先輩の恋のロマンス


現実を知る私ですが・・・

その頃にはすでに学年全体に


展子=山田先輩大好き=だけど片思い(ぷげら)


なんて最後くらいは=に斜線を入れたい気分ですが


周りに回った周知の情報という感じでした。


本人が「違うの!」って


いくら言っても信じてもらえない。


思春期なんてそんなもんです。


まぁでも


私の気持ちはもしかして


伝えなくても伝わってるじゃんか(*゜▽゜ノノ゛☆


ある意味ラッキー♪v( ̄ー ̄)v


なんて


またもやポジティブに。


もう大馬鹿ものです。\(*`∧´)/


それはとてもとても大きな


過ちなわけで・・・。



というかですね決して断じて絶対に


そんな分かりやすい態度をとってたわけじゃないのですが


同じ小学校だった男子というのは


ようもそんだけじゃべれますなぁ


ってくらいおしゃべりで・・・


口から生まれたんやろな(ノ_-;)ハア…


そんなこんなで


みんなに広まるとどうなるか!


まずは同じ先輩大好きっ子たちが集まる集まる。


o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪

私片思いほいほいでっせ。


同じ2年2組の先輩を好きな


優香ちゃんと麻由ちゃんとで


2・2同盟なんて結成して、


同じバスケ部に好きな子がいる子とは


瞳ちゃん、アユミちゃんとはバスケ部同盟


そして大人数との乙女と片思い同盟


同盟って流行ってたのかな。


みなさんも入りませんか?(笑)


そんでもって裏切ったら処刑ですが。


なんちゃってー(`∀´)ケラケラ


みんなぁ~私裏切ってないよ!

もち現役で♪


うわーーん・°・(ノД`)・°・←バカ


まぁ仲間が多くなるのは


楽しいこと!


だけど・・・


困ったこともあるわけで。。


というか


私・・・


THEもてなくなったのです!ヾ(。`Д´。)ノ


うわーーん・°・(ノД`)・°・←バカ


いやはや・・・


まるで昔はブイブイ言わせてたような感じですが


元々も決して


もてもてだったわけじゃありません(ぐすん)


でもそんな噂が広まったら


寄ってくるもんも寄ってきまへんで!

ってまいどあり~


そんならじゃあ、いくしかあらへんがなって


そんなんいくとこなんて


山田先輩しか・・・


思いつかない!!(//・_・//)



って悪循環な予感・・・


そんなこんなで


私の勝手な


伝わってるのよねー♪えへ♪


ってな思い込みで


おまけに山田先輩マリ先輩の影があ!


って


もうこてんぱん。


゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o


まぁ今となってはどれもこれも言い訳ですが・・・

思い込みに思い込みが重なったら


もう行き着くところは


天国か地獄かぁ??!!


せーの


「地獄ぅ~ヽ( )`ε´( )ノ」



ぴんぽんぱんぽーん大正解!

ぱとぱち((>д<))



思いなんて


伝えないと


絶対に伝わらない


知ってるくせにぃ


とか、


ごねだって


何を知ってるのか


それすらも


わかんないんです。


きちんと伝えましょう。


言葉で。


きちんと、その想いを。


私も


いつか・・・



伝えたい・・・



なーんて


(=´Д`=)ゞ 受験生がんばってー!








ひょんなことから


委員会まで同じになれたわけですが


とりあえず毎週水曜日の放課後は


委員会なんでぇー(*^▽^*)ゞ 


部活はぁー


先輩も私も一緒にお休み~♪


まぁ間に合うなら(出来れば)同伴で部活動へ♪


いやーーーーんε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ


最高♪


なんて☆


妄想だけは止まることを知りません。


まぁ体育委員なんて


簡単に言いますと・・・


ベルマーク収集委員なんですが・・・


ベルマークかよ!なんて


なめちゃいけませんで。


結構家にあるもんです。


例えばお菓子、


例えばマヨネーズ


例えばキャットフード


裏返せば結構ある!


ってわけで


いっぱい集めたら絶対目立てるにちがいない!!


なんて安易な考えから


ベルマークを家中くまなく家宅捜査し、


地元の友達にも呼びかけ


集めること500点近く。


愛のパワーってすごい!!о(ж>▽<)y


そうするとどうなるか・・・。


それまで「我関せず」みたいだった


クラスのみんなの目の色が変わるんです。


たかが委員が一人で500点??


なら探してやろうじゃねぇーのって!!


v( ̄ー ̄)vやったぁ


おかげさまでクラスのみんなの協力もあり、


先輩どころか学校中に驚かれました。


その時に思ったのが


「集めてくださいね」


ってクラスのみんなにお願いしても


「はーい」


なんてどうでもいいですよってお返事だけで


絶対に集めてくれない!(/_<)


なら先陣きって言い出しっぺが


頑張ってる姿を見せると・・・


ヾ( ̄ー ̄)おいおい・・・


なんて印象にも残って、


結構やってもらえるわけです。


全国の部下に困る上司のみなさん、


まずは自分で動くことが


よろしいのでは??


