オーストラリアに今住んでいる元教え子のこぎつねから、新年の生き物の写真が送られてきました。今、夏なのだそうです。メールには、「シドニーでは毎年年越しのカウントダウンの花火が上がります。ハーバーブリッジや船の上から約10万発の花火が打ち上げられ、オペラハウスをはじめ、シドニー湾全体が大迫力の花火で照らされました。除夜の鐘を聴きながら新年を迎える日本とは全く違った雰囲気です。日本ではお正月に親戚や家族が集まりますが、オーストラリアではクリスマスに休暇をとり、家族で過ごすようです。オーストラリアのクリスマスと年越し&お正月の過ごし方は日本と真逆のような感じがします。」と書かれています。
① Hibiscus Harlequin Bug(学名:Tectocoris diophthalmus)
ハイビスカスハルキャウンバグは、コットンハルキャウンバグとも呼ばれる昆虫です。ジュエルバグ科(Scutelleridae)に属し、オーストラリアとニューギニアに生息しています。凸状で丸みを帯びた盾のような形をしており、色鮮やかです。性別の違いは色のパターンに表れており、成熟した雌は主にオレンジ色をしています。ハイビスカスやコットンなどのマルバケア科の植物の種を吸汁します。
② lyramorpha roseaの幼虫
Lyramorpha rosea(リラモルファ・ロゼア)は、オーストラリア原産のカメムシの一種で、別名ライチスカンクバグ(lychee stink bug)とも呼ばれます。テントウムシ科(Tessaratominae)に属し、テントウムシに似た姿をしていますが、より大きくなっています。吸汁・穿刺口をもつカメムシで、植物を餌としています。雌は最大42個の卵を産み、その世話をします。
③ ホウオウボク Royal poinciana (学名:Delonix regia)
ホウオウボク(鳳凰木)は、マダガスカル原産のマメ科ホウオウボク属の落葉高木です。オーストラリアでは、ホウオウボクは「ポインシア」と呼ばれています。英名は「Royal poinciana」です。初夏から秋にかけて総状花序を伸ばし、鮮朱赤色で蝶形の花を咲かせます。樹形は笠形で、大きな複葉が多数出ます。ホウオウボクは世界三大花木(アフリカン・チューリップ・ツリー、 ジャカランダ、 ホウオウボク)のひとつで、沖縄県のシンボルにもなっています。中国の伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」が名前の由来で、花が咲いているとき、鳳凰が飛翔しているように見えることからつけられました。熱帯地域では街路樹として植えられ、種子はレイやネックレスなどの素材とされ、土産物として売られています。
④ バオバブの実? (ちょっとわからない)
バオバブは、アフリカ大陸のマダガスカル、アフリカ、オーストラリアのサバンナ地帯に分布するアオイ科の樹木です。樹齢がとても長く、2,000年以上あるといわれています。バオバブの木は地球上で最も大きな木といわれており、セネガルでは「精霊が宿る木」として国のシンボルに制定されています。果実や葉、花、種子など樹木全体を食用として利用することができます。葉は粉末にして調味料として、種は炒ってコーヒー豆のように使ったり、絞って食用油にしたりします。スーパーフルーツとも呼ばれ、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。抗酸化力に優れたビタミンやポリフェノール、食物繊維などを多く含むのが特徴です。
マメ科の植物? さや
オーストラリアの自然について、いろいろ学び直しが出来て楽しみです。また、送って下さいね。