初めて見る植物です。かなり植物の記録をしてきているのですが、何気ないところに、まだ、記録をしていない植物がありました。
「シャボンソウ、その他の名前は、サボンソウ、ソープワートなど。サポナリア属には20~30種があり、南ヨーロッパに多く自生しています。このうち、最も一般的で代表的な種類はシャボンソウ(Saponaria officinalis)です。ソープワートとも呼ばれ、葉を水に浸してもむと泡立ちます。全草にサポニンという成分を含むためで、古くから天然石けんとして利用されてきました。サポナリアのサポには石けんという意味があります。比較的大型の宿根草で花も美しく、特に八重咲きの品種は房咲きのバラのようです。地下茎を伸ばして広がり、性質も強いので、古く日本に入った一重咲きのものはわが国でも各地で野生化しています。
ほかのサポナリア属には、ツルコザクラ(S. ocymoides)も栽培や利用が多く、コンテナやロックガーデンに使われます。なお、以前はサポナリア・バッカリアと呼ばれていたドウカンソウ(Vaccaria hispanica、V. pyramidata)のタネが、サポナリアの名前で流通していますが、現在は、別属のバッカリア属に分類されています。」(みんなの趣味の園芸)
立秋