なんて小娘のくだらん考えはさておき、


先輩にも


「キミのクラス結構すごいね」


なんて誉められ


「いいえ、先輩のためですからん♪」


なんて言いたくてもいえない言葉を


ベルマークに変換して


金の粒を集めるが如く、


必至な毎日でした。


だからこそ


「キミ」


なんてよそよそしい言葉で


明らかに「THE他人」


の響きで呼ばれたのにも気づかず・・・


委員会の時に、


先輩の横で涼しい顔をしていらっしゃる


小雪さんにとってもよく似た


マリ先輩のことなんかは


到底気づけるはずもなく・・・


単なる2年2組から選ばれた


先輩じゃないもう一人の人


くらいにしか思っていませんでした。


異変に気づいたのは


夏も近づいたある日、


山田先輩が委員会で発言していた時の事・・・


私はいつものごとく、


でれでれと


先輩の顔にうっとり(゜ρ゜)


してたわけですが


そんな私を見る視線にふと気づいたんですね。


しかも穏やかではなさそうな


鋭い視線。。。


目があってもそらさない


その念の強さ。


菜穂先輩だけじゃなかったのね。


まままま負けないよっ(((( ;°Д°))))


その視線を跳ね返すだけの三白眼を


みんなオラに三白眼をわけてくれー!!


って


三白眼も完敗。


( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


嫌な予感・・・


あーゆー時の予感って


女は妙に絶対的なんですな。


なななな何よ??∑(゚Д゚)


まままままさか!!(´д`lll)


彼女よね?いや、彼女!?・・・そうやわ!そうに決まってる!!


絶対いやああああああああ(┬┬_┬┬)


わーん・°・(ノД`)・°・


(ノ´▽`)ノ ⌒(呪)



えへ☆


どうしてこうも先輩は


涼しい顔


とっても綺麗な人たちに


人気があるのか・・・


私なんか・・・たぬきのぽんぽこ。


逆立ちしたって敵いません。


その日以来ベルマークも


グリーンマークも


マークパンサーも


皆一緒・・・


(絶対ちゃうけど)




思い込みって怖いんです


どんどん勝手に増えていく・・・


妄想って怖い。


ポジティブに働いているときよりも


ネガティブに向かってる方


ずーーーーっと怖いですね


絶対ダメですよ。


早くそのネガティブ連鎖


断ち切ってください!




そう、、真偽を確かめる目を


持っていなかった私は


結局彼女かどうかも


確かめずに


勝手に自爆することになるんです



まぁ一度や二度自爆したくらいじゃ


わいは絶対倒れまへんで

雑草ばんざーい(。・ω・)ノ゙


ってな私ですが。


それはまた次のお話で。


























です。


入学です。


待ちに待った先輩との


学園ライフ!


中学デビューしてやろうねぇ


なんて電車通学にもドキドキな私たちは


言うだけでミーハー気分いっぱいでしたが


同じ学校から他に2人(男子)も入学していて、


からかわれるのも面倒だしって


そんな中学デビューの夢も


あっさり揺らいでしてしまいました。(弱っ)



愛美とはクラスも離れてしまいましたが


入学式から先輩を探す目は


二人とも


獲物を狙うハイエナそのもの。


ぎらぎら輝きまくり


どっちが主役かわかりません。


だって1年ぶりの先輩でっせ~。


そりゃ確かに菜穂先輩にビデオもらってですね、


ブラウン管ごしには


何度も何度も先輩にはお会いしてましたが


まさしく生生生ジョッキ!生中!


(意味不明)的な先輩は1年ぶり。


テレビ画面の先輩に何度


触ったことか!


静電気いっぱいで、


ある意味感じました(/ω\)←バカ


本物に出会えたときは、


「山田先輩みーつけたっ」


なーんて長年のかくれんぼが


やっと終わりを告げたような


うれしさで・・・


というかその前に実は寂しい事実を知りました。


ヤッホー同じ駅から通学できる~♪


なんて喜びもひとしおだったのですが、


先輩一家、THEお引っ越しで・・・


その夢も儚く散っていきました。


愛美による情報で知る私って・・・遅っ!


「あ、そっか。家近かったんだよ!!

