

この先も超展開が待ち受けているかもしれませんが、どうか、どうか!読んでやってくださいね?

それじゃ前置きはこれくらいにしておいて本編と行きましょう

それではどうぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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静電気をそのまま大きくしたような電気ショックをまともに食らったようなダメージ

が右手を伝わり全身を駆け巡る

この感覚はまさしく・・・感電、その言葉がしっくりくるような痛みと痺れ

「え?あ、だ、大丈夫!?」

うずくまる俺に慌てて駆け寄りながらパチュリーが言う

「ってぇ・・・」

俺涙目orz

なんとか立ち上がることは出来たけど・・・右腕の感覚に違和感が・・・

「あいたた・・・パチュリー?どんだけ魔力込めてたんだ?痛すぎるぜよ・・・」

痺れの残る右腕を強制的に動作させつつ俺は問いかける

「・・・と言われても・・・“これ”にはその護符の倍くらいの魔力しか込めなかっ

 たつもりなんだけど?」

と言う事らしいんだけど、護符を持った時の力が流れるような感覚の数十倍のもの

流れた様な感じがしたんだけど・・・・

「うん、体は大丈夫みたいね・・・どうやら、なんとか力自体は引き出せてるみた

 いだから、貴方の能力を試してみましょう?」

試すって言うとあれか?今朝のスプーンみたいな事をすればいいのか?

「いや・・・でも・・・ただ、試すだけじゃ面白み無いわねぇ・・・」

口元に手をあて思案するパチュリー、俺は何かしらの“嫌な予感”を本能的に感じ

取っていた。

(てか、面白みって何ぞ?)

こういう話流れでのお決まりを覚えているだろうか?体外このような状況で主人公の

嫌な予感と言うのは、ほぼ8割方当たる物であり、回避するのは不可能である。

それが何のフラグであるのかは知らないが、なるべく今、死亡フラグやそれに準ずる

何かを回収したくは無いのが本音である

「・・・“弾幕ごっこ”をしましょう、貴方もどうせこれから1度は体験するだろ

 うし、知ってて損は無いはずよ?」

「・・・・・・そーなのかぁー?」

うん、ほら、やっぱりこういう展開だNE

「そーなのかー・・・じゃないわよ、とりあえず準備をするから貴方は待っていて」

パチュリーが指を鳴らす・・・と言うかこれ、拒否は出来ないのか?

すると図書館奥の方から、すぃー・・・と何かが低空で飛んでくるのが目に入った

「パチュリー様ぁ~?呼びましたか?」

続いて声が聞こえ、パチュリーの前に翼の生えた幼い女の子が降り立った

「小悪魔、結界の展開をお願いするわ、今日は何時もよりきつくなくてもいいけど」

“小悪魔”事“こぁ”だ、確かパチュリーの使い魔で、紅魔郷の4面道中で中ボスと

 して登場したんだっけ?固有スペルが無かったり立ち絵が無かったり明確な名前が

 無かったりと少しばかり扱いが酷い言うなら不遇キャラである。

容姿は赤い髪に同じ色の瞳、背はかなり小さく、背中には悪魔の翼、魔法を操り

人の魔法使い並みかそれ以上の高等魔術を扱う事が出来るはずだが、如何せんMP

が足りなくて発動できないとか・・・

「結界ですか?分りました、けど・・・そこの人は大丈夫なんですか?」

俺のほうを見ながらパチュリーに問う小悪魔

「えぇ問題ないわ、ちょっと弾幕ごっこを指導してあげようと思っただけだから」

「そうですか・・・あ、私は“小悪魔”です、よろしくお願いします」

そう言って小悪魔はぴょこんとお辞儀をする

「外来人の風道・陸です、こちらこそどうぞよろしく」

こちらもお辞儀を返す

「それでは準備しますので、少々お時間をいただきますね?」

小悪魔はそう言うと、来た時と同様にぴゅーと図書館の奥のほうに飛んでいく

その後姿を見ながら陸は疑問の1つを聞いた

「ここで弾幕張って大丈夫なのか?本とか・・・本とか」

「ん?あぁ、それは問題ないわ」

と床に積み重ねて置いてあった本・・・と言うより魔道書だろう、表紙にはなん

だか古代象形文字的なものが綴られているそれをポンと投げ上げ

「―――――!」

聞き取れない声を短く飛ばし、振り上げた腕を空中を舞う本に向けると

指先に小さな光弾が発生し、本に吸い込まれるように飛翔・直撃する。

数メートル吹っ飛んだ本を拾って持ってくるが・・・傷一つ付いていない

結構な速度で命中してたんだけど・・・?

「ここの本は、一冊一冊に結界魔法を掛けているのよ」

本を元あった山積みの上に戻しながらパチュリーはそう言った

「ほぇ~・・・本当に本を大切に扱うんだなぁ・・・まぁ、俺の“あれ”に心血注ぐのと同じ様なもんかな?」

と背後に止まったwrを指して笑いながら言う

「まぁ、それもあるんだけど・・・」

「他に理由があるのか?」

「えぇ・・・まぁ、盗まれないようにするため、と言うのもあるわね」

でも、なんだかんだで、盗られるけどね?とパチュリーは続け苦笑した

忘れていた、すっかりと忘れていた、それも清々しいほどに

黒白魔法使いだ(※魔理沙のことです)借りて行くぜ!と残して借りっぱなしと言う、まさに泥棒紛いの事を働くらしいのだ

犯行手順はいたってシンプルで正面を強行突破して物品回収、その後幻想郷“2位”の逃げ足の速さで逃走すると言うまさに力技での犯行である

・・・ん?何?手順が分ってるなら対策をとればイイじゃない、ですか?

