
■ 主語は誰!? ■
先日、会話をしている時に、主語がハッキリ分からないまま進み、
多分Aさんの事だろうな・・・
と思って聞いていると、途中で辻褄が合わなくなり、
ああ、そうか、Bさんの事を話しているんだ!

と思ったのですが、また話が進んでいくと、Aさんでも、Bさんでも、
話の内容がどうもおかしい

思い切って、会話を止めて、
それは誰の話なの??
と質問すると、
分からない
という答えが返ってきて、びっくり

じゃあ、今までの話は、一体誰の話だというのだろうかと、私は???状態になりました。
その後、改めて確認したところ、
話の主語は、話し手の『友達の友達』の話(AさんでもBさんでもありませんでした)
そして、その『友達の友達』の事を、話し手の人は直接知らないので、
『知らない』と答えたそうです。
なるほど・・・

私はよく、手話の『主語』を見失ってしまう事が多いのですが、
手話でも日本語でも、『主語』がとても大事だと思う事が、しばしば有ります。
何故かと言うと、例えば・・・

↑AさんがBさんに○○○と言った、という話の場合は、笑い話


↑BさんがAさんに○○○と言った、という話の場合は、
○○○の内容が全く同じでも、笑い話にはならない。
むしろ、不快感

なんてことが、沢山あります。
特に手話の場合は、ロールシフトのように、
他の人の体験した事を、自分の身体を使って表現する事が多いので、
主語を見失うと、誤解が生じる事が多いように思います。
自分が手話で話す時も、主語がハッキリ分かるように、
表現しなくちゃダメですね。
気をつけなくては・・・
