オーストラリアにいる元こぎつねから、自然の写真が送られてきました。今回は、メルボルンへお出掛けしたときに撮影した生き物の写真です。自分も、オーストラリアには行った事があるのですが、そのときは地質見学が中心で、鳥や昆虫や植物の写真は殆ど撮りませんでした。いま、元こぎつねから送られて来る写真で、オーストラリアの自然について学び直しをしています。
①レンジャクバト(学名:Ocyphaps lophotes、英名:Crested Pigeon)
レンジャクバトは、オーストラリアに生息するハト目、ハト科の野鳥です。レンジャクバトは、頭から後ろに向かって細長い冠羽が生えています。体は灰色で、翼の先端は緑や紫の光沢のある色彩をしており、虹彩および眼の周囲が赤いです。オーストラリア全域に生息し、比較的日当りの良い開けた場所を好みます。芝生の上を歩いているのもよく見られます。おもに小群で行動しますが、水辺の周辺などでは大群を作ることもあります。危険を察知して飛び立つときには、羽ばたきで「口笛」のような音を発生させます。
②ビセイインコ(学名:Psephotus haematonotus、英名:Red-rumped parrot)
オーストラリアの固有種。南オーストラリア州東部からクイーンズランド州の南部にかけて生息しています。生息域内では、水辺の近くの森林で生活しているが、開発にも上手く適応し、都市部の公園、農地、住宅街でも見られます。オスは全身がほぼ緑色で腰部が赤く、英名はこの色彩に由来しています。腹部は黄色から黄緑色、くちばしは黒色、尾羽は青みがかった緑色で、下尾筒は白色です。メスはオスに比べ全体にややくすんだオリーブ色で、腰が緑色、下尾筒はオスと同じく白色です。最大の特徴は和名の由来ともなったその鳴き声です。オスはインコ科の鳥には珍しく非常に美しい声で鳴くので、ペットとしても飼われ、飼育下ではさまざまな色彩変異が品種として作出されています。
③ナナクサインコ(学名:Platycercus eximius、英名:Eastern Rosella)
ナナクサインコは、オウム目インコ科に属する鳥類で、オーストラリアの固有種です。オーストラリアの南部とタスマニア島に生息しており、頭から胸にかけて赤く、腹部は黄色ととてもカラフルな鳥です。赤・黄を中心に青・緑などが入ったカラフルな体色と、背中のウロコ模様が特徴の中型インコです。カラーも豊富でシナモン、ルチノー、レッドなど、たくさんの色変わりが作出されています。
④グリーングローザー・シカダ(学名:Cyclochila australasiae)
グリーングローサー・シカダは、オーストラリアでよく知られているセミの一種です。一般的にグリーングローサーとして知られています。オーストラリアの代表的な昆虫の1つであるセミの一種です。体長は約1.6インチ、翼幅は4〜5インチで、さまざまな色の形態が見られます。最も一般的な色は主に緑または茶色がかった黄色です。
⑤タテハモドキ?(学名:Junonia villida)
Meadow argus は、タテハチョウ科に属する蝶の一種でです。オーストラリアでよく見られます。体色は緑がかった茶色や銀色から金色で、側面には茶色や赤褐色の斑点があります。
⑥ブラシノキ(学名:Callistemon speciosus)
ブラシの木(ブラシノキ)は、フトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木です。別名はキンポウジュ(金宝樹)やボトルブラッシュと呼ばれています。オーストラリアが原産で、5月に開花します。花の姿がビンを洗うブラシのようであることから、英語ではボトルブラッシュと呼ばれています。ブラシノキは、やや乾燥した環境を好みますが、日本でも寒冷地以外の地域であれば充分に育ちます。
写真を送ってくれてありがとう。オーストラリアは、これから暑さが厳しくなりますね。夏のクリスマス、新年ですね。
日本では、12月22日は冬至で、寒さが一段と厳しくなります。