どうやら作者は幻想入りしたようです・・・

どうやら作者は幻想入りしたようです・・・

ここは、主に管理人の妄想と幻想とその他もろもろで構成されています。

夢小説が苦手だと言う方はページを閉じてください。

しかしも文章力が皆無なもので、非常に読み辛いところがあるかと思います・・・

そんななので色々と教えてもらえると嬉しいですw

Amebaでブログを始めよう!

こんばんわ、かぜみちです^~^ノ

今日も昨日も明日も暑いですねぇ・・・全くどうにかしてほしいものです

と言う訳で本日も元気に更新行きますよ?w

なんだかんだでpart5・・・なんかもうgdgd感が全開ですねorz

気をつけたいですが、それが作者のクォリティ

工作精度には限界があります、ご了承ください

それでは本編行ってみましょう!

それではどうぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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・・

「あら、フランどうしたの?眠れないのかしら?」

声の主は勿論、お嬢様ことレミリア・スカーレット

紅茶が入っているのであろう、カップ片手に例のカリスマ感が溢れる様な表情で

やけに背もたれが高い、アンティークな雰囲気がガンガンに出てる椅子に腰かけて

おり、その隣には、カッチリとした体制で、いかにも従者らしい咲夜さんが控えて

いる

「ううん、今から寝るんだよ?だからご挨拶にきたの」

トトトッ・・・とレミリアの隣まで駆けて行きそう話すフラン

「そう、フランは偉いのね」

レミリアはふっ、と表情を緩め、妹の頭を撫でてあげる

フランは少し恥ずかしそうにしながらも

「えへへー♪」

姉に身を任せた

「あら?その人形はどうしたの?」

レミリアがフランの腕の中にいたテディベアーに気がついた

「あ、これはね、離れの二階にあったんだよ?で、そこに居る“りく”に取っても

 らったの」

「離れって・・・“咲夜の倉庫”のことかしら?」

心なしか“咲夜”の部分が強調されていたような気がする・・・

「・・・そうでしょうね、多分」

少し歯切れ悪く咲夜さんが答える

どうやら何かしらの事情があるようだ

恐らくは咲夜さんが集めてきた珍品を投げておく場所みたいになっているんだろう

それならあの混沌とした情景の説明がつく

「あれ?陸さんそれ・・・」

咲夜さんが、俺の肩から下がっているモノに気がついた

「これですか?」

肩からスリングを抜きながら抱えてみせる

「咲夜、あれは?」

レミリアからの高速度質問、顎に指をあてながら思い出すように話し始める咲夜さん

「えっと、確か外の世界の武器で・・・それは、っと、なんらかの爆発物を撃ち出す

 物だったかと・・・」

自信は無いですけど、と苦笑して言い終えた咲夜さんの話に説明を加える

「咲夜さん、それであってますよ?これは、M79グレネードランチャーと言ってです

 ね?小型爆弾を発射する“銃器”と呼ばれるものです、銃器ってのはこちらでい

 う弾幕に近い物を撃ち出す機械の総称ですね」

「あれ?外の世界の人間たちも“弾幕ごっこ”をするんですか?」

咲夜さんが少し驚いたような表情を見せる

「はい・・・でも“ごっこ”じゃないです、撃ち合う時は基本“殺し合い”です」

「殺し・・・合い?」

「えぇ、ですが実際の所、銃撃戦はよっぽど場の空気が緊迫していないと起らない

 ですし、これらを使った競技や、非殺傷弾を使った疑似戦闘なんかも行われてい

 ますから、一概に“殺し合いの道具”と言う訳じゃないですかね?」

「ふ~ん、なるほどね」

優雅に紅茶を啜るレミリア、姿からだけ見るときっと違和感を覚える様な情景だが

不思議とそうは思わせない“何か”が漂っている

そんな紅い悪魔は、カップをプレートに置き

「じゃあ、“これ”もその“じゅうき”とやらに含まれるのかしら?」

机の引き出しから取り出されたのは、ホールドオープン状態(※1)の黒いスライド

とステンレスフレームの銀、そして明るい色の木製グリップそれら3トーンが目を引

く中型拳銃であった

およそ20cmにも満たない全長、無機質な直線基調の外観、グリップ中央には3つ

のダガーナイフが刻印されている

「・・・あれ?お嬢様、それをどこで?」

どう見ても俺の持って来たものです、本当にありがとうございました

“ベレッタ・M8000Fクーガー”のカスタム“ガスガン”である

“ロータリー・ロッキング・バレル”(※2)という実銃に採用されている機構を

再現しているとの事で最近中古で衝動買いしてしまった物だ

旅の道中、友達にでもあげようと思って、色々とカスタムしてみたんだけど・・・

結果的に(こんなに弄ったんなら自分で使いなよ)との事で返されてしまい、とりあ

えず旅に同行してもらっていた、遊び道具その2と言ったところか?

