新金岡団地のカイヅカイブキで、とげとげの葉を見ました。なぜ、このような葉になるのか、ネットで情報を調べてみました。
「カイヅカイブキの先祖返りといい、幹や太い枝近くまで深く剪定したり、年数が経ったり、弱ったりすると、通常の葉とは違う杉に似た銀葉の針葉(尖った葉)が出る現象が見られます。針状の硬い葉は針葉(はりば)または針形葉(しんけいよう)といいます。これに対し、通常の葉を紐葉(ひもば)または鱗形葉(りんけいよう)と呼んでいます。じつは針葉は幼葉なのです。カイズカイブキは園芸品種のため、さし木で繁殖しますが、基本種のイブキはもちろん種子からの実生もできます。実生のイブキの幼木は最初はすべて針葉が出て、生長と共にやがて針葉はなくなり紐葉となるのです。さし木繁殖で苗をつくるカイズカイブキは針葉はないものの、幹や太い枝近くまで深く剪定すると、徒長枝が出て、その葉が針葉になってしまいます。幼葉に返るため、この現象を「先祖返り」といいます。針葉は勢力が強く生長が速いため、そのままにしておくと、針葉ばかりが目立つようになりますので、幹際や枝際ギリギリで、見つけしだい切り取ってください。」と、書かれてありました。
カイヅカイブキ
紐葉(ひもば) と 針葉