渋谷区立松濤美術館を、訪問しました✨

6月30日のことです。

 

訪問の前日から、この展覧会が始まりまして。



 「111年目の中原淳一」

生誕111年、だそうです❣️

 

さっそく見て参りました😃❤️

入場は「ぐるっとパス」です。

今季2枚目に突入しました❣️👍

 

 

 

松濤美術館は、言わずと知れた渋谷区松濤、高級住宅地に建つ美しい建築です。

まずは建築を。

私にとって、ここを訪問する理由の半分以上は、建築であります。

 










中に入りましょう。

美しい吹き抜けの写真から。




吹き抜けから空を見上げる。



噴水を見下ろす。



柵のエンブレム⚜️



階段、踊り場。



上から見下ろす。





 

毎回同じアングルですみません💦

これが好きなんですもの、仕方ない😅笑

 

 

 

さて、中原淳一です。

お名前も画風も世に轟いて、知らぬ者はないほど。








でも私、正確には知りませんでした。

戦前・戦中・戦後と、活躍を続けた方なのですね。

感覚の新しさから、てっきり戦後の方だと思っていました。

 

(戦後も活躍したので、間違いではないですが)

 












 

作品は撮影禁止なので、サイトから。



私が懐かしかったのは、この辺りです。↑

昭和の少女(女学生?)に、インテリアや暮らしの工夫を提案するくだり。

私自身はもっと後の世代になりますが、やっぱり昭和の少女で、こんな風な本や雑誌の記事が大好きでした。

 

私が見たあれらは、中原淳一の模倣(あるいは後継)だったのね。

実際の昭和の暮らしは制約が多すぎて、全然オシャレにならないんだけどね😂笑


(当時からインテリアが好きと、今さら気付く。)

 

 

そして個人的に大好きなのは、中原氏が自分のために作った人形たちです。

 



 

ここに全てをご紹介できないのですが、良かったらぜひ会場でご覧くださいね。

そのひとつ(大人の男性と少年の人形)は、この美術館で前にも見たことがあります。

 

 

過去記事


 

 

正直言ってそんなに期待せずに来たのですが。

良質の仕事に、心豊かになりました🥰

楽しかった❤️


庭園美術館の竹久夢二と同様(夢二の方が先ですが)少女に美しい物を、手頃な価格で届け続けた、デザイナー・製作者・プロデューサー、だったのですね。



(とは言え、買ってもらえたのは、中流以上のお嬢様だったはずですが)

 


少女性が露骨に金になる現代と違い、戦前の少女は抑圧される立場でしたから、そこに目を向けた(向け続けた)二人は、大変に現代的だった、と言えるのかもしれません。



過去記事。竹久夢二展。