(でも確か・・・ツーリングバックの奥の方にしまっといたはずだったんだがな  

 ぁ・・・)

机に置かれたそれを手に取り、スライドストップを解除

ガチャッ・・・

少しだけ重い金属音でスライドが閉じる

「え?それだけで良かったの?心配してたのに・・・」

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・part6に続く

なんと言うか、皆さんお久しぶりです^^;

早速言い訳を、単純明快で尚且つ誰もが納得する様に述べさせていただくとですね?




忙しかった、以上!

ちょ、うわっ、石を投げないで・・・orz

楽しみに待ってくださっていた方々(居るのだろうか?)にはなんと言えばよいのやら・・・

こんな作者では有りますが見捨てないでやってください;;

・・・え?早く本編に入れ?ですか?

分かりました、今回の注意書きなんですが、初期の頃の”無駄にマニアックな描写”が復活している予感です

例をあげると、バイクの話とかですかね?

今回のは”武器”に関するモノです、分かり辛いと言うか、知らないと分からないようなものが多々登場すると

予想されるので、グーグルないしヤホーの準備をしてくださいね?^^;

それでは行きましょう

どうぞ!

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進むべき足を止め、まだ薄暗い壁を凝視する

壁の一角に何かが引っ掛けて止めてある、数は全部で20も無い・・・・拳銃から

対物ライフルまで影の姿は正に豊富である・・・・・・・・

「・・・え?」

手じかにあった円筒形の金属構造物を壁のハンガーから持ち上げる

60cmくらいの全長、黒い銃身、明るい色の木製ストック、大きな折り畳み式照準

大型口径・・・ストック上部のレバーを右にずらせば、銃身は中折れし、チャンバー

が姿を現す


チャキン・・・


バレルを押し上げれば、そんな小さな金属音と共にフレームに固定される

(すげぇ、本物は初めて見た・・・)

「りく?何してるの?」

何か心配するような妹様の声が聞こえる、スリングを右肩にかけ、床に積まれた箱を

探り、水色の弾頭の“40mm Practice bullet”(40mm演習弾)と書かれた物

を持って慌てて妹様に駆け寄る

「す、すみません!お待たせしました」

片膝を着いて目線を下げ

「はい、どうぞ」

妹様に手渡しする

「ん、ありがと・・・それで“それ”は何?」

肩に掛けた、金属の塊を指しながらフランが首をかしげる

俺は階段を降りるよう指示しながら話を続ける

「これは、外の世界の・・・そうですねぇ“弾幕”を展開する機械ですかね?」

「弾幕を展開する・・・機・・・械?」

Fのガラクタの山の間を縫って歩きながら陸は続ける

「えぇ、要はカラクリです、ここにある・・・っしょと、こんな弾丸を撃ち出す物

 です」

入口近くに置いていたフラッシュライトを回収した序に、先ほど持ってきた弾を

フランに手渡す

「え?これが弾幕なの?」

直径約4cmのグレネードをくるくると回しながら眺めるフランは、少しだけ驚いた

ような声だ

2人は話をしながら廊下を進む

「とは言っても、単発ですから・・・弾幕には程遠いですね」

「ふ~ん・・・」

受け取った弾は、4発入りの箱には仕舞わずに装填してみる。

手順は簡単だ、先程のようにストック上部のリリースレバーを右にずらせば、バレル

が少し持ち上がる、それを下方向に折り曲げてやれば薬室が顔をのぞかせる

そこにグレネードを一発入れ、バレルを定位置に戻せば装填完了である、装填時に

自動的に掛かるセーフティを解除すればトリガーを引くだけで撃ち出せる

これは、迫撃砲では攻撃できない近距離で尚且つ手榴弾では届かない遠距離を攻撃

するための支援火器としてコルト社が開発、ベトナム戦争時アメリカ軍が正式採用

したグレネードランチャー“M79”である

現在では、皆さんも恐らく映画等で見たことがあるであろう、アメリカ陸軍採用の

アサルトライフル”M16”とか””M4”などの銃身に直接組み合わせるタイプ

の発展型 “M203”が採用されM79の生産は終了している

しかしながら、グリーンベレーなどの特殊部隊や、一部地域でも軍に正式採用さて

いたり、最近では、イラク戦争時にブービートラップ(爆発物)の処理などにも利用

されたとか

何だかんだで40年選手なのである

今手にしているM79は写真などで見るよりも若干小さいような感じがする、バレルも

固定されているフレームギリギリまで切り詰められているし、ショルダーストックも

半分くらいの長さまで切り落とされ、衝撃吸収ラバーが張られている・・・

「お~い、りく?行き過ぎてるよ?」

振り返れば先ほどまで横を歩いていたフランが、大きな扉の前で立ち止まりこちらを

見ている

いつもの癖なんだけど、どうも語り出すと止まらないんだよねぇ・・・

(自重しなきゃな・・・orz)