・・・無理ですね、なんてったって「弾幕はpowerだ☆ZE!」と豪語している通り強さが半端ではありませんし、並みの人だと一瞬で塵になりかねません

条件を絞ってでの戦闘なら勝機はあるかもしれませんがフリーで戦うと正に木っ端微塵です、しかも神出鬼没なため有効な対策が取れないままの状態で、力押しの電撃戦法で瞬時に勝利を勝ち取っていくのですから・・・

「・・・うん、あれだな、セ○ムとか設置したらいいかも・・・」

「セ・・・コ○?それって何?」

「いや、なんでもない、ただの戯言だ・・・けども、これからも頑張ってください」

がっくりと肩を落としながらパチュリーは

「えぇ、それなりにね・・・」

と呟くように言って(1冊でも返してくれないかしら)とか(本をとりに行こうかしら・・・でも外に出るのはなぁ・・・)など独り会話及び考察が始まったようです。

別世界にトリップ中のパチュリーを視界の隅に捉えながら、陸は武器に変えれる様な

モノを探していた。

(何かないか・・・できれば棒状のがいいなぁ・・・)

周囲に目を凝らしてみるが・・・本ばかりである、いや、当然ではあるが。

「・・・ん?あれは・・・?」

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・part4に続く!




と言う訳で奇跡の連続更新ですw

今回はpart2ながらも、まだバトルは始まりません

次回は何とかしようと思いますが・・・期待値は限りなく0に近づけてください

何はともあれ、本編行ってみましょう!

それではどうぞ・・・


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そんな彼女と言葉を交わしながらの食事は、なかなか・・・もとい滅茶苦茶旨かった

そんなこんなして、図書館へ再び帰還する

早速続きを・・・と、これから描き続ける量を想像し肩を大きく落としながらそんな

事を思っていた矢先パチュリーがこんな事を言った

「そのお話、今日はそれくらいにしておいて・・・貴方の能力の事を話しましょう」

「んぁ?そうですか?」

(そういえばそんな事も言ってたなぁ・・・でもまぁ今使えないみたいだけど・・・)

と言う訳でパチュリーが黒板の前に、俺が机に座り“能力及び術式”についての講義

が始まった、机上にはルーズリーフとシャープペンシルそれに大き目の消しゴムが置

いてある。メモでも取ろうかなと準備したものだが、この手の会話なら必要ないな

・・・・・・多分

「貴方の能力“モノが持つ基本情報を書き換える程度の能力”・・・とでも言うのか

 しら?それには自分の霊力が必要みたいだけど、貴方からは全くそういった類の

 エネルギーを感じられないわ」

(ふむふむ・・・そりゃまぁ、一応ただの人間だからそうだろうけど・・・)

意思表示をするために数回頷く

「でもそれを無視して術事態は成功している・・・これも推測になるけど、貴方は

 博霊の“護符”を使っていたわね?」

「えぇ、霊夢がくれたんです、能力が憑いているか試したいと言ったら・・・」

「それが貴方の中に眠る能力を呼び覚ます引き金となったんでしょうね」

パチュリーは椅子から立ち上がり、薄暗い空間をゆっくりと歩きながら続ける

「そして霊力が殆ど存在しない貴方の体でない場所からエネルギーを使用した・・・」

「それが“護符”だった・・・と?」

数あるポケットの1つから端の折れた“博霊守護”を取り出す

見れば若干色が変わり明らかに劣化している

「それに込められている微弱な霊力を貴方は無理やりに引き出して・・・多分なんら

 かの方法で増やすなりして使ったんでしょうね、結果護符が劣化したり燃えたりし

 たんだと思うわ」

「じゃあ・・・“これ”が無いと、俺は無力なんですか?」

“護符・博霊守護”をパチュリーに差し出しながら俺は聞いた

「いや、多分違うんじゃない?訓練すれば霊力の貯蔵量は増えるし、大一護符程度の

 微弱な霊力を吸い上げるよりか、他のマジックアイテムとかから引き出したほうが

 簡単だと思うわよ?」

(なるほど・・・と言うか護符ってそんなにも微力な力しか込められてないのか?

確か妖怪払いの効果があったと思ったんだけど・・・)

恐らく、追い払うと言う機能に重点を置いた物で、それを強力にする理由も特になか

ったのだろう・・・そんなところまで思考の根を伸ばしていたうちにパチュリーはど

こからか“水の入った小瓶”を持ち出して来ていた

中身がやけに蒼い、水の青というよりかもっと別の、例えば石だとか絵の具のような

鮮やかで鮮明な蒼色の液体がコルクで栓をしてある洒落た小瓶の半分ほど満たしてい

る。

「これは妖力やら霊力やらを吸収して保存できる魔術用の媒体なんだけど、どうやら

 所持者・・・まぁ持ち歩いている奴の事ね、が弾幕を“掠った時”だけそれらの

 力を吸着して保存できるみたいなのよ」

「ほぉ・・・」

なんと言うか・・・あれか?グレイズ、もとい掠り判定?

「ん~・・・まぁ、とりあえず“これ”持ってて」

ささっと、差し出される小瓶、俺は何気なく受け取ろうと手を伸ばした、その瞬間

バチッ!!

「ッ!!」

小さな小さな雷土が小瓶から飛び出し、右腕を貫いた