今日は、午後から、清掃工場へ家庭ゴミを持ち込んだので、歩きに出る機会を逃してしまいました。最高気温が34度まで上がっていたので、出かけることを止めました。
昆虫館から預かっているジャコウアゲハの幼虫が2週間前に蛹になり、今朝、その蛹からジャコウアゲハが羽化しました。綺麗な大きな蝶でした。ジャコウアゲハについて、ネットで情報を調べてみました。
「大きさ42~60mm。腹部の赤が鮮やかで特徴的。羽根はまっ黒ではなく、まるで行灯(アンドン)からほんのりと光がもれるようで、メスの方がより透けて明るい。このチョウは妖しい魅力を感じさせる飛び方をする。捕まえて下腹部の匂いを嗅ぐと、ジャコウアゲハという名前の由来になったジャコウの香りがする。幼虫は、鳥が苦手とする有毒性分を含んだウマノスズクサ類の葉を食べる。そのため、鳥に襲われることが少ない。成虫はツツジやアザミ類などの赤い花を好んで蜜を吸う。」(しぜんたんけんてちょう)
「昆虫綱鱗翅(りんし)目アゲハチョウ科に属するチョウ。本州北部より南西諸島の八重山(やえやま)にわたって広く分布するが、その発生地は局部的であることが多く、どこにでもみられるチョウではない。ジャコウアゲハの和名は、これをとらえると強いじゃ香様の芳香を出すことからきている。国外では朝鮮半島、中国、台湾に産する。はねの開張90~110ミリメートル。後ろばねの尾状突起が長く、一見オナガアゲハに似ているが、本種は体に赤色から黄色の毛がある。本州の北部や山地帯では1年に2回(5~6月、7~8月)発生、暖地に向かうにつれて発生回数を増す。幼虫の食草はウマノスズクサ科のつる草で、幼虫の体は円筒形で黒く、腹部第3、4節に白い横帯が並んでいる。蛹(さなぎ)は変わった形をしているのでオキクムシ(お菊虫。番町皿屋敷のお菊の亡霊という伝説に由来している)とよばれる。蛹の状態で越冬する。」(日本大百科全書)
ジャコウアゲハ 羽化
♫ 檀(まゆみ) ♫