年齢を重ねるごとに、一年が早く過ぎていくとよく言われます。それは、新たなこと、初めての場所に出会わなくなり、いつも通りの道を通り、いつも通りのことをして、いつも通りに食べて寝るだけになるからだそうです。

 自分は、小学生の頃から、家から遠くまで、一人で、また友達と一緒に、歩きに出かけた記憶がいろいろあります。家(生野区:1年生のころ)の近くのとても長い商店街の端はどうなっているのか、学校の前(東住吉区:3年生のころ)の道を真っ直ぐ南へと歩くと大和川の堤防に出るのか、竹内街道(堺市:6年生のころ)を東へと進むと玉手山遊園まで行けるのか、家から(堺市:中学生のころ)法隆寺まで歩いて行けるのか、などなど探路をしてきました。学校の先生になってからは、地質見学で日本各地の山や島や海岸へ、また、海外数カ国の地質見学で国立公園を回りました。家族旅行でも、日本各地へと行きました。さらに、こぎつね小学校の先生をしているころは日本各地へ出張で行くことも多くあり、ホテル周辺、駅周辺の道を歩き回りました。いつもと違う道を常に歩いて、非日常生活を楽しんできました。これからも、やはり新たな道を歩き続けることで、道に迷ってドキドキしながら生活していきたいと思っています。

 

♫ 風信子(ヒヤシンス) ♫