今日、こぎつね研究室では、今年初めてツマグロヒョウモンが羽化しました。雄でした。こぎつね研究室には、まだ、たくさん幼虫、蛹がいます。ツマグロヒョウモンについて、ネットで情報を調べてみました。

 「ツマグロヒョウモンは、タテハチョウ科のチョウです。国内では、関東以南の本州から沖縄にかけて、国外では、熱帯から温帯地域一帯に広く分布しています。本来、暖かい地域を好むチョウですから、三重県では夏から秋にまれに見られる程度で、越冬することはありませんでした。ところが、地球温暖化の影響を受けて、1980年代後半頃から三重県内の平地でも越冬して、春から秋にかけてふつうに見られるようになりました。オスの翅は、「ヒョウモン」という名前があらわすようにだいだい色にまだらの黒点模様を持っています。また、メスの翅は、「ツマグロ」という名前のとおり前翅(ぜんし・2枚に分かれている羽の前のほう)表面の先半分が紫黒色で、その中に大きな白紋があります。メスが飛んでいる姿が、ひときわ目立つ美しいチョウです。幼虫の食草はスミレ類で、特に庭園などに多く植えられるパンジーを好みます。博物館の中庭に植えられているパンジーにも幼虫が発生しています。幼虫の体は、黒を中心に濃い赤色の筋と斑紋がある鮮やかな色彩で、体表の突起がいかにも毒々しいトゲのように見えますが、さわっても問題はありません。サナギになる前には、蛹化の場所を求めて移動し、食草付近のほかの植物や石垣のすき間などでサナギになります。また、サナギには突起がいくつもあって、その中に銀色に光って見える部分があります。これは、非常に薄い膜があって、光がうまく反射しているもので、鳥などを驚かせて身を守るためのものだとされています。」(三重県総合博物館)と、書かれていました。

 

 

 

♫ 秋桜 ♫