こぎつね達は、芋掘りをしているとき、土の中のいろいろな虫を見つけました。詳しくないので、調べてみることにしました。
「ネキリムシ類とは、特定の虫の名称ではありません。 全国に分布するヤガ科に属する害虫の総称で、カブラヤガ、タマナヤガの2種を主体とし、オオカブラヤガ、センモンヤガ、シロモンヤガなどが含まれます。若齢幼虫は主に茎葉を食害し、老齢幼虫は株の根元をかみ切ります。幼虫は散らばって分布し、若齢時は摂食量が少ないため、実害はほとんどないが、中~老齢幼虫になると、生長点を食害したり株の根元をかみ切ったりするため、大きな被害となります。株の根元からの切断は、ネキリムシ特有の加害で、株はそこから折れて枯死する。苗や定植間もない株では1頭の幼虫が一夜のうちに数株を加害し、加害された株は決定的な被害となるので発生量の割には被害が大きくなります。コガネムシ類の幼虫もネキリムシと言われることがあります。コガネムシ類には、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、マメコガネなど多くの種類があります。これらの被害は大きく、多数住み着くと、かなり大型の植物でも枯らしてしまうことがあります。」
「コガネムシの仲間とカナブンの仲間の幼虫は、よく似ています。カナブンの幼虫は堆肥など腐った植物を餌にし、その糞は栄養ある土作りに貢献してくれる益虫といえます。成虫も樹液や腐った果物を主な餌としているのに対し、コガネムシの幼虫は植物の根を餌とします。成虫は植物の花や葉を餌とするため、畑やガーデニングを荒らす害虫といえます。カナブンとコガネムシの幼虫の見分け方は、どちらの幼虫も頭部が黒や茶系で体色は乳白色をしており、見た目はよく似ていますが、土から出した際の動き方で簡単に見分ける事ができます。コガネムシは素早く体制を整えて歩き出すのに対し、カナブンは仰向けのまま移動しようとするのが特徴です。」
園児こぎつね達のお陰で、いろいろ詳しくなります。