「ところで、ここは?」

扉の前まで折り返し運行

ノッカーに手を掛けたまま視線だけこちらに向けたフランは

「ん~?みんなでお茶を飲むところだよ?おやすみの挨拶をするんだよ」

「なるほど」

コンコン・・・軽い小さな木の音色がry・・・

「入るよー」

返事が返ってきてないんだが・・・と言うか返事を待つそぶりもなかったんだけど?

あれじゃね?ノック意味無いよな?これ・・・

「・・・失礼します」

皆さんはこんな経験は無いだろうか?自分の前の人が、少しだけ空気が読めない入室

をした直後に部屋に入る時ってなんか気まずいような、そんな気がするんだけど・・

どうだろうか?

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・・・・・・・・・・・・・・・・・part5に続く


こんばんわ^~^ノ

管理人ことかぜみちです。

えと、試験前日勉強中のうpです^^;

なんと言うか、もぉうやる気ががががorz

でも、ちょっとだけ、寝る前まで頑張ってみますw

それじゃ本編行ってみましょう!

それではどうぞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「大丈夫?」

心配そうな表情でこちらを見る妹様・・・って、あれ?こんな性格だったっけ?

「え?あ、あぁ、大丈夫ですよ?すみません心配をおかけしました」

木材を完全にどけ体を起こす、扉“だったもの”はとりあえず壁の邪魔にならない

ところに立て掛ける

「そう、ならいいんだけど・・・で、なんで人間がここにいるの?」

(若干脳内イメージと差が激しいんだが・・・フラン・・・だよな?)

少しばかり困惑というかそのようなものが引っ掛かったが会話を成立させる

「えっと、一応お嬢様に客人として招かれた者です、名前を風道・陸と申します」

「お姉様に?」

「えぇ、怪我をして倒れていた所を助けていただきました」

「ふぅ~ん・・・」

あぁ、やっぱりか、とでも言うような表情でそう返答した妹様

やっはり、ここを訪れた外来人は少なくはないようだ

「それで、こんな早朝にこんな所で何やってたの?」

「・・・道に迷ってしまっていました、ハイ」

「・・・え?」

「実はかくかく、しかじかで・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青年説明中

「・・・それで迷っていたの?」

「恥ずかしながら、その通りでございます」

「う~ん、でもなぁ、私もそろそろ寝むたいしなぁ・・・」

俺が頼んだ道案内をするか、それとも眠るか、どちらか決めようとしているらしい

数秒間の思考

「うん、まぁ良いかな・・・でも1つだけ」

「・・・なんでしょうか?」

首筋に嫌な寒気が走る・・・

(・・・・・・・死亡フラグか?)

台詞からは『楽観的な主人公だなぁ・・』と思われるかもしれませんが、いたって

普通に恐怖と闘っています、正直いって怖いもんは怖いのです。

この場合死亡フラグというと・・勿論、読んで字が如く“命の奪い合い”(一方的)

である

「これから、倉庫に“あるモノ”を取りに行くんだけど、それに着いてくるなら

 案内してあげるよ?」

「・・・え?」

拍子抜けと言うか、まさかそんなことが来るとは、思っても見ていなかったため

そんな返事をしてしまう

「いや、え?じゃなくて・・・ついてくるの?ついてこないの?」

焦れたのか、妹様は少し怒ったような表情になる

折角?回避した死亡フラグを再び掲げさせないためにも、努めて冷静に返答する

「えぇ、貴女がそれで良いのならお供しますよ」

その答えに、ぶすっ、としていた表情から一転、小さな笑みを浮かべながら

「じゃ行こう!こっちだよ~」

タタタッ・・・と今しがら俺が歩いてきた方向に小さな歩幅で駆けて行く

「早く早く!」

急かす妹様の後をゆっくりと追いかけながら

(フランって・・・“あれから”こんな風になったんかな?)

