毎日の文字練習を、わずか30分だけすると決めると、途切れないで、毎日進めることができるようになりました。準備と片付けの時間を入れても40分と考えると、かつてこぎつね附属小学校で先生をしている時、一コマ40分の授業時間だったと思い出しました。勿論、子ども達のお習字の時間も片付けを含めて40分でした。また、理科学習は、本当に大変でした。理科は2時間続きでも、80分(1時間20分)学習で終えなければいけません。その時間内で、実験や観察の学習(話し合い、準備、実験・観察、結果考察、片付け)を、進めていました。フィールドワークも、国語も、算数も、体育も、40分でした。
そのような超濃密な学習時間を、家の生活にも適応できるのではないかと思いました。こぎつね附属小学校のどの教科の学習も、「導入・めあて5分、追究30分、まとめ・ふりかえり5分」の40分で進めます。学校の学習は、必ず40分で終えないと、専科の先生の学習時間も多くあり、迷惑がかかります。また、子ども達は、10分間の休み時間に、遊んだり、トイレに行ったり、次の学習への移動をしたり、委員会の活動をしたり、専科の先生と連絡を取ったりします。担任の、休み時間への授業の延長は、絶対にしてはいけないのです。神業のように、40分できっかり学習を終える学校生活を続けていました。
この学習生活は、時計を目の前に置き、常に時刻を見ながら、40分で必ず完結してきていました。そう考えると、例えば、今の生活の中の、筆文字練習、英語の本読み、ストレッチ運動、フィールドワーク、家の片付け掃除、公園の世話なども、かつての40分の指導計画のように、時間内で完結するようにした方が、継続性、積み上げ、上達、があるのかもしれません。まずは、時計を目の前に置いて、どんな活動も、「終わる時刻を決めてからスタートする」ことが大切だったなと、反省しました。時間内で終えられないと活動中に分かった場合、どこかで区切りをつけて、途中で終えるようにします。
♫ 禅 ♫