かつて学生の頃、知り合いの書道の先生から擬山園帖という4冊に分冊された法帖を買っていて、今日久しぶりに見ました。買った当時、暫くはお手本にして練習をしていたと思うのですが、すっかり忘れていました。その当時、この擬山園帖について調べる手立てがなかったので、どのような法帖なのか、よく分かっていませんでした。そこで、今頃になって、グーグルサーチで調べてみると、よく理解する事ができました。
「擬山園帖(ぎざんえんじょう)とは、中国・明末清初の書家である王鐸(おうたく)の書を、彼の息子である王無咎(おうむきゅう)が刻した法帖のことです。王鐸の代表的な書作品であり、様々な書体を兼ね備え、その多様な書風を現しています。
◙王鐸・・明末清初の著名な書家で、王羲之や王献之の書を基礎としつつ、鍾繇や顔真卿、董其昌など様々な書法を学び、独自の書風を確立しました。
◙擬山園帖・・王鐸の書を王無咎が刻した法帖で、全十巻から構成されています。
◙特徴・・縦長の連綿体で、一字一字が横に広がり、奔放な筆致と躍動感が特徴です。また、蔵鋒(筆先を包み込むようにして書き出す)を多く用い、重厚で粘りとうねりのある運筆が用いられています。
◙影響・・王鐸の書風は、日本の書道界や会場芸術にも大きな影響を与えています。」(グーグルサーチ)
これからしばらく、この法帖をお手本として、練習していこうと思いました。
♫ 玄関に掲示の書 ♫