あれから、と言うのは勿論“紅魔異変”の事である

(むぅ・・・まぁ、気にしたら負けだよな・・・っと、置いてかれてるぞ)

廊下の先の角を曲がってゆく翼が見えた

それまでのゆっくりした歩みから、体を風に乗せて床を蹴り走り出す

長く暗い廊下を、闇に落ちる影のように駆け抜ける

(・・・というか妹様速っ!?)

ラップタイム20秒落ちは、どうやら免れそうにない・・・・・・・・・・・・

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「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ・・・・・」

おじさんもう限界ですorz

あれから、実に距離にして約2~3km?最大高低差20~30mくらい?を全力

で駆け抜けた陸は、正に死にそうである

なんでこんなにも距離を走ったのかと言うと、上の階から下の階まで全フロアを回

ったから、と言うのが正しい回答であろう。

フランが通る(飛行して)滅茶苦茶なルートを全力で追走した結果がこれである

実は途中、就寝準備中の咲夜さんとお嬢様にも遭遇したんだけど

「あの子が待ってるわ、早く行きなさい」

とお嬢様に言いつけられたため、お礼やらも十分に言えずに再び追走に戻ってから

今まで走りっぱなしだったのだ。

で、目的の倉庫とやらは、先ほどフランが飛び出してきた部屋の奥、つまり渡り

廊下を挟んだ先にある“離れ”の様な所だったのである

「ついたよ~、ここが“倉庫”」

鼻歌でも歌いだしそうな、そんな楽しそうな表情でフランは紅いレンガ造りの

“蔵”のような建物に入ってゆく

俺もどうにか息を整えながら倉庫に入る

中は物凄く暗い、というか光源が全くない、暗闇であるそう、まさしく闇の世界

である

腰のホルスターからフラッシュライトを取り出し、手探りで起動、レンズの焦点を

調整してスポットタイプから広範囲照射へ

下手したら太陽光よりも眩しく見える青白い光が、闇を切り裂いて視覚に情報を

伝達する

「うわっ・・・なんだ、ここは・・・・・・」

視界に入って来たのは、薄く埃を被った様々なモノ達であった

机や椅子、本棚なんかの家具に始まり、食器、絨毯、床には積み上げられた

段ボール箱から溢れたのであろう大量の缶詰(缶切りを使うタイプのもの)が散ら

ばっている

あまり大きくない室内を・・・いや、物が多すぎるからそう感じるのだろう

たまたま動かした視点に、見慣れてないが、ここにはあるはずが無い物写りこんだ

「こ、これは・・・」

天盤が平らで透明なガラスで出来ている低い小さな4つ足テーブルの側面には、先

の丸いレバーが突出している

「テーブルゲーム・・・か?」

実物で見たのは初めてである、確かこのゲームお金(10円玉)の投入口に電子

ライターの心臓部の電気がバチッ!ってなる所を当ててカチッ、とやるとタダで出来

るんだよねぇ

(まぁ、でも、失敗すると壊れるらしいけどね・・・)

その隣には背丈くらいもある、大量の引き出しのついた赤い箱が鎮座している

「これは・・・スナップ・オンのツールボックス?」

機械工具として有名な“スナップ・オン・ツールズ”の工具箱である、引出しの中

には所せましと、インパクト用のソケットやら何やかんやが滅茶苦茶綺麗に並んで

いた

その工具箱の隣には・・・

「かぜみち・・・え~っと、あ!りくだっけ?こっち来て」

視線を“それら”から離す、どうやら2階建て構造の倉庫の上の階からの呼び声

「はい、なんでしょう?」

答えつつ階段を探し、壁に張り付くように備え付けてあったそれを昇る

2階はごちゃごちゃしていない、と言うかむしろ整理整頓されている

正面には緑色に塗装されたワークデスクと背の丸い椅子、そして大きな窓があり

朝焼け色に床と壁と机が染められている

妹様はその光の塗料に触れないギリギリの所に立ってこちらを向いていた

「あの机の上にある、お人形を取ってきて?」

彼女の指した先には、かわいらしい小さなテディベアーが、赤レンガの窓枠に腰

かけている

どうやら、太陽光に遮られてこれ以上進むことが出来ないらしい

吸血鬼の弱点の一つに“日光”と言うものが挙げられますね?正にそれです

ちなみに日の光に触れると体が蒸発するんです、ちなみにその時出る煙を人間が

吸うと不老不死になるとか、ならないとか・・・

コトッ、コトッ・・・

靴が床を蹴る軽い木の音色がフロアに響く

俺は窓枠のくまを抱えるように持って、フランの所に戻ろうとした時、ふと視界の

隅に金属の放つ重々しい光を捉えていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・part4へ続く