今日はヒナキキョウソウの写真を撮ることができました。キキョウソウ、ヒナキキョウソウ、ヒナギキョウと、3種類似たものがあり、毎年、混乱しています。

キキョウソウ(桔梗草)は、北アメリカ原産の一年草で、学名はTriodanis perfoliata、別名はダンダンキキョウです。茎は高さ20~80cm、葉は円形で茎を包むように段々につきます。5~6月頃に茎の上方にある葉の脇に青紫の花が斜め上を向くように咲き、その下には閉鎖花があります。花は合弁花で花先は五つに裂け、雄しべも5本あり、雌雄同株ですが雄しべだけが先に熟し、自家受粉を避けています。花の後には円筒形の乾いた果実ができ、熟すと中心部が裂け、そこから小さな種子がこぼれ落ちます。

 ヒナキキョウソウはキキョウ科キキョウソウ属の1年草で、北アメリカ原産の帰化植物です。キキョウソウと同様に紫色の花をつけますが、花冠の裂片がキキョウソウよりも細く、葉は細く三角形です。また、キキョウソウは下から順次上に花が咲きますが、ヒナキキョウソウは普通最上部の花だけ咲き、他は閉鎖花となります。葉が茎を抱いていればキキョウソウ、抱いていなければヒナキキョウソウと見分けることができます。

 ヒナギキョウはキキョウ科の雑草で、日当たりの良い道端などに生えます。花は青紫色で、枝先に1つずつつけます。花茎は細く、立ち上がり、長さは20-40cmほどになり、花は葉のついた部分の枝よりずっと上に出ます。花は上向きに咲き、花弁は漏斗型で長さ5-6mm、先端は5弁に分かれています。花茎に葉がほとんど付いておらずスッと伸びた花茎の先端に花が咲くのが特徴です。」とありました。

 昨年は、おぼえて見分けていたのですが、また、すっかり忘れてしまっていました。

 

 

♫ 立夏初候 ♫