夏の木(榎)と書いて、エノキと読みました。エノキは、夏に関係があるのか、ネットで情報を調べてみました。

 「社寺の境内、公園、山地にきわめて普通に見ることができる。古くから人の生活の近くにあり、地方ごとにまつわる話がある。また一里塚によく植えられた。榎の漢字は、道路脇の大樹が木陰を作るので、夏の木の意味の和字。大木になると、1本でも林のような大きな梢を作る。大木にはなるが、暗い樹林内では育たない。林縁部や新しく開けた場所に多い。樹皮は厚く灰色、または灰黒色で、小さな皮目が多く、ざらざらした感じになる。横方向に皺がより、ゾウの膚のようにも見える。薪炭材としては火力が強く、生木でも燃焼しやすい。

 葉は互生し、左右不同の広卵形または楕円形。縁の上部に鋸歯がある。葉の基部から出る3脈が目立つ。これがエノキの葉を特徴付ける。

★食★オオムラサキ、ゴマダラチョウ、ヒオドシチョウ、シータテハ、アカボシゴマダラチョウ、テングチョウ

 果実は、10月頃に赤褐色に熟す。昔は子供のおやつにされていた。種子は果実に比べると大きく、食べるところが少ない。小鳥の好物であり、広く散布される先駆種があることがうなずける。試しに食べてみると味は無い。

★食★アカハラ、オナガ、カラス、コジュケイ、シメ、シロハラ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、レンジャク」(森のぬくもり木のぬくもり)

 

♫ 文月 ♫