なるほどー駅で待っとけばよかったんだわさ」


なんてストーカーチックに寝ぼけたことを


思い出した私です。


まぁそんなことは置いといて、


ある意味


「えっへんヽ(´ー`)ノ

先輩にちょっと追いつけたなりぃ~」


ってな感じに自分に酔っていたせいか


さらに大事なことを忘れてたんです。


そう、私の勉強漬けの1年の間に、


先輩も「先輩の1年」を過ごしてきたわけで・・・


待ってくれてたわけじゃない

(当たり前)


てかまず待っててねって頼んでませんからね。


そんなこんなでまたまた現実を知ることとなったのは


入学して間もない頃でした。



それはさておき・・・


学園生活はスタートなわけです。


まずは部活動。


るんるん気分で

もちろん私はバスケ部ですがな。


男バス(男子バスケ部)には


山田先輩がいることも


調査済みですし、


まぁ女バス(女子バスケ部)でいいかなぁ


なんて思いながらも門を叩くと


やっぱりいましたヾ(。`Д´。)ノ


菜穂先輩!!


「テンコちゃん絶対うかると思ってた~」


とか白々しいことを聞き流しながらも


「バスケ部入らないと呪ってやるからね」


となんだか恐ろしい脅迫も受け


そしてそして耳打ちされたのが


「山田男バスだよ」


って


「はいはい知ってるから」 


なんて脳内で一人つっこみながらも


「うふふ練習も一緒だよぉ」


なんて甘い誘惑に


あっさり、、ぽっきり、すっぱり、


即座に入部決意。\(*`∧´)/


我ながらやっぱ単純。


「やっぱ山田効果絶大」


なんてワクテカしてる菜穂先輩に


「だーかーらーおめぇもだろぉ」


なんていい返したかったのですが


菜穂先輩には


やはり昨年夏の海より深い、


ご恩があるため


「先輩大好きっす(-_☆)」


オーラ全開で


お得意のすりすりをしてました。


というか、結構不思議と菜穂先輩が


大好きだったんですね。


なんだか憎めないというか。


「好き」といわれると


ライバルでもなんでも「嫌い」


といえない。


というわけでもないんですが・・・


そんなこんなで


菜穂先輩との距離は縮まっていきました。


結局もちろん先輩目当て


で部活もおそろいのバスケに


入った私ですが・・・


小学校と中学校ではレベルが違う!


だってうまい人いっぱいだしぃ・・・

つーか元々下手だし・・・


なんせ練習量が違う!


しかも・・・


男バスは外のコートなのに女バスは体育館って・・・


これって完全に菜穂先輩に


騙されたんじゃないのー!!


ありえねーっつーのぉぉ!

詐欺師だーコルァ!!!


みれるはずの先輩がみれない!!


できるはずの先輩との愛のパスができない!!

(決して予定にないけど)


ψ(`∇´)ψ テンちゃんごめんね~っケラケラ


なんて素敵な笑い声が聞こえそう・・・(ノ_-;)


なーんて計算外なことも起きてしまい、


私の目論見が外れてしまったことは


言うまでもなくで・・・


そうするとどちらを優先するか


先輩を「見る」のか


部活を「頑張る」のか。


はい、はい


絶対主義で前者の勝利!


ってすぐに結論がでるわけです。


だって1年も先輩おあづけなんだもん!


こうなったらメスブタで結構って


なんだかもっともらしい言い訳。


そんなこんなですぐに幽霊部員へと大変身!


のはずでしたが・・・


放課後私の前に現われるのは


なななな菜穂先輩!!率いる軍団ご一行様!


「テンコちゃん今日はいくよねー??」


なんてまた取り巻きの数増えましたよね?


ってわけで無理やり部活動へ


レッツらゴー!Y(>_<、)Y



私の目論見・・・またもや完敗。



一方愛美はというと仲野先輩と同じ卓球部に入り


(うらやましいかぎりの)体育館の中で


しっかり愛を深めておりました( ̄、 ̄*)


さすがですな。


まぁそんなこんなで愛美は幸せそうで何よりでしたが


私に関しては泣きたくても泣けないような


ことばかり。


でもそんなことばかりじゃぁ


恋の神様も暇つぶしにはなりません。

だから少しのミラクルもきちんとわけてくださいました。


そう、クラスでは


委員会を決めるとかで・・・


てか各クラス2名の樹立ですよ。


まだクラスのみんなと打ち解けてもないのに


手挙げる人なんかいませんいません。


そしたら


早く帰りたい


との理由だけで


同じ小学校の男子に


「雪野さんはバスケ部だし、

体育委員がいいと思います( ´艸`)」


などと誰もやりたくないような委員を


嫌がらせのごとく


推薦という名の美学で押し付けられ、


見事全会一致


体育委員になることになりました。


まぁ部活いかなくて済むし


いいかなぁなんて思ってたんですが


なななななんと


2年2組の体育委員のお席・・・


にいるのは・・・


(*/∇\*)キャ (/・。\) チラッ


先輩じゃないですかぁ!!!


あのときばかりは


運命を確信した私です。


しかしその委員会で


私は先輩の過ごした1年


をまざまざと感じることになろうとは・・・


思いもよらず・・・


それはまた次回のお話に。。。