受験戦争期真っ只中の12歳の私。
結論を急ぐわけではないですが
なにわともあれ
晴れて山田先輩や菜穂先輩が待つ
中学に合格できたわけです。
塾や学校の先生生徒一同からは
奇跡だとか、
ありえないとか、
絶対ないと思っただとか、
色々散々めちゃくちゃ言われて
かなりびっくりされましたが
当の本人も結構びっくりなわけで・・・
愛のパワーってさすがよねぇーっ
山田先輩に・・・
会いタタタタ・・・(((ノ~ 〓~)ノ・・いの♪
って思いだけが勝利要因な感じです。
勿論一人だけではございません。
言い忘れておりましたが
愛美も合格できておりました。
二人で合格できたこともすごくうれしかったです。
夏辺りまでは成績は変わらず底辺だったのですが
そんな私たちに、思いがけない
プレゼントが届いたんですヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
私たち二人に勇気と希望とガッツを与えた物・・・
それは一本のビデオテープです。
え?って思いました?
まぁベリーヤングな若者、しかもメンズでしたら、
違う中身のビデオテープで
激しい妄想族になってたかもしれませんが・・(失礼)
これがなかったらまず間違いなく
二人とも合格できなかったです
ってくらいな大切なビデオ。
それは夏休み中のある日の事・・・
塾でだらだら勉強していた私のもとに
ライバル菜穂先輩が遊びにきたわけです。
びっくりどかんで、
まぁ私に用事があってきたわけではないのでしょうが、
ついでに教室に寄ってくれました。
第一声はもちろん
「テンコちゃんD判定なんだって?
絶対に合格は無理ね~(ぷげら)」
って・・・
貴女も相変わらずなのね・・・(ノ_-。)ふんっ!
おいおい、普通いきなりとどめ刺すかぁ?ヾ(▼ヘ▼;)
って感じですが、
帰り際に、
「みてねっ♪」
と言って渡された一本のビデオテープ・・・
題名も何もなく
なんだか嫌な予感だけが漂ってたわけですが
一も二もなく家に帰ってすぐに
セット完了!スイッチオーン!
なわけ
ですよ。
愛美も勿論我が家にきまして・・・
そしたらなななななんとですね・・・
単なる学校紹介のビデオで・・・ヾ(。`Д´。)ノ
がっくり・・・“(`(エ)´)ノ彡☆
勿論すぐに早送りv( ̄ー ̄)v
美しい菜穂先輩は
新入生のコメントみたいなところで
カメラにしっかりキャッチされておりました。
やっぱりね、けっ!ヽ( )`ε´( )ノ
なーんて思ってると
愛美から大音量の悲鳴が・・・!!
愛美のだーい好きな(お名前初登場)仲野先輩がっ!!
がっ!がっ!がっ!ぐわっ!
映ってるわけで。。。
「あ、どーぞどーぞこんなのいらないからあげるあげる。」
ってことで
愛美はそのままビデオを
持って帰ってったわけですな。
すると愛美が帰って数分後、
突然電話が・・・
なななななんと(予想通りかもしれませんが)
山田先輩も映ってるというのです!!
これこそ慌てて今度は私が愛美の家へ・・・
それはそれは
秒数にしてほんの2秒足らずですが
もう半年以上もお目にしてないですが
私にはわかるんです!(って私だけじゃないけど)
美しく輝く七色の山田先輩の後姿!!(私にはそう見える)
後姿しか見てきてない私が
あの逆三角形のシルエットを
間違えるはずもなく・・・
改めて後姿マニアでよかったーと
あの時ばかりは思えました。
(前姿マニアの方がいいに決まってる!)
もちろん、俄然、すんごくやる気が沸きました。
なんて単純☆-( ^-゚)v
ほんの一瞬だけ、最後のコマで
横顔も拝見できたのですが、
そのお姿も
私の知るあの日のままの
変わらぬ先輩のお姿で・・・
私たち二人は
交互にお互いの大好きな先輩のところを
延々巻き戻しながら
その日は泣いたり・°・(ノД`)・°・
喜んだりヾ(@^▽^@)ノ
そして新たに合格を誓ったわけです。
結局はライバルな菜穂先輩に
助けられた形となって
中学に入学した私たちで
そのご恩が身にしみて感じているせいか
菜穂先輩にはしばらく頭が上がりませんでした。
今思うと、
菜穂先輩は
自分が映ってる自慢で持ってきてくれたのか
山田先輩が映ってることをわかって
持ってきてくれたのか
真意はわかりませんが、
今でも我が家にあるその名無しのビデオは
多分これからもずっと宝物で、
あの次の日に、
しっかり塾の先生に、
「志望校の学校紹介ビデオダビングしてください♪」
なんてもっともらしいことを言って
塾でビデオのダビングしてもらった愛美も
今もそのビデオを大切に持っているそうです。
ライバル菜穂先輩、
いや大好きな菜穂先輩
本当に・・・
ありがとう!!
(人-)謝謝
次回は中学生編です。